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2024年5月11日 (土)

ガムの自動販売機

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▲昭和の頃はガムといえば板ガムのことだった。粒ガムが主流となった現在では、このパッケージを見ても、何の商品なのか分からない世代もいるのだろうか・・・・・・。

私が子供の頃は、ガムといえば板ガムのことだった。


それがいつの頃からか、スーパーやコンビニで見かけるガムは、大半が粒ガムに変わっていた。


子供の頃から板ガムに慣れ親しんで来た私としては、粒ガムが発売になった当初は、パッケージを見ただけでは、飴なのかガムなのか、区別がつかなかったものである・・・・・・。


で、この粒ガム、いったいいつ頃から出回り始めたのかというと、ガム大手のロッテでは、1994(平成6)年2月に発売した、「ブルーベリーガムシュガーレス」と「フラボノガムシュガーレス」が初だったという。


しかし、この当時は、まだまだ板ガムが主流で、一般には粒ガムの認知度は低かったようだ。


そしてその後、1997(平成9)年に「キシリトール」が粒ガムで発売されたことにより、粒ガムの認知度が一気に高まり、ガムの主流は板ガムから粒ガムへと変わって行ったのだそうだ。


しかし、子供の頃から板ガムに慣れ親しんで来た私としては、粒ガムの形を見ると、なんだか薬やサプリメントを思い浮かべてしまい、あまり食べたいとは思わなかったものだ。


また、板ガムのパッケージに慣れてしまっていた当時は、のど飴だと思って買ったのに、開封したら中身は粒ガムだったなんてことも何回かあった・・・・・・。


私が子供の頃は、ガムはじつに様々な種類のものが売られていた。


スペアミントやクールミント、ペパーミントをはじめとする、定番のミント系から、ブルーベリーやマスカット、梅やアセロラなどのフルーツ系、また、当時チョコレートや飴などのお菓子によく採用されていた、「コーヒー味」のガムなんてのもあった・・・・・・。


そして、それらは全て板ガムとして売られていた訳なのだが、板ガムはパッケージを開封して、包み紙からガムを取り出すと、なんとも言えない爽やかな香りが、周囲に「フワ~~ッ」と広がって行くのが感じられた。


当時、私が特に「いい香りだな~」と感じていたのは、ブルーベリーや梅、マスカットやアセロラなどの、フルーツ系のガムの香りだった。


不思議なもので、フルーツ系のガムの香りというのは、匂いを嗅いだだけで、まるで本物の果物を口に含んだような、ジューシーな感覚まで舌に伝わって来るような気がしていた。


そしてその香りは、ガムを噛もうとしている自分だけではなく、同じ部屋にいる多くの人が感じることが出来るほど強いもので、匂いを頼りにガムを手に取っている人を探し当て、「そのガム、なんていうガム?」なんて聞いたりするのが楽しかったものである・・・・・・。


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▲板ガムの魅力の1つが包み紙を開いたときの香りだった。特にフルーツ系のガムの香りは爽やかで、香りを嗅いだだけで、口の中に唾液が出て来たものである・・・・・・。

ところが粒ガムになってから、このガムの香りがなくなってしまったような気がするのだ。


その原因はなんだろうと考えてみると、ガム表面の硬いコーティング層がそれを阻んでいるような気がする。


包み紙を開けた時に、フワッと香るあのガムの匂いは、ガムを食べる時の楽しみの1つだったと思うのだが、それをなくしてしまっては、元も子もないのではないだろうか・・・・・・。


粒ガムになってなくなったものといえば、ガムの嚙み心地というか、弾力がなくなったような気がする。


粒ガムは硬いコーティング層が嚙み砕かれて、溶けてなくなってしまうと、妙に軟らかいふにゃふにゃとした噛み心地のガムが現れる。


板ガムの弾力に慣れていた当時は、「なんだこりゃ・・・」と思ったものである。


ガムは噛むためにあるのだ。


弾力をなくしてしまっては、意味がないと私は思う・・・・・・。


で、板ガムがたくさん発売されていた昭和の当時、「ガムの自動販売機」があったのを覚えているだろうか。


仕組みはジュースの自動販売機と全く同じで、硬貨を入れて欲しい商品のボタンを押すと、購入したガムが商品取り出し口にポトリと落ちて来るのだ。


ただ、ジュースの自動販売機と違う点が1つあって、自動販売機の窓から見えているのは、サンプルではなくて、実際に取り出し口に落ちて来る商品そのものだったのだ・・・・・・。


ガムの自動販売機では、5~6種類のガムが売られていて、自動販売機の窓からは、縦に積まれた商品のガムが見えるようになっていた。


このため売れているガムとそうでないガムの様子が客に丸分かりで、それを見て自分が買おうとしていたガムをやめて、残量の少ない人気のあるガムに変更したりする人もいたものだ。


確か1990年代までは「ガムの自動販売機」は見られたと思うのだが、いつの間にかその姿を見ることはなくなっていた・・・・・・。



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