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2026年1月

2026年1月28日 (水)

魔法瓶

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▲昭和の頃に主流だった水筒型の魔法瓶。当時のものはマイボトルではなくファミリーサイズで運動会の定番だった・・・・・・。

魔法瓶をご存知だろうか。


最近ではその呼称をあまり使わなくなってしまったので、ピンと来ない人も少なくないかもしれない・・・・・・。


魔法瓶は保温(保冷)性を高めるために、内ビンと外ビンの二重構造になっており、その間を真空状態にすることで、熱の移動を防ぎ、長時間の保温や保冷が出来るようになっている。


しかし、当初のものは、内ビンがガラス製だったので、落とすと割れてしまうという欠点があった。


そこで開発されたのが、ステンレス製の魔法瓶で、これが後のサーモスとなる・・・・・・。


魔法瓶には持ち運べる水筒型と、据え置いて使うポット型があった。


水筒型のものは、時代と共に衝撃性能が向上し、アウトドア用品の定番に。


そして据え置き型のものは、湯沸かし機能が付加されて、電気魔法瓶と呼ばれるようになった・・・・・・。


魔法瓶で私が一番印象に残っているのは、ファミリーサイズの水筒型のもので、昭和の頃は運動会の定番だった。


当時は運動会のお昼は、校庭にレジャーシートを敷いて、家族で食べるスタイルだったので、水筒も現在のようなマイボトルではなくて、ファミリーサイズ仕様だった・・・・・・。


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▲水筒型の魔法瓶はフタがコップになっていて、外蓋の内側にもう一つ小さめのフタが隠れていた。中のお茶を飲みたいときはこのフタに注いで飲むようになっていた・・・・・・。

また、当時の水筒型魔法瓶の特徴として、フタがコップになっていたことがあげられる。


フタは大小2つのものが被せられていて、外側の大きなフタは、本体と同色になっていて、文字通り、水筒の外蓋にもなっていた。


そして、その内側にもうひとつ小ぶりなフタが隠れていて、こちらは分かりやすくいうと、炊飯器に付いている、米の計量カップのようなものだった。


水筒に入っているお茶や麦茶を飲みたい時には、この2つのフタに注いで飲むのが、当時の定番のスタイルだったのである・・・・・・。


ところで、この水筒型の魔法瓶、うちにあったものは緑色で、友達の家にあったものも緑色だった。


このため、当時の私は、この魔法瓶は緑色のものしかないと、信じて疑わなかったのだが、どうやら青色や赤色、黄色など、色のバリエーションもあったようである。


しかし、私の周りでは、なぜか緑色のものを使っている家族しか見たことがなくて、これはいったいどうしてなのかと、今更ながら不思議でならない・・・・・・。


ところで現在の水筒は、マグボトルという直飲みタイプが主流になった。


直飲みなので、もちろんマイボトルということになる・・・・・・。


そしてこのことに大きく関わっている出来事が、1996(平成8)年に登場した、500mlのペットボトルなのである。


500mlのペットボトルが登場するまでは、2リットルペットボトルを直飲みしたりすると、「ラッパ飲み」などといわれ、行儀が悪いとされていた。


それが500mlのペットボトルの登場により、その概念そのものが、いつの間にか消えてなくなり、魔法瓶(水筒)も直飲みスタイルがポピュラーになっていったのである・・・・・・。



2026年1月21日 (水)

ムラサキカガミ

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昭和の頃、「ムラサキカガミ」というワードが話題になったことがあった。


