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2023年12月19日 (火)

消えたコンドームの自動販売機

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▲ジュースの自動販売機がずらりと並ぶ場所に、コンドームの自動販売機が今もかろうじて生き残っていた。ちなみにここは、もともとは酒屋だった場所で、現在は閉店していてすでに営業はしていない・・・・・・。

そういえば、ふと思ったのだが、最近はコンドームの自動販売機をあまり見かけなくなった。


私が子供の頃は、町のあちこちで見かけたものだが、いったいいつの間になくなってしまったのだろう。


もしかしたら、若い世代の人たちは、コンドームの自動販売機なんて、見たことがないのではないだろうか。


私が子供の頃は、薬局や酒屋の店先には必ず設置されていて、商店街の路地裏などにも、ひっそりと置かれていたものである・・・・・・。


当時、コンドームの自動販売機には、必ず「明るい家族計画」というキャッチコピーが大きく書かれていた。


そのこともあって、小学生の頃は、この中に入っているものを買えば、家族旅行の計画でも立てられるのかと思っていたものだ。


また、「計画」という言葉から、夏休みに入る前に書かされていた、タイムスケジュール表みたいなものを連想したりもしていた。


6:00 起床
6:30 ラジオ体操
7:00 朝食
8:00 夏休みの宿題


・・・・・・みたいなアレである。


旅行に行けるのはいいが、あんな面倒くさいものを書かされるのはごめんである。


せっかくの旅行なのだから、自分の好きな時間に起きて、自分の好きなように行動させてほしいものだ。


いまとなってはどうでもいい話だが、仮にそんなものを書かされるシステムになっていたとして、それをいったい誰に提出するというのか・・・・・・。


ところでコンドームの自動販売機が誕生した当初は、煙草の自動販売機を改良して作られていたらしく、当時のものは私の知っているものよりも、かなり大きなものだったらしい。


私が子供の頃によく見かけていたものは、自動販売機というよりも、箱型の発券機のような、コンパクトなものばかりだったと思う・・・・・・。


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▲昭和の頃は、「明るい家族計画」というキャッチコピーだったのだが、現在はおしゃれに「ファミリープラン」と言い換えられていた。まあ、意味としてはいっしょだが・・・・・・。

また、私が子供の頃は、コンドームの自動販売機は、薬局の店先で見かけることがほとんどで、他には酒屋やたばこ屋の店先や、路地裏などでたま~に見かけるぐらいだった。


ところがコンドームの自動販売機が登場した当初は、様々な業種の個人商店の店先に置かれていたようで、薬局の前に置かれるようになったのは、かなり後のことだったらしい。


つまりルーツをたどって行けば、コンドームとは何の関係もない、酒屋やたばこ屋に置かれていたものの方が先だったことになる訳だ。


これについては、なんだかちょっと意外な感じがする。


まあ、考えてみれば、薬局では店内にコンドームがすでに商品として置かれている訳で、普通に考えたら、わざわざ店先に自動販売機を設置する必要もないだろう・・・・・・。


じつはコンドームの自動販売機は、薬局の前に置かれてはいたが、薬局の人が管理していた訳ではなかったようなのだ。


ジュースの自動販売機がそうであるように、商品の補充などは、外から業者が回って来てやっていたようだ。


つまり薬局は場所を貸していたにすぎないことになる。


このため薬局では自動販売機が原因で、店内のコンドームの売り上げが減ることを懸念していたようで、当初は設置を渋っていたらしい。


そして現在では、コンドームはドラッグストアやコンビニなどに置かれるようになり、自動販売機の存在意義自体がなくなり、機械そのものを、もう生産していないのだそうだ・・・・・・。


私が高校生の頃の話だが、以前から教師に目を付けられていた生徒が、授業中に持ち物検査を受けることになった。


なぜ、そんなことになってしまったのかというと、学生服の胸ポケットが不自然に膨らんでいるのを、教師に見つかってしまったのだ。


誰もが「あれはたばこだな」と直感し、このあと彼はまるでヤクザのような風貌をした、生徒指導の先生の元へ連れて行かれ、きつい尋問を受けることになるのだろうと思っていた。


どうでもいいが、なんで生徒指導の先生というのは、「あの顔でよく教員免許が取れたものだ」と思うような人が多いのだろう。


変装でもして大学に通い、免許状の授与申請をしたとしか思えない。


素顔のままだったら、入学すらさせてもらえないのではないか。


で、持ち物検査を受けることになった彼だが、教師から「胸ポケットの中身を出せ!」と言われ、特に抵抗をすることもなく、素直にポケットに入っていたものを机の上に出した。


教師に「なんだこれは?」と尋ねられたが、彼は仏頂面のまま無言を貫いていた。


その様子を見た教師は、「はぁ~っ・・・」と大きくため息をついてから、彼に顔を近付けて、「もう一度聞く。なんだこれは?」と言った。


すると彼は、教師の顔をおもむろに見上げると、「なんに見えますか?」と逆に聞いた。


その態度に教師は少しムッとした様子で、「たばこに決まっているだろう!」ときっぱりと言い放った。


ところがその言葉に彼は、悪戯っぽい笑みを浮かべると、「ざ~んね~んで~した~、コレはコンドームでぇ~す!」と言ってのけたのだ。


その言葉に誰もが「えっ?」と思ったが、よく見れば確かにそれはコンドームの箱のようだった。


コンドームの箱というのは、パッと見た感じ、外国産たばこに似た、ちょっとしゃれたパッケージデザインのものがある。


どうも彼はいつも自分を注意して来る教師をギャフンと言わせたくて、胸ポケットにコンドームの箱をわざと仕込んでおいたらしい。


ところが教師は机の上のコンドームの箱を取り上げると、「コレはコレで問題だ!」というと、彼の腕を取って、生徒指導の先生の元へ連行して行ったのだった。


彼は「えっ、なんで?」という顔をしてこちらを見ていたが、廊下を歩いて行く彼の背中からは、「余計なことをしなければよかった・・・」という後悔の念がにじみ出ていたのだった・・・・・・。
 

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