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2020年6月20日 (土)

「昭和の商店街」薬局のカエル編

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▲昭和の頃、薬局で買い物をするともらうことが出来たカエルのソフビ人形(左)。ちなみに当時薬局の店頭には、このカエルと全く同じデザインの「店頭カエル」が立っていた。右側は指人形のKEROちゃん。


昭和の商店街の薬局には、入り口に製薬会社のキャラクター人形が必ず立っていたものである。


うちの近所にあった薬局では、入り口に緑色のカエルの人形が立っていて、いつも満面の笑顔でお客さんを迎えてくれていた。


私が子供の頃に見ていたカエルの人形は、黄色い台座のような物の上に、直立不動の体勢で立っていて、顔の部分に触れると、大きな頭をユラユラと揺らす、首振り人形のようなタイプのものだった。


ちなみに洋服などは特に何も身に着けていなくて、素っ裸だったのを覚えている。
まぁ、カエルなので当然と言えば、当然である・・・・・・。


そして私が特に印象に残っているのは、このカエルを背後から見ると、カエルなのに人間のような、いいおケツをしていて、「プリッ!」としたおケツを丸出しにして直立している姿が、なんともかわいらしかったのを、今でもはっきりと覚えている・・・・・・。


ちなみに当時このカエルは、「コルゲンコーワの風邪薬」のCMとリンクしているキャラクターだったらしい。


CMではこのカエルのキャラクターが、「風邪にはコルゲンコーワ!」と連呼していたそうなのだが、正直私はあまり記憶にない・・・・・・。


ただ、薬局で買い物をすると、薬局の入り口に立っているカエルと、全く同じデザインのソフビ人形をもらえたのは覚えている。


このカエルの人形は、「ただでもらえるもの」としては、今では考えられないくらいの大きさとクオリティで、子供の手の平からはみ出すぐらいの大きさは十分にあった。


ところで今だったら、このようなキャンペーングッツは、初めから商品に取り付けた状態で売られているのが普通だが、当時は対象商品を買うと、レジで店の人が手渡ししてくれるシステムだった。


しかも、人形はカウンターの上に並べてあるとかではなく、カウンターの下にしまわれているので、手渡されるまでその存在には全く気付かないため、サプライズ感が強く、子供にはその喜びは一入(ひとしお)だったものだ・・・・・・。


ちなみに画像のカエルのソフビ人形は、私が子供の頃に薬局の入り口に立っていたカエルと全く同じデザインで、長年うちの押し入れの中で眠っていたのを先日ようやく見つけた。


今回、この原稿を書くにあたり、画像があった方が分かりやすいと思い、現役復帰してもらうことにしたのだ。
「プリッ!」としたかわいいおケツをぜひ見てやって欲しい。


ところで調べて見ると、このカエルのソフビ人形は、1967年~1968年(昭和42年~昭和43年)頃に配布されたもののようなのだが、そのころ私はまだ生まれてはいなかった。


それ以降の年も配布されていたのかどうかは定かではないのだが、私が生まれた頃には、すでにカエルのソフビ人形はモデルチェンジされており、なぜ旧タイプのものがうちにあるのか謎としか言いようがない・・・・・・。


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▲カエルのソフビ人形の後ろ姿(左)。「プリッ!」としたおケツがチャームポイント。右側は指人形のKEROちゃんの後ろ姿。


ところで、当時うちの近所の薬局の店頭に立っていたカエルの人形は、調べて見ると、1963年(昭和38年)に初めて登場したようである。


と言うことは、このカエルは、私の生まれるずいぶん前から、薬局の前で健気にお仕事をしていたらしい。


そしてその15年後の1978年(昭和53年)に、薬局の店頭カエルはついに初めてのモデルチェンジが行われている。


とは言うものの、カエルのキャラクターそのものは全く同一のもので、顔や体型には一切変化はなかったのだが、なぜか体勢だけが変更になっていた。


これまでは黄色い台座の上に立っていたカエルが、白地に赤い文字で「kowa」と書かれた四角い台座の上に、ちょこりと腰かけているものに変更になったのだ。


15年間も立ち続けていたのでさすがに疲れてしまったのだろうか・・・・・・。


そして個人的に残念に思ったことは、初代の店頭カエルは、私の記憶ではかなり大きなものだったのだが、2代目のカエルはそれに比べて、一回り以上、体が小ぶりになってしまったことだ。


また、2代目のカエルは台座の上に腰かけてしまったことで、あの「プリッ!」としたかわいいおケツが見えなくなってしまい、そのこともちょっと残念でならなかった。


しかし、幸いなことに、うちの近所の薬局では、初代の大きなカエルを、ずっとそのまま展示し続けていて、その後も2代目に変更になることはなかった。


だから私が2代目のカエルを見たのは、自宅からずいぶん遠い場所にある別の薬局でだった・・・・・・。


で、その後は時代の流れもあって、昭和の商店街にあったような昔ながらの薬局は、町から急速に姿を消して行き、それと同時に薬局の店頭に立っていたカエルも、残念ながら見かけなくなって行ったのだ・・・・・・。


そしてこのコーワのカエルを再び見ることになったのは、2代目のカエルが登場した1978年(昭和53年)から、じつに30年後の2008年(平成20年)になってからだった。


この3代目のカエルは、正にフルモデルチェンジと言ってもよく、なんとカエルがいきなり2人に増えていたのだ。


そして3代目のカエルで特筆すべきは、カエルなのに服を着ていることで、その服装から男の子と女の子であることが見て取れる。


コーワによると男の子の方は「コロちゃん」、女の子の方は「ケロちゃん」と言うそうだ。


更に3代目は顔や体型もすべて見直され、一気に圧縮されてデフォルメ感が強くなった印象である。


ところでこのコロちゃんとケロちゃんは、店頭に立つというよりも、ドラックストアや調剤薬局のカウンターの上に、小さな置物として置かれていることが多いようだ。


店頭に立つ大きなものもあるようなのだが、私は今のところお目にかかったことはない。


そのせいか、初代、2代目の大きなカエルほどは印象に残っていないという人が多いようだ・・・・・・。


しかし、この3代目の「コロちゃん、ケロちゃん」になってから、コーワの商品に「コロちゃん、ケロちゃん」の指人形のおまけが付くキャンペーンが何度かあったので、もしかしたらそのことを覚えている人は多いのではないか。


ところでこのカエルの指人形には意外な歴史がある。


じつは初代の店頭カエルが登場したのは1963年(昭和38年)なのだが、その5年も前の1958年(昭和33年)に、初代の店頭カエルと全く同じデザインの指人形を、薬局で買い物をするともらうことが出来たのだそうだ。


ちなみに私は生まれてもいなかったので、そのことを知る由もないのだが、店頭に立っていたカエルよりも、指人形の方が歴史が古かったなんて、予想もしていなかっただけにちょっと驚きである・・・・・・。


ちなみに3代目の店頭カエルとなった、「コロちゃん、ケロちゃん」にも意外な歴史がある。


彼らが3代目の店頭カエルとなったのは、2008年(平成20年)からだったのだが、じつはコーワのキャラクターとしては、1977年(昭和52年)からすでに登場していて、新聞広告やテレビCMで二次元キャラクターとして活躍していたのだそう。


2代目の店頭カエルが登場したのが1978年(昭和53年)だったので、その1年も前に彼らはもうデビューしていたことになるのだ。


人の記憶とはなんともあいまいなもので、なんだかちょっと意外な感じがするのは、きっと私だけではあるまい・・・・・・。


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