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2026年3月

2026年3月25日 (水)

アポロ

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▲左側のパッケージは見慣れないと思うが、1966(昭和41)年の発売当初のもの。現在は右側のパッケージデザインになっている・・・・・・。

「アポロ」は1966(昭和41)年8月7日に、明治製菓から発売になった粒チョコレートだ。


きのこの山やたけのこの里と並び、明治を代表するチョコレート菓子で、2026(令和8)年現在で60周年を迎える。


一般的にいって、お菓子のライフサイクルは、そのお菓子を食べ始めた子供が成人するまでの20年間といわれている。


それを考えると、「アポロ」は超がつくほどのロングセラー商品といっても過言ではないだろう・・・・・・。


「アポロ」といえば、円錐形の独特な形をしており、その周りを囲むように、縦にすじ模様が入っている。


じつはこの「アポロ」の形状は、1969(昭和44)年7月21日に、人類初の月面着陸に成功し、同年7月24日に地球へ帰還した、アポロ11号の司令船がモチーフとなっている。


ただし、明治製菓が「アポロ」を商標登録したのは、1966(昭和41)年のことで、当初はギリシャ神話の太陽神、アポロンに由来していたといわれている。


ということは、明治製菓が「アポロ11号の月面着陸ブームにのっかった」ということなのだろう。


じつはお菓子業界では、この「ブームにのっかる」ことは、決して珍しいことではなく、他にもいくつか思い浮かぶものがあるのだが、それらについてはまたいずれということで・・・・・・。


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▲幅広い世代にお馴染みのアポロのこの形は、1966(昭和41)年から全く変わっていない。遠足の定番のお菓子のひとつだった・・・・・・。

で、「アポロ」といえば、上部の尖った部分はイチゴ味のチョコレート、広がっている下部の方はミルクチョコレートになっている。


じつは時期については定かではないのだが、この上下のチョコレートを逆にした、「逆さアポロ」が稀に入れられていたことがあったらしい。


詳しい混入率などは不明だが、「相当レア」な確率だったそうだ・・・・・・。


レアといえばもう1つ、「アポロ発売50周年」のイベントとして、「ラッキースター」と呼ばれる星形のアポロが入れられていたこともあった。


現在も入っているのかどうかは定かではないが、当時は「ラッキースター」の混入率は、1万個に1個ともいわれていた。


または100箱に1つとか、3000粒に1つなんていう人もいたが、1箱買ったら、2粒入っていたなんていう人もいて、実際のところはどの程度の確率だったのかはよく分からない。


ただひとついえることは、「ラッキースター」なのだから、食玩やガチャポンのシークレットアイテム程度の混入率だったのではないだろうか。


しょっちゅう出て来るようなものなら、「ラッキー」とはいえないだろう・・・・・・。


ところで先ほども書いたように、アポロは2026(令和8)年8月7日で、発売60周年を迎える。


50周年の時に「ラッキースター」が入れられたように、もしかしたら、60周年のイベントとして、何かサプライズがあるかもしれない。


「星の次は何か?」を想像しながら楽しみに待ってみるのもいいだろう・・・・・・。


ところで、アポロにはジャンボサイズがあるのをご存知だろうか。


空港や駅、土産物店などに行かないと出会えないかもしれないが、ジャンボサイズには通常のアポロチョコ以外に、ホワイトチョコレートをかけて仕上げた、赤富士バージョンが存在する。


ここまで来ると、「もうアポロ11号と関係なくなっちゃってるじゃん」という気がしないでもないが、お土産としてもらったら、きっと嬉しいし、売り場で見つけた時のワクワク感もハンパないだろうから、「これはこれで、まあいいか」と思っておくことにする・・・・・・。



2026年3月18日 (水)

ミミズにおしっこをかけるとおちんちんが腫れる

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私が子供の頃、「ミミズにおしっこをかけるとおちんちんが赤く腫れ上がるから、絶対にやってはいけない」とよくいわれていた。


当時は大人がそういうのだから、そういうものなんだろうと思っていた。


しかし、よくよく考えてみれば、ミミズにおしっこをかけたぐらいで、何でおちんちんが赤く腫れ上がるのか。


おしっこをかけるだけなら、ミミズには指1本触れていないことになる。


触ってもいないのに、皮膚が炎症を起こすなんてことが、本当にあるのだろうか。


そんなことはあり得ないのではないか・・・・・・。


と、当時、そんな疑問を大人にぶつけてみたところ、「おしっこをかけるということは、ミミズに間接的に触れていることになる。ミミズとおちんちんをおしっこが繋いでいるのだ」と、分かったような、分からないようなことをいう。


