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2019年7月20日 (土)

毛の生えた女

Photo_20190720090901

普通、女の人はスネ毛は剃っているものだ。
だから女性の脚と言えば、つるんとしているイメージしかない。


そしてそれはもはや常識のようになっていて、脳は「女性の脚はつるつるである」と思い込んでいる。


だから、たまにスネ毛が生えている女性に出くわすと、脳は混乱して「スネ毛が生えているから、コイツは本当は男なんじゃないか?」と意識に問いかけて来たりする。


しかし、どう見てもその人物は「華奢な女性」にしか見えず、男である可能性は極めて低いのである・・・・・・。


私がこれまでに目撃したことがある、スネ毛を放置していた女性は、全員スカートをはいていてストッキングを着用していた。


生足の女性がスネ毛を放置しているのを目撃したことは過去に一度もない。
さすがに生足だと見た目を気にして、きちんとする女性が多いということなのだろうか。


しかし、いくらストッキングをはいているとは言え、スネは透けて丸見えな訳で、スネ毛が生えていれば一目瞭然である。


しかも、ストッキングをはいているとスネ毛は肌にピタリと密着し、毛と毛が折り重なって余計目立って見えるものだ。
これなら生足の方がかえって目立たないのではないかと思うほどだ。


私が過去に目撃したスネ毛を放置していた女性は、意外なことに若くて綺麗な人が多かった。
「もうそんなこと気にしなくてもいいや」的なオーラを放っている女性は一人もいなかったのだ。


だからスネ毛を放置していることに余計違和感があって、「こんなに綺麗な人がなんで?」と顔とスネを何度も見直さずにはいられなかった。


最近はズボンの方が楽だから、スカートはあまりはかないという女性が多いそうなので、もしかしたら女性のスネ毛人口は私たちが思っている以上に多いのかもしれない。


なぜならスネ毛が生えていたって、ズボンをはいていたら全く分からないからだ。


普通、女性の体毛は男性に比べたらずっと薄いものだ。


しかし、スネ毛を放置している女性を見ると、結構しっかりとした太い毛が、ニョキニョキと生えていることに気付く。


私は毛深い方ではないのだが、「男である自分のスネ毛と、たいして変わらないな~」と感じるほどである。
もしかしたら、「体毛は剃り続けていると、だんだん太く濃くなって行く」というのは本当なのかもしれない。


そもそも一番の疑問は、「なぜスネ毛を放置しているのか」である。


いろいろ考えてみたのだが、結論としては単純に「面倒くさいから」ではないかというところに行き着いた。


毎回、スカートをはくわけではないだろうし、そもそもズボンをはいていたら、スネ毛があろうがなかろうが全く見えないのだから関係ない。


たまにはくスカートのためだけにスネ毛を剃るというのは、確かに面倒くさいだろうな~とは思う。


「ストッキングをはくから、まぁ、いいか」的な感覚なのだろうが、前述のようにストッキングをはいたところで、なんの解決にもなっていないことに早く気付いて欲しい・・・・・・。


Photo_20190720091001  

もう、かなり前の話になるが、CS放送を契約する時に、店頭で対応してくれた若い女性のことを未だに忘れられない。


「そんなに美人だったのか!」と思われるかたが多いかもしれないが、残念ながらそういう話ではない。


まあ、確かに綺麗な女性ではあったのだが、ちょっと衝撃的な光景を目の当たりにしてしまい、その瞬間そんなことはもうどうでもよくなってしまったのである。


で、何が衝撃的だったのかというと、その女性はなんとあごに長いヒゲが生えていたのである。


「あごひげ」と言っても、男性のように真っ黒い硬いヒゲを想像してもらっては困る。


そこは女性なので産毛のような薄くふんわりとした柔らかい毛なのだが、なぜかあごの先端にだけ集中して生えているのが分かった。


しかも、そのあごヒゲはちょっと信じられないくらい長く、あごの先端からスルリと伸びて、女性が動くたびにユラユラと揺れていた。
確か一番長い所で3~4センチはあったと思う。


女性は私に契約内容を丁寧に説明してくれていたのだが、そんな話は耳に入るはずもなく、私は最初から最後まで女性の長いヒゲが気になって仕方がなくて、ゆらゆらと揺れる長いヒゲをずっと目で追っていた・・・・・・。


それにしてもこの女性、こんなにヒゲが伸びているのに気にならないのだろうか。
普通なら周囲の目を気にして、「切ろう」とか「剃ろう」とか考えるのが普通だろう。


こんなにヒゲが伸びているのに放置しているということは、逆に「伸ばそう」と思っているのではないだろうか。
そうでなければ、こんなに長くなるまで放って置くはずがない。


そもそも女性なのになぜひげを伸ばしたいのか謎である。


家族や同僚にも絶対指摘されているはずだと思うのだが、いったいどんなやりとりをしているのかものすごく気になる。


結局、この日は何を説明されたのか、ろくすっぽ分からぬまま、契約書と説明書、パンフレットなどを山ほどもらい、女性のひげについては何も解決しないまま、帰路につくことになったのだった・・・・・・。


中学生の頃、隣の席の女の子に、突然、「わたし胸毛があるんだけど、ちょっと見てもらえないか」とカミングアウトされたことがある。


胸毛と聞いて思わずフレディ・マーキュリー的な画を想像してしまい、「えええ~~っ!」と声を上げそうになり慌てて口をつぐんだのを覚えている。


しかし、彼女の腕や脚を見ても、モジャモジャの毛は見当たらず肌はツルツルとしていて、胸毛だけすごいことになっているなんて、ちょっと想像が出来なかった・・・・・・。


制服のベストを脱がないとシャツのボタンを外せないので、教室では無理だから放課後に人目の付かないところでちょっと見て欲しいと言われ、私はドキドキしながらその時を待っていた。


しかし、私はフレディ・マーキュリーがどうしても頭から離れず、彼女をなんと言って慰めたらいいものか、授業そっちのけで必死になって考えていた。


そして、ついにその瞬間は訪れた。
彼女が1つ2つとシャツのボタンを外して行く。


「そんなに下の方じゃないから安心してね」と言われ、「おっぱいベロ~ンだったらどうしよう!」と期待していた自分がいたことに気付かされ、彼女のその一言で少し冷静になれた気がする。


「これなの、分かるかな?」と彼女が何かをつまみ上げて引っ張っているのが分かった。


「え?」とのぞき込むと、それは白い産毛のような、たった一本の極細の毛で、4~5センチくらいはあっただろうか。


彼女が指を離すと、その毛はまるでくるくると巻き取られて行くように、胸元にスッと戻って消えて行った・・・・・・。


彼女はこれを切った方がいいか悩んでいたらしく、私に「どう思う?」と聞いて来た。


「どう思う?」と言われても困るのだが、私にはなんだか「ありがたい毛」のように思えて、「切らない方がいいと思う」と答えていた。


すると彼女もそう思っていたらしく、「そうだよね」と言いながらニコニコしていた。


大仏様の額にあるほくろのような突起物は、じつは「白毫(びゃくごう)」という毛の塊で、白く長い毛が右巻きに丸まっているものだという。


伸ばすと約4・5mもあり光明を放ち世界を照らすと言われている。
もしかしたら、そんなありがたい毛なんじゃないかという話をしながら、夕暮れの道を2人でゆっくりと歩いて帰った・・・・・・。


彼女と別れ自宅に付いてカバンを下ろした瞬間、「彼女がフレディじゃなくて本当によかったな~」とふと思っていた・・・・・・。


(画像上は花期の長いヤブカンゾウの花、画像下はヤマドリタケモドキというキノコ)

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