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2020年10月24日 (土)

レジ袋有料化

Photo_20201024085901

2020年7月1日より、それまでスーパーやコンビニで無料で提供されていたレジ袋が有料化された。


その目的はCO₂の排出量を押さえて地球温暖化を防ぐことや、海洋へ流出するプラスチックゴミを削減する効果を期待してのことだ。


ほとんど店では一ヶ月ほど前から、出入り口の目立つ場所に、「7月1日からレジ袋が有料になります」と大きな貼り紙をして注意を促したり、レジで支払いの際に、店員が客の一人一人に説明をしたりして準備を進めていた。


そして6月の1か月間、私たちは行く店、行く店で、レジ袋有料化の貼り紙を目にし、店員からもその都度説明を受けていたので、客によってはもううんざりして、「うるさいな~、もう分ったよ!」などと、店員を怒鳴りつけている者までいたものだ。


だから7月1日からは、「買い物をする時はエコバックを持って行かないと大変なことになる」ということは、誰もがちゃんと分かっていたはずなのだ・・・・・・。


それなのにいざ当日になって見たら、エコバックを持って来るのをすっかり忘れて、買った商品を両手で抱えて持って帰ろうとする人をたくさん見かけた。


ところが商品を手で持って歩くのにはやはり限界があって、バランスを崩して床に買った商品をぶちまけている客もいた。


そんな客にはレジ打ちの店員たちの鋭い眼光が一斉に向けられ、「だから言わんこっちゃない!」と心の中で言い放っているのが、その表情からまざまざと見て取れた・・・・・・。


エコバックを忘れて来ても、お菓子やカップ麺、日用品くらいなら、両手で抱えてなんとか家まで持って帰れないこともない。


ところが弁当や惣菜など、汁やタレが容器から漏れて来る恐れがあるものは、やはりレジ袋がないとちょっときびしいものがある。


また、肉や生魚を買った時も、商品を薄いビニール袋に入れて、それをそのままエコバックに入れるのはちょっと抵抗があるものだ・・・・・・。


野菜の直売所では採れたての新鮮な野菜が買える。


新鮮なのはもちろんいいことなのだが、採れたての野菜というのは、収穫する時にカットした切り口から、野菜が根から吸収した水分が、ボタボタと滝のように流れ出て来ていることがよくある。


このような新鮮な野菜を持って帰る時も、やはりレジ袋がないと非常に困ったことになる。


エコバックを持っているにも関わらず、野菜の根元から流れ出て来る水が止まらないため、両手を「前へならえ!」のように差し出しながら、野菜を持って帰るハメになるのだ。


そしてその間もずっと野菜は、「ボタボタ、ボタボタ」と止めどなくおしっこを垂れ流しているのである・・・・・・。


パン屋でパンを買った時も困る。


パン屋のパンは紙でくるんだ状態で渡されることが多く、それをそのままエコバックに入れていいものかどうか悩むのだが、他に何も持ち合わせていないので、仕方なくそのままの状態でそっとエコバックの中へ入れてみる。


別に素早く入れたところで、結果的には何も変わらないのだが、そ~っと入れた方が大変なことが起こらないような気がするのだ・・・・・・。


Photo_20201024090001

ところでスーパーでは、レジ袋は有料化されたというのに、買った商品を袋詰めするための台に設置されている、ロール状の薄いビニール袋は、なぜかそのまま無料で提供されている。


個人的にはこれではなんの意味もないんじゃないかと思うのだがどうなのだろう。


それだったら、こちらを廃止にして、「レジ袋を普通サイズだけでも残して欲しかったな~」と思うのは私だけではあるまい。


と言うのも、ほとんどのスーパーでは、このロール状の薄いビニール袋は、1サイズしか置いていないため、小さすぎて肝心の入れたい物が入らないのだ。


そもそもレジ袋はダメなのに、なぜこの薄いビニール袋はOKなのか意味が分からない。
そしてそのことを誰も疑問に感じていなさそうなのも不思議な話だ・・・・・・。


よくよく考えてみれば、今までずっと無料で提供されていたレジ袋が、急に有料になるということ自体、納得がいかない話である。


どうしてもレジ袋が欲しい時は、サイズごとに5円とか3円を払って購入することになるのだが、もともと無料だったものに、わざわざ金を払っていると考えると、非常にバカバカしく思えて来る。


本来なら「レジ袋を出さない代わりに、5円とか3円を還元しますよ」というのが、正しいやり方なのではあるまいか・・・・・・。


また、更に納得がいかないのは、レジ袋有料化にかこつけて、手提げの紙袋まで有料にした店があることだ。


もう地球温暖化防止とか、プラスチックゴミの海洋流出削減など、一切関係のない話になって来ている・・・・・・。


そんな中、家電量販店のヨドバシカメラでは、レジ袋が提供され続けていて驚いたのだが、なんでも袋の素材を変更したとかで、「石灰石から生まれた、環境に優しい新素材」が使われているのだとか。


もちろんこれまで通り、無料で提供されていて、こういうちょっと視点を変えた試みは素晴らしいと思う・・・・・・。


レジ袋がなくなって、不便に感じるのは、購入した商品の運搬時だけではなく、レジ袋のその後の役目であった、「ちょうどいいサイズのゴミ袋」がなくなったということも、個人的にはかなり大きなウエートを占めている。


レジ袋は部屋のゴミ箱の内側に被せるのにちょうどいい大きさで、ゴミがいっぱいになったら、そのまますっぽり外して捨てることが出来て便利だった。


また、台所の生ゴミを密封して捨てるのにも重宝していた。


それとうちにはネコがいるので、猫のトイレのネコ砂を捨てる時にも便利だったのだ・・・・・・。


じつはレジ袋はドラッグストアなどに行くと、100枚入りの束になって、商品として普通に売られている。


レジ袋をもらえなくなってからは仕方がないので、私はわざわざそれを買って来て使っている。
もちろんゴミ袋としてである。


店やメーカーの価格設定にもよると思うが、たぶんレジで1枚5円出して買うよりはずっと安いのではないか。


そして「レジ袋有料化」で気付いたことと言えば、「私にとってレジ袋は、本来の目的よりも、ゴミ袋としての利用の方が重要だったのだな~」ということである・・・・・・。


(画像上、秋になるとあちこちで見かけるようになるハギの花。画像下、ゆっくりと木の幹を登って行くハラビロカマキリ)

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