かみ砕いて説明するなら、ミミズにおしっこが当たっているわずかな間に、ミミズの身体から菌がおしっこを伝って、おちんちんまで泳いでやって来るということらしい。


どうやらミミズ菌は泳げるらしい。


しかも、流れに逆らって、かなりの急流を上って来るのだ。


ミミズ菌、恐るべしである。


その話を聞かされた時は、恐怖で震え上がったものだが、冷静になって考えてみると、そもそもの話、ミミズにおしっこをかけるやつなんているのだろうか。


もし、いたとして、いったい何のためにそんなことをするのか・・・・・・。


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ミミズは普段は土の中で暮らしている。


そんなミミズを、わざわざ掘り起こして、地上に無理矢理引っ張り出し、「よし、いまからおしっこをかけてやろう」なんて思うやつがいるだろうか。


それにミミズにおしっこをかけたところで、自分にとって何のメリットがあるというのか。


で、この「ミミズにおしっこをかけるとおちんちんが腫れる」といううわさだが、どうも大人が子供に対して意図的に流していたらしいのだ。


では、何でわざわざそんなことをしていたのかというと・・・・・・、


ミミズは土の中の有機物や微生物を食べて育つ。


そして、ミミズはそれらを土ごと食べて排泄することになる。


ミミズはそれを繰り返しながら、土を掘り進み、結果的に土の中にトンネルを作って行く。


このトンネルは土の中に酸素を入れることになり、人がクワを使って畑を耕すのと、同じような効果があるといわれている・・・・・・。


さらにミミズの排泄物は、有機物が分解されたことで、栄養のある土となる。


この土はミミズの体内を通り抜けて来たことで、土の粒子が一定の大きさで固まって、植物の生育に適した状態になる。


このためミミズがたくさん出て来る土壌は、昔から「いい土だ」といわれる。


そんなわけで、農家さんたちは、ミミズを大切に扱っているそうだ・・・・・・。


と、ここまで書けば分かると思うが、「そんなミミズに小便をかけるとはなにごとか!」ということである。


さらにいうと、ミミズは刺激を受けると、毒性のある防御液を噴射することがあるそうなのだ。


で、これがおちんちんに当たったりすると、炎症を起こすかもしれないとのことなのだ・・・・・・。


また、私たちより上の世代の人たちは、子供の頃、ミミズを直に触ったり、いたずらで実際におしっこをかけたりすることがあったらしい。


ミミズを触った手で、おちんちんを触れば、そりゃあ、炎症の1つも起こすだろう。


そんなわけで、「ミミズにおしっこをかけるとおちんちんが腫れる」といううわさは、時期は定かではないが、かなり昔から存在していたようだ・・・・・・。


そして1つ分かったことは、「ミミズ菌がおしっこを伝っておちんちんまで泳いで来る」という話は、「本当にあった怖い話」と同等のものと理解しておいた方がよさそうだ。


とはいうものの、「ミミズとおちんちんをおしっこが繋いでいる」は、何となく名言ぽく聞こえるから、不思議なものである・・・・・・。


(画像上、丘の上のコブシの花が満開になった・・・・・・。画像下、12月ぐらいから咲いていたボケが、温かくなって急に花数が増えた・・・・・・)



2026年3月11日 (水)

日本語には謎のルールがある

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千円札を数える。


せんえん、にせんえん、さんぜんえん、よんせんえん、ごせんえん、ろくせんえん、ななせんえん、はっせんえん、きゅうせんえん、いちまんえん。


ここで素朴な疑問。


なぜ、三千円の時だけ、「ぜんえん」と濁るのだろうか・・・・・・。


じつはこれ、日本語のルールで、基本的に「3」の時には、濁音にしなくてはいけないのだそうだ。


「日本語のルール」とはいうものの、「そんなこと知らないで、いままで生きて来たよ・・・」という人の方が多いのではないだろうか。


なんでも、単位(この場合は千円)の前に来る音が、撥音(ん)の時は、「濁らなくてはいけない」のだそうだ。


しかし、そのルールに従うなら、「4」の時も撥音なのだから、濁らなくてはおかしいのではないか。


これについては、昔は「4」を「よん」と発音せずに、「し」といっていたためではないかといわれているが、はっきりとは分かっていないようだ・・・・・・。


このように、日本語には意識していないと、気付かない謎のルールがあちこちに散りばめられている。


例えば、「日本」という漢字には、「ニッポン」と「ニホン」という2通りの読み方がある。


じつはこれ、原則的には、「ニッポン」が元々の言葉ということになる。


では、なぜ「ニッポン」の読みに、「ニホン」が新たに加わったのだろうか・・・・・・。


じつは「ニホン」という読みが出現したのは、どうやら江戸時代だったようだ。


江戸っ子は短気で有名で、「ニッポン」から小さな「ッ(促音)」を取っ払ってしまうことぐらい、何の躊躇もなくやってのける。


「ニッポン」以外にも、「リッス(漢語の読み)」が「リス」に、「ミッカン(蜜柑)」が「ミカン」に、「ピーナッツ」が「ピーナツ」に、「ヤッカン(薬缶)」が「ヤカン」に、「キッス」が「キス」に。


このように、日本語は小さな「ッ(促音)」がなくなる傾向があるのだ・・・・・・。


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で、「日本」に話を戻すと、現在では「ニッポン」と「ニホン」は、ちゃんと使い分けられている。


