« レコードの思い出 | トップページ | エリマキトカゲブーム »

2025年4月16日 (水)

3秒クッキング「餃子」

Photo_20250416171201

10年ほど前、携帯電話のドコモが、バカバカしくも面白いCMを制作し、公開していたのをご存知だろうか。


ちなみにそれはネットで公開されたCMで、ドコモの高速通信サービスの、「PREMIUM 4G」をアピールするためのものだった・・・・・・。


CMではまず、「3秒クッキング」というタイトルが画面に表示され、「3秒クッキング!」というナレーションと、某局がお昼の時間帯に放送している、「3分クッキング」の音楽が流れ始める。


何だかまるで料理番組が始まりそうなシチュエーションである。


「もしかしてパクリ?」と思っていたところ、CM冒頭のシーンで早速その予感が的中し、どう見ても料理番組のセットであることが判明する。


ちなみにテロップで先生と思われる男性が「吉川貴光」、アシスタントと思われる女性が「片岡明日香」と紹介される・・・・・・。


冒頭で「今日は3秒ギョウザです」とアシスタントの片岡さん。


続けて「材料は豚ひき肉、白菜・・・」と紹介していく片岡さん。


しかし、その最中に先生はさっさとどこかへ行ってしまう。


あっけにとられてそれを見つめている片岡さん・・・・・・。


いつの間にか黒いゴーグルを着けている吉川先生。


アシスタントの片岡さんもゴーグルを着用し、吉川先生が指し示す通りに材料を説明していく。


「塩、胡椒は少々・・・」というものの、なぜか鼓笛隊が使う太鼓のようなものの上に、塩、胡椒が準備されている・・・・・・。


続けて吉川先生が指し示すのは、みじん切りにされたニラとニンニクなのだが、なぜかそれぞれ二等辺三角形を逆さまにしたような、透明な謎の容器に収納されている。


そしてその容器の底からは謎のチューブが伸びている。


「ニラとニンニクはお好みで・・・」と片岡さん・・・・・・。


続けて先生が指し示すのはギョウザの皮なのだが、なぜか弓道の的のように、丸いプラスチックの枠の中に、ピンと張られた状態でセットされている。


「皮はピンと張ります」と、見たまんまのことをいう片岡さん・・・・・・。


PREMIUM 4Gキャノンと呼ばれる装置が紹介され、ひき肉と白菜がそれぞれのレーンにセットされているのが分かる。


どうやらひき肉と白菜は射出後に1つのレーンに合流し、混ぜ合わせられる仕組みのようだ。


射出口を見つめながら、「ここで具材を混ぜ合わせるんですね」と片岡さん・・・・・・。


ようやく調理法の説明が終わり、「あとはボタンを押すだけ・・・」と片岡さんが言い終わらないうちに、突然、「ホワ~~~~ッ!」と雄叫びを上げながら、バックブローで壁のボタンを押す吉川先生。


さらに右手にはストップウォッチを持っており同時にスタートさせている。


どうでもいいが、この人、本当に料理の先生なのだろうか?


本番中なのに、「キャ~~~ッ!」と悲鳴を上げて驚いている片岡さん・・・・・・。


次の瞬間、「バン!バン!」というものすごい爆発音が鳴り響く。


どうやらひき肉と白菜が発射されたようだが、速すぎて何が何だかさっぱり分からない・・・・・・。


Photo_20250416171701

そんなこともあってか、ここからスローに切り替わる。


ひき肉のレーンと白菜のレーンが途中で合流し1つのレーンになっていることが分かる。


そしてまるでバズーカのように具材が飛び出していくのだがスローでもとにかく速い・・・・・・!


続いて自動で太鼓を叩く装置があって、バチが作動して太鼓を叩くと、塩、胡椒が天高く舞い上がる。


その中を一瞬で通り抜けていく具材・・・・・・。


続けて空気の圧力でニラとニンニクを吹き上げる装置が作動。


吹き上げられたニラとニンニクの中を具材が通過していく・・・・・・。


次は弓道の丸い的のように張られたギョウザの皮の真ん中を具材が通過。


スロー再生できれいに包まれていることが分かる・・・・・・。


そしてまるで映画の爆破シーンのように地面から派手に吹き上がる炎。


そしてここからはなぜか野外になっており、先ほどまでスタジオだと思っていた場所は、野外に作られたセットであることが判明する。


あまりの炎の勢いに、「キャ~~ッ!」と叫ぶ片岡さん。


そして炎の中を一瞬で通り抜けていくギョウザ・・・・・・。


ここからカメラに向かって、ギョウザが飛んで来るアングルに。


吹き上がる炎の中を高速で通り抜け、こちらに向かって飛んで来るギョウザ。


炎の向こう側にはスタジオセットにいる2人が見えている・・・・・・。


そしてギョウザを待ち構えていたのは、なぜか野球のキャッチャー。


特殊なキャッチャーミットで、高速で飛んで来るギョウザを見事にキャッチしてみせる。


ミットの中で、「シューーッ!」と湯気が立ち上っているギョウザ。


じつはこのキャッチャーミット、「スチーム式鉄板ミット」という特別仕様の専用ミット・・・・・・。


そしてその瞬間を逃さずに、ストップウォッチのボタンを止める吉川先生。


ストップウォッチを見ると、2.244秒。


なんと3秒かかっていない。


雄叫びを上げる吉川先生・・・・・・。


最後はアシスタントの片岡さん、吉川先生、そしてなぜかキャッチャーもいっしょに、出来上がったギョウザを美味しくいただく。


プロテクターとマスクを着けたままギョウザを食べるキャッチャーを、あっけにとられて見つめる片岡さん・・・・・・。


そして材料のフリップが表示され、「おさらいです。3秒で出来るので、忙しい朝などにもおすすめです」とナレーションが入る。


餃子
(カロリー196.9kcal 塩分1.4g)
豚ひき肉・・・・・・150g
白菜・・・・・・・・4分の1
ニラ、にんにく・・・適量
塩、こしょう・・・・適量
餃子の皮・・・・・・4枚
PREMIUM4Gキャノン1台
トータル制御コンピューター1台
空気圧力調整用機器4台
耐熱ゴーグル・・・・人数分
スチーム式鉄板ミット(餃子用)1個


いくらおすすめされたところで、一般家庭にこんな機材を置くスペースはないし、まず間違いなく通報されるわ・・・・・・。



« レコードの思い出 | トップページ | エリマキトカゲブーム »

エッセイ」カテゴリの記事

CM」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« レコードの思い出 | トップページ | エリマキトカゲブーム »

2025年7月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

にほんブログ村