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2026年7月22日 (水)

平らなところでつまずく人

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▲旧道にある丘の上から谷へ下りて来る階段。昔作られた階段というのは、一段一段の高さも微妙に違い、登り慣れていないと非常に危険である・・・・・・。

以前、「平らなところでつまずくようになったら、自分も年を取ったな~って実感するよ」と会社の先輩方に言われたことがある。


しかし、私は若い頃から平らなところでよくつまずいていたので、これについては年齢は関係ないんじゃないかと密かに思っていた。


問題はつまずいた後で、つまずいた勢いで、すっ転んでしまうのか、しっかりと踏ん張れるかだろう。


ちなみに、私は少なくとも、大人になってからは、1度も外で転んだことはない・・・・・・。


で、私が平らなところでつまずくのは、いったいどんな時かについてだが、これについては意外にも外ではない。


では、どんな場所かというと、ズバリ言うなら、オフィスビルの廊下が最も多い。


早い話が職場である・・・・・・。


オフィスビルの廊下というのは、ほとんどの場合、タイルカーペットが敷いてあるものだが、私はどうもこのタイルカーペットと相性がよくないらしい。


どういうわけか、靴底がひっかかるような感覚が常にあるのだ・・・・・・。


だから最近は、アイススケート場でよく見かける、スケート初心者のように、「ペンギン歩き」を心がけている。


一緒に仕事をしている里帆さんからは、「それ恥ずかしいからやめて下さい」とよく言われる・・・・・・。


アイススケートで思い出したが、雪が降った翌日にテレビのニュースで、「街で見かけた滑って転んだ人」の特集をよくやっている。


滑って転んだ人には申し訳ないが、その様子を見ていると、思わず「プッ!」と吹き出さずにはいられない。


人が滑って転ぶ映像というのは、どうしてこうもバカバカしく面白いのだろう・・・・・・。


体幹が強い人だと、すぐにすってんころりんとはいかずに、「トットットット・・・!」という感じで、足の高速回転で何とか堪えているのだが、結局最後は「ツルン!」と尻餅を搗くことになる。


見ている方からすると、その様子が面白さに拍車をかけていると思うのだが、本人は必死なのでそのことには全く気付いていない。


それだったら、さっさと転んでしまった方が、視聴者の印象には残らないと思うのだが、まさかカメラに押さえられているとは思ってもいないだろうから、まあ仕方がないか・・・・・・。


私もあの時、廊下で豪快に転んでいたら、周りの人から見たら、きっとその様子はとても滑稽で、必死に笑いをこらえられていたに違いない。


そんなことを思うと、絶対に転んでなるものかと、ペンギン歩きを極めるべく、南極の氷の上を危なげなく歩くペンギンの動画を、食い入るように見つめながら、日々研究を続けていこうと、改めて決心した次第である・・・・・・。


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▲S字状にカーブしながら続いている長い階段。片側しか手すりがないうえに、その手すりも途切れ途切れ。しかも、この階段、見た目よりずっと長く続いていて、登る人を選ぶ階段といえるだろう・・・・・・。

つまずくといえば、階段も危険である。


歩き慣れている階段なら全然余裕だが、上ったことのない階段に一歩足を踏み入れる瞬間が危険なのである・・・・・・。


階段というのは場所や施設によって、微妙に段の高さが違う。


人間というのは、上り慣れた階段の高さを身体で覚えているので、ちょっとだけ高さが違うだけで、つま先が段の上部にコツンと当たることになる。


そして、「あれ?」と思ったら、もう、時すでに遅しなのである・・・・・・。


これについては、「年を取って、足が上がらなくなった」と捉える人が多いと思うが、じつはそうではないのだ。


いつもと微妙に違う高さに対応出来ないのは年齢は関係がない・・・・・・。


そもそもの話、日本国内で、階段一段分の高さが統一されていないというのがおかしいと思う。


日本中の階段の段が全て同じ高さならば、このようなことは決して起こらないはずだ・・・・・・。


たまに初めて通る旧道で、「ここ絶対に死者が出てるだろ」という、一段の高さが異常に高い階段を発見することがある。


そして、そういう階段に限って、信じられないくらい急で長いのである


私はそんな時、思わず上ってみたい衝動に駆られるのだが、「階段の頂上付近でけつまずいて落下したら絶対に死ぬよな」と思い、その階段は見なかったことにするのである・・・・・・。



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