ファミリーコンピューターロボット
▲「ファミリーコンピューターロボット」は、子供の頃に工作で作ったロボットのようなフォルムで、首と胴は筒状で伸縮式になっていた・・・・・・。
1985(昭和60)年7月26日、ファミコン用の周辺機器として、「ファミリーコンピューターロボット」が発売になった。
いまになってこんなことを書くと、「あの時代にロボット?」とか、「ゲームソフトなんでしょ?」と思うかたも少なくないと思う。
しかし、ファミリーコンピューターロボットは、正真正銘、ロボットだったのである。
ただ、ロボットが単独で動くことはなくて、ファミコンのゲームソフトの、「ブロックセット」か「ジャイロセット」が必要で、あくまでもファミコンの周辺機器という位置づけだった・・・・・・。
で、ファミリーコンピューターロボットの形状についてだが、現代の人型ロボットのイメージとは程遠く、子供の頃にティッシュペーパーの空き箱や、ラップの芯を使って作った、工作のロボットのような、パーツの少ない非常にカクカクとしたシンプルなものだった。
細かく見て行くと、腕については、常時前方に突き出た形になっていて、半月形の胸部と連動していた。
さらに胴は筒状で伸縮し、下半身に関しては、全て一体となっており、ロボット掃除機の形をイメージしてもらえればいいと思う。
最後に頭部については、それこそティッシュペーパーの箱のようだが、一応、前面には光信号を受信するための、大きな2つの目があった。
しかし、鼻や口は一切なくて、あるのは2つの目だけだった。
ちなみに目といっても、人の目のように、白目や黒目があるわけではなく、イメージとしては、カメラのレンズのようなものと思っていただければよいと思う。
そして、その頭部と半月形の胸部をつなぐ首は胴と同様に伸縮式で、伸びると胸部から脚(足)までと同じくらいの長さがあった・・・・・・。
▲「ファミリーコンピューターロボット」は、ファミコン本体とおそろいのカラーリングで、並べておいてあっても、全く違和感がなかった・・・・・・。
で、このファミリーコンピューターロボットがおしゃれだったのは、ファミコン本体とカラーリングが統一されていたことだった。
基本はファミコンのボディ同様、「白」なのだが、両腕と脚(足)の下部は「えんじ」だった。
さらに特筆すべきは、ファミコンはボディ前面に、「FAMILY COMPUTER」という、細長いえんじのシールが貼ってあったのだが、ファミリーコンピューターロボットにも、「FAMILY COMPUTER ROBOT」という、おそろいの字体で、えんじのシールが貼られていた。
なので、ファミコン本体といっしょに置いてあっても、全く違和感がなかった・・・・・・。
で、このファミリーコンピューターロボットだが、インパクトは絶大で、様々な可能性を感じさせてくれたのだが、ゲームソフトとしては、残念ながら、2作品で終了となってしまった。
「スーパーマリオブラザース」から始まる、ファミコンブームの前に発売されたこともあって、いまとなっては、「知らない」という人の方が多いのかもしれない・・・・・・。
そんなファミリーコンピューターロボットだったのだが、発売からじつに15年以上が経過した2000年頃から、様々なゲームの中に、キャラクターとして登場するようになっていった。
「大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ」や「マリオカートDS」では、ファミコン時代の周辺機器であるにも関わらず、なんと隠しキャラクターとして参戦している。
また、「ピクミン2」や「トモダチコレクション新生活」では、「お宝」としてその姿を見ることが出来る。
ファミコン時代を知る者なら、「懐かしい~」となるのだろうが、「ファミリーコンピューターロボット」そのものを知らない、若い世代の瞳には、このキャラクターは、いったいどのように映っているのだろうか・・・・・・。








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