確か「ムラサキカガミという言葉を、20歳の誕生日まで覚えていると死ぬ」とか、「呪われる」とかいわれていた・・・・・・。


で、当時はあまり深く考えることなく、「怖い話」とか「都市伝説的なもの」と、勝手に理解していたように思う。


しかし、よくよく考えてみると、怖い話や都市伝説なら、「ムラサキカガミとはいったい何なのか?」ということについて、詳しく語られていなければおかしいと思う。


ところが私が小学生の頃には、そのようなストーリーについては、何も語られていなかったと思うのだ。


何の理由もなく、「ムラサキカガミという言葉を20歳の誕生日まで覚えていたら死ぬ」などといわれても、誰がそんなことを信じるというのか。


そんなこともあって、友達から「ムラサキカガミという言葉を、20歳の誕生日まで覚えていたら死ぬんだって!」と聞かされても、翌日や翌々日、長くても1週間ぐらいは、「あ、今日も覚えているぞ」とか、「まだ覚えているぞ。やばくねえか?」なんて思ってはいたが、そのうちにいった方も、いわれた方も、すっかり忘れてしまっていたように思う・・・・・・。


そもそもの話、ムラサキカガミとはいったい何なのか。


多くの人は、「きっと、紫色の鏡に違いない」と、勝手に思い込み、「うちには紫色の鏡なんてないから大丈夫だ」なんて、「ホッ」と胸をなで下ろしていたりしたものだ・・・・・・。


しかし、ムラサキカガミが、紫色の鏡のことだなんて、誰もひと言もいっていないのだ。


もしかしたら、「村崎かがみ」さんという人なのかもしれないではないか。


そこでムラサキカガミが何なのかについて、ちょっと調べてみることにした・・・・・・。


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すると驚くべきことに、ムラサキカガミにはちゃんとしたストーリーがあったことが分かった。


これについては、地域によっていくつかのバリエーションがあるようだが、大きく関東版のストーリーと、関西版のストーリーに分けられるとのことなので、それぞれご紹介してみたいと思う・・・・・・。


関東版のストーリーでは・・・・・・、


誕生日に素敵な鏡をもらった女の子がいた。


ある日、ふと思いついて、その鏡を紫色の絵の具で塗った。


しかし、自分が思っていたようにはいかず、元通り、絵の具を拭き取ろうとした。


ところが、絵の具はどうしても拭き取ることが出来なかった。


女の子はそのことを後悔し続けて、ついには病気になってしまう。


そして20歳の誕生日を迎える前に、女の子は亡くなってしまった。


女の子は亡くなる時、「紫の鏡・・・、紫の鏡・・・」とつぶやいていたそうだ・・・・・・。


もう1つ、関西地方のストーリーでは・・・・・・、


紫色の鏡を大切にしていた女性がいた。


女性は成人式を控えていたのだが、交通事故にあって亡くなってしまう。


女性の親は大切にしていた鏡を棺に入れてあげようとしたが、どこを探しても見つからなかった。


その後、女性のことを悪くいっていた友人がなぜか失踪。


そして、どういうわけか、その友人の部屋から、紫色の鏡が見つかる・・・・・・。


以上のことから、ムラサキカガミが紫色の鏡であることは、とりあえず分かった。


しかし、この話がどうやったら、「ムラサキカガミという言葉を20歳の誕生日まで覚えていたら死ぬ」につながって来るのかについては、いっさい何も分からなかった。


さらになぜこのストーリーが、私が小学生の頃に語られていなかったのかについても分からず仕舞いだった。


バックボーンとなっているストーリーを知らなければ、ただの意味不明な戯言でしかない。


だからこそ、私たちは死なずに済んだのかもしれないけれど・・・・・・。


(画像上、極寒の冬空のもと、ソシンロウバイの花が咲いている・・・・・・。画像下、冬に活動している昆虫の1種、ナミスジフユナミシャクのオス・・・・・・)






2026年1月14日 (水)

ピンクのレオタード

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▲ファミコン版「ドラクエⅣ」のパッケージ。主人公なのにその悪人顔が大いに話題になったパッケージでもある・・・・・・。

