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2023年1月12日 (木)

昭和の恐竜の復元図

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▲昭和の恐竜の復元図をもとに立体化したティラノザウルス。昔の復元図の恐竜は、まるでウルトラマンに出て来る怪獣のように直立していた・・・・・・。

昭和の頃、図鑑に出ていた恐竜は、人のように直立した姿で描かれていた。


例えばティラノザウルスは、尻尾がだらりと垂れ下がり、先端が地面についていて、両脚と尻尾の3点で大地に立っているようなイメージだった。


いま考えると、これはかなりの違和感があるのだが、当時はそれが当たり前だったのである。


そしてこの恐竜の「姿勢」は、当時のゴジラやドラゴン、ウルトラマンなどに登場する怪獣の姿にも大きな影響を与えていた。


これはそれらが当時の恐竜の復元図を参考にして描かれていたからだろう・・・・・・。


また面白いところでは、ネッシーを始めとする首長竜型のUMA (未確認動物)の想像図も、当時の恐竜の復元図にならって、当初は首が直立する形で描かれていた。


1934年にイギリス「デイリー・メール紙」に掲載された、ネッシーのあの有名な写真も正にそうだった。


そしてそれは、いま見ると全くリアリティがないのだが、当時はそれを信じて疑わず、熱狂している人たちがたくさんいたのである・・・・・・。


そして研究が進み、現在では恐竜の復元図は当時と比べて大きく変化した。


私たちが知らないうちに、あの怪獣のような立ち姿の恐竜たちは見ることはなくなっていたのだ。


子供の頃、夢中になって読んでいた恐竜図鑑は、ボロボロになって捨ててしまったが、いま思えば取っておけばよかったなぁと思う・・・・・・。


あの直立した恐竜の姿は、生物の復元という意味では、結果的に間違っていたのだが、恐竜をキャラクターとして見た場合、あれはあれでなかなか味があってよかったと思うのだ。


現在の復元図を元に、恐竜の着ぐるみを作って中に人が入ったら、きっとかなり無理な姿勢を強いられるだろうが、昔の復元図の恐竜なら、少しだけ前傾姿勢にはなるものの、ほとんど普通に立っていればそれでいいのだ。


イベントで大活躍出来るのは、誰がどう見ても後者に違いない・・・・・・。


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▲恐竜がどんな色をしていたのかは、あくまでも想像でしかなく、はっきり言ってよく分かっていない。パンダだって、すでに絶滅していて、化石しかない状況だったら、だれもあんな白黒模様を想像しないだろう・・・・・・。

それに昔の復元図の恐竜は、爬虫類というよりも、イメージとしては怪獣で、その姿はなんだか滑稽に見えてかわいかった。


人はレッサーパンダや、プレーリードック、ミーアキャットなどが立ち上がっているところを見ると「かわいい」と感じるが、これは自分と同じような姿勢で立っている動物に、親しみを感じているからだろう。


私が昭和の恐竜の復元図に魅力を感じるのは、そんな理由があってのことなのかもしれない。


そんな訳で、私は昭和の恐竜の復元図も決して嫌いではない・・・・・・。


そしてこれが最近の復元図になると、恐竜はどの種もかなりの前傾姿勢になり、長い尾は地面につくことはなく、後方にピンと伸びて宙に浮いている。


素人目にはこんなに長く太い尾を、常に宙に浮かせたままキープしていたら、かなりつらいのではないかと思うのだが、身体のバランスを取るためには、どうやらこの方が有効らしい。


そうは言ってもこの体勢は、なんだか筋トレの「片手片足プランク」をしているみたいで、見ているだけできつくなって来るのだが、それって私だけだろうか・・・・・・。


また、私が子供の頃に図鑑で見たティラノザウルスは、全身が硬い鱗で覆われていて、体色は茶色一色に描かれていた。


ところが最近のティラノザウルスの復元図を見ると、なんと体の一部に羽毛が生えているのである。


しかし、羽毛の色柄まではさすがに特定出来ないらしく、それぞれの復元図を描いた人によって、様々に表現されている。


このように羽毛の色柄については、いまのところは想像の域を出ないのだが、「羽毛」というからには、インコのように鮮やかな赤や青、緑や黄色だった可能性も決してゼロではないだろう。


さらに言うなら、もし仮にティラノザウルスの頭部が、羽毛にきれいに覆われていたとしたら、オカメインコやキバタンなどに見られる、冠羽のようなものがあった可能性だってあるだろう。


また、オカメインコのように、頬に丸く頬紅を注したような模様が付いていた可能性だってあるはずだ。


動物や鳥の色柄は、骨の化石からでは判断が付かない。


パンダだって、はるか昔に絶滅していたら、誰もあんな模様を想像したりはしなかったはずだ。


獰猛なワニのような顔だと信じて疑わなかったティラノザウルスに、じつは可愛らしい冠羽があって、ほっぺたに頬紅を注したような、丸い模様が付いていたら、きっとそのイメージは180度変わるだろう。


そして個人的にはその復元図は、ぜひとも昭和の頃に見られた、あの直立型のティラノザウルスで再現して欲しいと思うのだ。


ちょっとその姿を想像してみると、なんだかバカ殿様の恐竜版のように思えてならないのだが、それってやっぱり気のせいだろうか・・・・・・。

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