そうはいっても、ほとんどの人は、無意識に使い分けているのだろう。


例えばオリンピックなど、スポーツの国際大会では、日本は「ニッポン」と読ませている。


バレーボールの応援で有名な「ニッポン、チャチャチャ」も、「ニホン」とはいわない。


それに対して、「日本酒」とか「日本茶」、「日本髪」とか「日本舞踊」などは、「ニッポン」とはいわず、「ニホン」と発音する。


その違いはというと、日本(国)を背負って世界と戦う時や、応援など力強い感じを出したい時などは「ニッポン」と発音し、日本の文化や日本ならではのものを表現する時には「ニホン」と発音する。


「ニホン」は「ニッポン」よりも、ソフトな印象になることが分かると思う・・・・・・。


このように、日本語には意識していないと気付かない、謎のルールがあちこちに散りばめられているのだが、日本人はそれを全く意識していないにも関わらず、自然に使い分けているのである。


自分が日本人だったからよかったようなものの、これが母国語以外に日本語を覚えなくてはいけない立場だったら、きっと日本語は奇妙奇天烈な、難解な言語だったに違いない。


だから私は、日本語を流暢に操る外国人を見かけると、「すげえなぁ・・・」と思わずにはいられない・・・・・・。


(画像上、早咲きのスミレ、アオイスミレが林縁で咲いている・・・・・・。画像下、マンサクの花は終盤に入ったが、まだ頑張っている・・・・・・)



2026年3月 4日 (水)

バーチャルボーイ

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▲バーチャルボーイはゴーグルを二脚で固定してあって、これを覗き込んでゲームをプレイするスタイルだった。どういうことかというと、椅子に座った状態でテーブル上のゴーグルを覗き込む形になるわけだ・・・・・・。

1995(平成7)年7月21日、任天堂から「バーチャルボーイ」が発売になった。


「ボーイ」という名前からも分かる通り、一応は「ゲームボーイ」のような携帯型のゲーム機という触れ込みだった・・・・・・。


で、バーチャルボーイがどんなものだったのかについてだが、分かりやすくいうなら、本体の形状は、「VRゴーグル」そのものだった。


現代のVRゴーグルは、いうまでもなく、頭部に直接取り付けて使用する。


ところがバーチャルボーイの場合は、頭に直接取り付けることは出来なくて、本体の下部に三脚ならぬ、二脚がセットされていた。


そしてこの状態で、テーブルの上などに立てて、本体を覗き込むようにして使用する。


冒頭でも書いたが、一応は携帯型のゲーム機というふれこみではあったが、プレイ中は動けないので、実際は据え置き型のハードといっても過言ではなかった・・・・・・。


ところでバーチャルボーイが発売になった、1995(平成7)年というと、任天堂のメインハードはスーパーファミコンで、まだニンテンドウ64は発売になっていなかった。


そしてその前年の1994(平成6)年11月22日には、「セガサターン」、同年12月3日には、SONYの「プレイステーション」が登場している。


そんな時代に任天堂は、現代のVRを見据えた、「バーチャルボーイ」の発売に踏み切ったのである・・・・・・。


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▲バーチャルボーイのコントローラーは、なんと左右対称で、任天堂特有の十字ボタンも左右両側に備えていた。そして驚いてしまうのは、コントローラーの大きさで、一般的なコントローラーを上回るビッグサイズだった・・・・・・。

ちなみにバーチャルボーイのゲーム画面は、赤と黒の2色のみで構成されていた。


セガサターンやプレイステーションが、3Dポリゴンをグリングリン動かしていた時代に、たった2色の画面で勝負していたのである・・・・・・。


ちなみにバーチャルボーイのゲーム画面はポリゴンではなく、3D立体視と呼ばれるもの。


左と右の液晶画面に異なる映像を出力することで、キャラクターが手前に飛び出して見えるという技術だ・・・・・・。


当時はゲーム画面が赤と黒の2色ということで、保護者から「目に悪いのではないか?」という声が上がり、売り上げに影響があったなんてうわさもあったが、実際のところは視力低下などの悪影響はなかったらしい。


ただ、バーチャルボーイには、「オートポーズ機能」が搭載されていて、一定時間以上、ゲームをプレイし続けると、「AUTO PAUSE」の文字が画面に表示されて、プレイを中断して休憩するように促された。


結果的にこの「オートポーズ機能」が、前述の疑惑を生むきっかけになったのではないかと思う・・・・・・。


で、そんな疑惑も手伝ってか、バーチャルボーイは、「赤い黒歴史」と揶揄されるほど売れなかった。


ちなみにバーチャルボーイのボディは赤だったので、「赤い黒歴史」の赤は、そのことを指していたのだろう・・・・・・。


さらにバーチャルボーイが売れなかった理由のひとつに、当時次世代ゲーム機と呼ばれていた、セガサターンやプレイステーションの存在があった。


すでに時代は3Dは3Dでも、立体視ではなく、グリングリン動く3Dポリゴンの時代に突入していたのだ。


バーチャルボーイは発売時期を見誤ったとしかいいようがない。


そんなこともあって、バーチャルボーイは、「早すぎたVR」とか、「任天堂の眼鏡」などと、不名誉なキャッチコピーを作られ、ネタとして後生に語り継がれて行くことになったのである・・・・・・。



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