ページがめくれない
最近、手指の乾燥がいちじるしい。
ちなみに空気が乾燥している冬だけの話ではなく通年である・・・・・・。
手指が乾燥していると、日常生活に支障が出る。
例えば、朝、新聞を取りに行き、新聞を読み始める。
ペラペラとページをめくり、自分の見たい面を探すのだが、なぜか最後のページまでめくり終わってしまう。
「あれ?」と思い、もう一度チャレンジするが、なんだか新聞の厚みの割にページ数が少ない気がする。
そこで新聞を床に置いて、ページの端っこを爪で引っかけるようにして、1枚ずつはがしていくと、ようやく見たかったページが現れてホッとする。
どうやら手指が乾燥しているのが原因で、ページが重なったままでめくっていたようだ。
新聞販売店に、「ページが抜けているよ」などと電話をしなくて本当によかったと思う・・・・・・。
新聞と同様に本のページも重なったままめくっていることがある。
文章のつながりが自然だと、そのことに気付かずに、そのまま読み進めてしまい、先のページで意味が通じなくなり、「そんな話題、書いてあったかな?」と思い、数ページ戻って、ようやく気付くなんてことも多々ある。
私の場合は、「前述のように・・・」という記述で、「あれ?」と思い、ページを戻ることが多い・・・・・・。
本以上にやっかいなのが雑誌である。
漫画雑誌のような紙質ならまだいいのだが、比較的カラーページの多い、薄い紙質の雑誌は、ページとページがピッタリとくっついてしまっているように感じる。
そして、知らぬ間に、2~3ページくっつけたまま、めくってしまうことも少なくないのだ。
そして、その都度、「あ~~、もうっ!」などとイライラしてしまうのである・・・・・・。
子供の頃、自分の親も含めてだが、世の中のおじさん、おばさんは、本や雑誌のページをめくる時、下唇の内側に、「チョン」と指を当てて、少し湿らせてからめくっていた。
当時子供だった私は、「きたねえな~」などと思っていたものだが、いまになってみると、「ああ、そういうことだったのか!」と納得出来る。
そうはいっても、自分もマネをしてやってみようなどとは、これっぽっちも思わないが、当時は一定の年齢以上の人は、みんなやっていたような気がする・・・・・・。
じいさん、ばあさんに至っては、力仕事をする時などは、手が滑らないように、手の平に少量の唾を、「ペッ!」と吹きつけていたりしたものだ。
ここまで来ると、もはや汚いどころの話ではない。
そういえば、最近はそんな光景は、もう見なくなった気がする・・・・・・。
紙以上にめくるのが大変なのがビニール袋だ。
ゴミを捨てようと、ポリ袋の口を探すのだが、上下どっちも開かずに、「これ、不良品じゃね?」などといいだす始末。
新聞のページを開く時に、爪でカリカリして成功していたので、その技をポリ袋でも使ってみるのだが、どうもうまくいかない。
「あれ~、おかしいな~」などと思っていると、ポリ袋の下部にあるベロをみつけてしまい、「逆さまじゃねえか!」と自分に切れたりする・・・・・・。
そしてポリ袋を正しい向きに戻して、再チャレンジするも、それでもポリ袋はペタリとくっついたままびくともしない。
そこで最後の手段として登場するのが、セロテープやガムテープなどの粘着テープだ。
これをちょっとだけ切って、指輪状にして指にはめ、両側から引っ張ると、見事なまでに、お口パッカ~ン!
まるで特大の場外ホームランを打ったような気分で、両手を天に突き上げる。
子供の頃には思ってもみなかった、未来の乾燥した自分がそこにいた・・・・・・。
(画像上、畑の片隅でニホンスイセンが咲いていた・・・・・・。画像下、季節の和菓子、うぐいす餅・・・・・・)








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