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2025年11月12日 (水)

睡眠学習器SLシータップ

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▲「睡眠学習まくら」で覚えている方が圧倒的に多いと思うが、広告には「まくら」の文字はどこにもなく、正しくは「睡眠学習器」だったという・・・・・・。

昭和の頃には、どんな雑誌にも、必ずといっていいほど、怪しい通信販売の広告が掲載されていた。


学習雑誌の広告で、しばしば見かけたのが、「睡眠学習器」だった。


「睡眠学習まくら」で覚えているかたが多いようだが、正しくは「睡眠学習器」で、広告には「睡眠学習まくら」の文字はどこにもなかったそうだ。


というのも、睡眠学習器は「枕型のスピーカー」で、背面のパネル部分には、黒い4つのダイヤルが並んでいたので、やはり「まくら」というより、「睡眠学習器」で正しかったようだ・・・・・・。


その外見から、これ1つで全てが完結しているように感じるが、じつはこの枕はあくまでも「ただのスピーカー」で、ラジカセから端子を繋いで使わないといけなかった。


さらにそこに流すテープは、教材として付いて来るわけではなく、自分で市販のテープを買って来て、吹き込まなければならなかった。


だからまずは自分が暗記したい内容をテープに吹き込み、枕型スピーカーから出力する。


そしてそれを聴きながら寝るという構図になるわけだ・・・・・・。


「教材のテープが付いて来ない」という時点で、もはや怪しい匂いがプンプンするのだが、じつはこれについては、あえてそうしていたらしい。


自分でテープに吹き込むことで、まずはそこで一度脳に印象づけ、それを睡眠学習器で聴き直すことで、記憶を鮮明にしていくということらしい・・・・・・。


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▲「睡眠学習器SLシータップ」は、発売後に数回モデルチェンジをしているらしく、背面のパネル部分がその都度改良されていたようだ。しかし、残念ながら、私が見ていた広告が何代目のものかは、いまとなってはわからない・・・・・・。

ちなみにここら辺のことについては、「ちびまる子ちゃん」で有名な、さくらももこさんのエッセイ、「もものかんづめ」にも紹介されているので、機会があったら、ぜひ読んでみて欲しい。


で、さくらさんの話によると、この「テープに吹き込む」作業の前に、「覚えようと思う単語を百回くらいずつ、紙に書いて練習してください」と説明書きには書かれていたというのだ。


ということは、まずは紙に書いて覚え、次にテープに吹き込む作業で発声して覚え、最後は睡眠学習器で聴いて覚えるという、3段構えになっていたということらしい。


「それって、本当に睡眠学習なんだろうか?」という気がしないでもない・・・・・・。


ちなみにこの「睡眠学習器SLシータップ」だが、1966(昭和41)年12月の発売当時の価格は、14800円だったという。


当時は大卒の初任給が24900円の時代。


現在でいうなら、なんと10万円を超えるシロモノだったことになる・・・・・・。


それなのに、この「睡眠学習器SLシータップ」のターゲットは、中高生だったというのだから驚きだ。


確かに昭和の頃は、「中一時代」とか「高一コース」などの学習雑誌に広告が載っていたが、睡眠学習器は学生が買えるような代物ではなく、正確には彼らの親がターゲットだったのではないだろうか・・・・・・。


ちなみにこの「睡眠学習器SLシータップ」は、数回モデルチェンジをしているそうで、前述のさくらももこさんが購入した際には、なんと38000円もしたそうだ。


私が見ていた広告は、そのさらに後の時代になるのだが、恐らくそのくらいの値段だったのだろうと思う・・・・・・。


私は広告に出ていた睡眠学習器がいくらだったのかなんて全く覚えていないが、親にその広告を見せようとも思わなかったところをみると、その値段を見て、「こんなの買ってもらえるわけがない」と、早々に判断したのだろう。


それに私は勉強嫌いだったので、「こんなものに投資するのは、金をドブに捨てるようなものだ」くらいにしか、思っていなかったのかもしれない。


普通に考えて、38000円も出して、寝心地の悪そうなまくらを1つ買うなら、そのお金でファミコンのゲームソフトを数本買った方が、よほど有意義な時間を過ごせると思うのは私だけだろうか・・・・・・。


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コメント

私も、この枕の広告の記憶があります。
欲しいとも、思いませんでした。
記憶力は良かったので、忘れない物と忘れても良い物は当時の年齢並に判断していたかと。
ただ当時に読んだ本は、今でも新鮮に読めます。

一般人さん、こんばんは。
やっぱり昭和世代なら、どこかで必ず見ている広告ですよね。
個人的には欲しいというより、その効果が本当なのか知りたかったです。

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