ファミコン版の「ドラクエⅣ」で、初めて登場した装備に、「ピンクのレオタード」がある。


これまで女性専用の装備といえば、水着が定番だったのだが、ドラクエⅣで初めてレオタードが採用されたことになる。


ちなみにレオタードとは、バレエやエアロビクス、体操競技などで着用する、身体にピッタリとフィットするウエアで、誰もが一度は見たことがあると思う・・・・・・。


ドラクエⅣに登場する、「ピンクのレオタード」は、いわゆるスポーツ競技で着用するレオタードとは、見た目からしてちょっと違っていて、レオタード界の常識を覆すようなデザインになっている。


ドラクエⅣの「ピンクのレオタード」は、文字通り、ピンクのレオタードなのだが、レオタードにも関わらず、「へそ出し」スタイルになっている。


ちょうど胸のすぐ下あたりから、へその下あたりにかけて、楕円形に大きく肌が露出するデザインになっているのだ。


そして胸のあたりには、中央に赤い宝石をあしらって、白い羽を広げた装飾が施されている。


いわゆるロトの紋章のようなデザインといえば、イメージしやすいだろうか。


そしてピンクのレオタードは、背中側も大きく肌が露出するデザインとなっており、これで防具の役割を果たすのか、はなはだ疑問である。


しかし、どういうわけか、ピンクのレオタードは、銅の鎧をもしのぐ、高い守備力を誇っていて、アリーナにとっては、これが最強の鎧(鎧じゃないが・・・)ということになる・・・・・・。


こんな裸同然のレオタードのどこに、そんなに高い守備力があるのだろうと思っていたところ、公式ガイドブックにその秘密が解説されていた。


なんでもピンクのレオタードは、魔力を封入した繊維で出来ているため、見た目よりはるかに丈夫なのだそう。


「はるかに丈夫」なのは大いにけっこうなのだが、大きく肌が露出している部分については、もはやどうにもならないと思うのだが・・・・・・。


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▲ファミコン版「ドラクエⅣ」の取扱説明書。こちらはキャラクターがデフォルメされていて、かわいらしい感じに仕上がっている・・・・・・。

ところで、この「ピンクのレオタード」、どこかで見たことがあるような気がしていたのだが、MSX2版のドラクエⅡに登場する、「あぶない水着」のデザインによく似ていた。


MSX2版のドラクエⅡの「あぶない水着」は、入手時に大きな一枚絵が準備されていて、その絵を見ると、やはり「へそ出し」スタイルの水着で、胸の下から恥骨の上あたりにかけて、大きく菱形に肌が露出している、かなりきわどいデザインだった・・・・・・。


で、この「ピンクのレオタード」だが、べつに隠しアイテムとかではなくて、女の園といわれる「ガーデンブルク」で、普通に売られている。


さらにガーデンブルクの兵士は、全員がこの「ピンクのレオタード」を装備しているというからたまらない・・・・・・。


ちなみに「まほうのかぎ」を入手した後は、夜間、エンドール城のモニカ夫妻の部屋に忍び込むことで、無料で1つは入手することが出来る。


早い話が泥棒である。


「世界の救世主である勇者様御一行が泥棒とはいったい何事か!」と怒られそうだが、この世界ではなぜか何とも思われないようなので非常に助かる。


ちなみにリメイク版になると、モニカ夫妻の部屋では、これに加えて、「あみタイツ」も入手出来るようになる。


モニカはこんなものを着用して、いったい何をしているのだろう。


魔王を倒して世界に平和が訪れたら、ちょっと拝借させてもらった、「ピンクのレオタード」、「あみタイツ」に加えて、「うさみみバンド」を買い足して、モニカさんにお礼にうかがおうと思う・・・・・・。



2026年1月 7日 (水)

レポーターとかみ合わない話

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私はテレビを見ている時は、平行して何かをしていることが多い。


例えば本や雑誌を読んでいたり、スマホを見ていたり、ネコと遊んでいたり、その時によって様々だ。


「それではテレビを見ているとはいえないんじゃないか?」と思われるかもしれないが、テレビの音声はちゃんと耳で追っているので、見たい場面になったら、テレビの方へ視線を向ける。


