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2019年9月 6日 (金)

ぶちまけちゃう人

Photo_20190905084401

私はこれまでじつに様々な物をぶちまけて来た。
今回はそのぶちまけ遍歴をご紹介してみたいと思う。


まず、ぶちまけと言えば、私に限らず一番やりがちなのは、ペットボトルの炭酸飲料だろう。


炭酸飲料を飲もうと思って、自動販売機に小銭を投入し、商品のボタンを押し、「ガチャン!」と取り出し口にペットボトルが落ちて来た時には、もうすでにやばい状態になっていることが多い。


のどが渇いていて、早く飲みたい一心で、急いでペットボトルのフタを開けると、急な発泡が起こり、「あ、こりゃやばいな」と思っている間に、中身がドバドバ吹き出して来るのだ。


不思議なもので、毎回同じように買っているにも関わらず、発泡が起きないこともある。


そういう時はフタを開けた瞬間に、「あ~、もう少し待てばよかったかな」と一瞬思うのだが、結局は何も起こらないのだ。


逆にダメな時と言うのは、「あ~、もう少し待てばよかったかな」と思った時点で既にアウトで、「本当にもう少し待つべきだった・・・」と、びしょびしょになりながら後悔するのである・・・・・・。


どういう訳か、炭酸飲料が吹き出す勢いは、その時によってまちまちで、「ドボドボドボ」とただあふれ出て来るだけのこともあれば、結構な勢いで噴水のように飛び出して来ることもある。


自分の服が汚れるだけならいいが、駅やショッピングモールのように混雑している場所では、他人を巻き込む恐れがあるので注意が必要だ。


いつだったか、抱っこひもで赤ん坊をお腹側に固定しているお母さんが、ジュースの自動販売機の前で、買ったばかりのよく冷えた炭酸飲料を飲もうとしていたことがあった。


そして何気なくフタを開けた瞬間に、中の飲み物が勢いよく、本当に勢いよく、まるで噴水のように「ビュービュー!」と吹き出して来て、赤ん坊が顔面でそれをキャッチするという、コントのような光景を目撃してしまった。


本当のコントなら赤ん坊役は相方なのだが、これは日常の一コマであったため、お母さんは「あ~、ごめん、ごめん!」と慌てて、ハンドタオルやティッシュを駆使して赤ん坊の顔を拭いていたのだが、その赤ん坊は泣きもしなければ、声を発することもなく、ただ、ただ、冷たい目をして虚空を見つめていた。


きっと、将来笑いのとれる人間になること間違いない・・・・・・。


私はポテトチップスなどのスナック菓子もよくぶちまける。


みんなはスナック菓子の袋を手で上手にきれいに開けているので、当然自分もそのように開けられるだろうと思って、袋の口を左右に引っ張って開けようとするのだが、これがどういう訳か、なかなか簡単には開いてくれない。


こんなにしっかりした袋をよくみんなはいともたやすく開けるものである。


しかし、他人に開けられて、自分だけが開けられない訳がない。


そこで更に力を入れて、思いっ切り引っ張るとようやく袋が開いた。


ところが開いたはいいが、その瞬間、中身のスナック菓子は空中に飛び出し、四方八方に散らばって行くのが分かる・・・・・・。


不思議なものでこういう時は、「あ~!」と思った瞬間から、スナック菓子が空中に散らばって行くまでが、まるでスローモーションのように見えている。


スポーツ選手がよく言う、「ゾーンに入っている」状態なのだろう。


今なら大谷翔平の160キロの剛速球だって打てる気がする。


「いったいなんのゾーンだよ!」と自分で自分をつっこみながら、あたり一面に散らばったスナック菓子を、しばし呆然と見つめる。


その後、家族にバレないうちに、床のスナック菓子を両手を駆使して、次から次へと猛烈な勢いで口の中へ放り込んで行く。


その様子はまるで、頬袋にエサのサツマイモをため込んで行くニホンザルのようだ。


ところが、きれいに平らげて、「完全犯罪達成!」などと、心の中で静かに万歳三唱をしていても、やっかいなことにスナック菓子の細かく砕けたザラザラは、床に少なからず残っているもので、結局はスナック菓子を床にぶちまけたことは、いずれ家族にバレてしまう運命なのである・・・・・・。


Photo_20190905084801

菓子パンもよく飛び出す。


最近の袋はだいぶ開けやすくなったが、以前は簡単に「ベリッ!」と開くようなことはなかったので、「あれ、おかしいな、開かないぞ・・・」なんてやっているうちに、袋の口が勢いよく左右に破けて、パンが空中に飛び出し、自分の顔面にぶち当たって、テーブルの上へ落ちて行くことがよくあった・・・・・・。


パンが飛び出す時、自分側に飛んで来た時はいいのだが、横や前方に飛んで行った場合、周りの人をかなり驚かすことになる。


自宅ならば家族しかいないので、「あ、ごめん、ごめん!」で済むが、外出先でこのような状況になるとかなり気まずい。


いつだったか、当時の職場で昼に菓子パンを食べようと、袋を開けようとしていたら、これがまた嫌がらせかというくらい封がかたくて、なかなか開かなかった。


パンが飛び出ることは重々承知していたので、あまり力を込めて開けたくはなかったのだが、一向に開かないので仕方なしに強めに力を入れて、左右に袋の口を引っ張った。


すると案の定、パンは袋の口から、まるでロケットのように飛び出し、前の席に置いてあった、同僚の女の子のトートバックの中へ見事に入って行った。


しかも、パンは縦に立った状態で、頭の先端だけが見えていて、ちょっとおしゃれな外人が買って来たフランスパンのように見える。


しかし、実際のところはミルククリーム入りの大ぶりなコッペパンである。


きっと、トートバックの持ち主が戻って来たら、かなり驚くことだろう。
なんでコッペパンが自分のバックの中に、しかもむき出しの状態で入っているのか。


彼女にとってはもはや謎としかいいようがない光景だろう・・・・・・。


コンビニでフランクフルトなどを買うと必ず付いて来る、ケチャップとマスタードの入ったプラスチックの容器がある。


容器を逆さまにして、指でV字に「パキッ!」と折り曲げることで、ケチャップとマスタードが「ニュルニュルニュル」っと出て来る仕組みになっている。


以前の職場でこの容器の使い方を知らなかった人がいて、どこから中身を出すのか分からなかったらしく、手で摘まむように持ちながら、自分の顔の方に発射口を向けて頭をひねっていたので、「ああ、こりゃやばいな」と思っていたら、本当にやばかった。


その人は自分の顔に向けて、容器を「パキッ!」とやってしまい、その結果、顔面がかなりカラフルな状況となっていた・・・・・・。


さすがの私もケチャップとマスタードをぶちまけてしまうことはないが、たまに容器がまだフランクフルトより遠いのに、先走って「パキッ!」とやってしまうことがあり、暴発して自分のフランクフルトにケチャップとマスタードをかけてしまったことがある。


念のために言っておくが、ちゃんとズボンとパンツははいており、「直」ではない・・・・・・。


(画像上はサルスベリの花。夏の花の印象が強いが、「百日紅」の名前の通り、9月いっぱいは咲き続ける。画像下はノウタケ。秋のキノコシーズンが始まった・・・)

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