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2026年3月11日 (水)

日本語には謎のルールがある

Photo_20260311173101

千円札を数える。


せんえん、にせんえん、さんぜんえん、よんせんえん、ごせんえん、ろくせんえん、ななせんえん、はっせんえん、きゅうせんえん、いちまんえん。


ここで素朴な疑問。


なぜ、三千円の時だけ、「ぜんえん」と濁るのだろうか・・・・・・。


じつはこれ、日本語のルールで、基本的に「3」の時には、濁音にしなくてはいけないのだそうだ。


「日本語のルール」とはいうものの、「そんなこと知らないで、いままで生きて来たよ・・・」という人の方が多いのではないだろうか。


なんでも、単位(この場合は千円)の前に来る音が、撥音(ん)の時は、「濁らなくてはいけない」のだそうだ。


しかし、そのルールに従うなら、「4」の時も撥音なのだから、濁らなくてはおかしいのではないか。


これについては、昔は「4」を「よん」と発音せずに、「し」といっていたためではないかといわれているが、はっきりとは分かっていないようだ・・・・・・。


このように、日本語には意識していないと、気付かない謎のルールがあちこちに散りばめられている。


例えば、「日本」という漢字には、「ニッポン」と「ニホン」という2通りの読み方がある。


じつはこれ、原則的には、「ニッポン」が元々の言葉ということになる。


では、なぜ「ニッポン」の読みに、「ニホン」が新たに加わったのだろうか・・・・・・。


じつは「ニホン」という読みが出現したのは、どうやら江戸時代だったようだ。


江戸っ子は短気で有名で、「ニッポン」から小さな「ッ(促音)」を取っ払ってしまうことぐらい、何の躊躇もなくやってのける。


「ニッポン」以外にも、「リッス(漢語の読み)」が「リス」に、「ミッカン(蜜柑)」が「ミカン」に、「ピーナッツ」が「ピーナツ」に、「ヤッカン(薬缶)」が「ヤカン」に、「キッス」が「キス」に。


このように、日本語は小さな「ッ(促音)」がなくなる傾向があるのだ・・・・・・。


Photo_20260311173201

で、「日本」に話を戻すと、現在では「ニッポン」と「ニホン」は、ちゃんと使い分けられている。


そうはいっても、ほとんどの人は、無意識に使い分けているのだろう。


例えばオリンピックなど、スポーツの国際大会では、日本は「ニッポン」と読ませている。


バレーボールの応援で有名な「ニッポン、チャチャチャ」も、「ニホン」とはいわない。


それに対して、「日本酒」とか「日本茶」、「日本髪」とか「日本舞踊」などは、「ニッポン」とはいわず、「ニホン」と発音する。


その違いはというと、日本(国)を背負って世界と戦う時や、応援など力強い感じを出したい時などは「ニッポン」と発音し、日本の文化や日本ならではのものを表現する時には「ニホン」と発音する。


「ニホン」は「ニッポン」よりも、ソフトな印象になることが分かると思う・・・・・・。


このように、日本語には意識していないと気付かない、謎のルールがあちこちに散りばめられているのだが、日本人はそれを全く意識していないにも関わらず、自然に使い分けているのである。


自分が日本人だったからよかったようなものの、これが母国語以外に日本語を覚えなくてはいけない立場だったら、きっと日本語は奇妙奇天烈な、難解な言語だったに違いない。


だから私は、日本語を流暢に操る外国人を見かけると、「すげえなぁ・・・」と思わずにはいられない・・・・・・。


(画像上、早咲きのスミレ、アオイスミレが林縁で咲いている・・・・・・。画像下、マンサクの花は終盤に入ったが、まだ頑張っている・・・・・・)



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コメント

まあ、どちらでも良いのでしょう。
日本航空をほとんどの人が、にほんこうくう、と呼びますが、ニッポンこうくうらしい。
日本橋も、東西で読みが違うし。

一般人さん、こんばんは。
日本語ほど難しい言語はないだろうといつも思います。😄

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