逆に自分にとって、どうでもいい場面では、なんとな~く聞いているので、出演者が何といっているのか、聞き取れなかったり、聞き間違えることが多い・・・・・・。


その日、私は仕事の休憩時間にテレビの音声に耳を傾けつつ、雑誌をペラペラとめくっていた。


どうやらテレビでは観光地のレポートをしている様子だった。


私にとっては特別興味のある話題ではなかったので、視線は雑誌のページに落としたまま、テレビの音声をなんとなく聞いていた・・・・・・。


するとテレビのレポーターは、「まず、私が驚いたのは、このあたり、意外なくらい、ハイハイのかたが多いんですね」といった。


「ハイハイのかた」とはいったいどんな人のことを指しているのだろうか。


一瞬、おかしな表現を使うレポーターだなと思ったのだが、「ハイハイをする人」といえば、赤ちゃんしかいないではないか・・・・・・。


私は視線を雑誌に落としたまま、いっしょにテレビを見ている里帆さんに、何気なく、「そんなに赤ちゃんが多いんだ?」とボソッと聞いた。


里帆さんは弁当を食べていたので、たまご焼きを口に頬張りながら、「はい?」と聞き返してきた。


そこで私は、さっきレポーターが、「ハイハイのかたが多い」って、いってたじゃんと説明をした。


すると里帆さんは、「ハイハイのかたじゃなくて、海外のかたっていってたんですよ」と、手で口元を隠しながらいった。


なんだそういうことかと、一人納得していると、テレビのレポーターは、ここぞとばかりに、さらにたたみかけて来た・・・・・・。


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「それではこちらの、普段はドンペリのパイプをされているというかたに、お話を伺いたいと思います」


ドンペリのパイプとはいったい何のことだろう。


合法なものならいいが、言葉の響き的には、かなりやばそうな感じがする。


そこで私はすぐに里帆さんに、「ドンペリのパイプなんて、テレビでいっちゃっていいのかね?」と聞いた。


「はい?」


だから普段はドンペリのパイプをされているって、いってたじゃん。


里帆さんはミートボールを口に頬張りながら、「ドンペリのパイプってなんですか?レポーターの人は、コンビニのバイトをされているっていったんですよ」といった・・・・・・。


レポーターはそのバイトくんに、さらにインタビューを続けていて、「もしかして、学生さんですか?」と聞いた。


するとバイトくん、「坊さんです」と衝撃のひと言をいい放つ。


私は反射的にテレビの画面を見たのだが、彼は髪の毛を剃っていないし、どう見ても普通の学生という印象だ。


私は思わず里帆さんに、「あいつ、坊さんだってよ!」といっていた・・・・・・。


すると里帆さん、口に入れていたミニトマトを、「スポン!」と発射。


ゲラゲラ笑いながら、「坊さんじゃなくて、高3ですっ!」と、私に何とか告げると、飛び出したミニトマトを、笑いながら探し始めた・・・・・・。


ところでこのバイトくん、流暢な日本語を話してはいたが、日本人でないことは明らかだった。


そして恐らく多くの視聴者が気になっていたであろうそのことを、レポーターがついにバイトくんに聞いてくれた。


「どちらのご出身ですか?」という問いに、バイトくんはこう答えた。


「完全ちんちんです」


私は慌てて里帆さんにそのことを尋ねた。


すると里帆さんは、飲みかけていたお茶を見事な霧状にして吹き出し、私にバイトくんは「アルゼンチン人」であると教えてくれたのだった。

 

その後、休憩所を掃除するのを手伝わされたのは、もはやいうまでもない・・・・・・。


(画像上、ハルサザンカが見ごろになった・・・・・・。画像下、寒に入り、連日霜柱が立っている・・・・・・)



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