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2026年7月 1日 (水)

窓付きポテトチップス

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▲カルビーポテトチップスの1975(昭和50)年発売当時のパッケージデザイン。これは復刻版なので透明な窓にはなっていないが、当時は中身が見える仕様になっていた・・・・・・。

いまでは定番のお菓子となっているカルビーのポテトチップスは、1975(昭和50)年に発売された超ロングセラー商品だ。


当時のお菓子のパッケージは、透明な窓を付けて、袋の中身を見せるのが主流だった。


これはなぜかというと、袋の中身を見せることで、どんなものが入っているのか、視覚的に分かるようにして、消費者に安心して買ってもらうことが出来るようにしていたのだ。


そしてこれは、カルビーのポテトチップスも例外ではなかった・・・・・・。


現在のパッケージでは、ポテトチップスの画像がプリントされている部分が、当時のパッケージでは透明な窓になっており、開封をしなくても中身が見える仕様になっていた。


カルビーといえば、もう1つのロングセラー、サッポロポテトもあるが、こちらも現在では画像がプリントされているパッケージ中央部分が、透明な窓になっていて、中身が見えるようになっていた。


ちなみにサッポロポテトは1972(昭和47)年の発売で、ポテトチップスよりも先輩ということになる。


また、サッポロポテトバーべQ味は1974(昭和49)年の発売で、こちらもポテトチップスより、先行して発売されている。


そして現在のような中身が見えないアルミ蒸着フィルムが初めて採用されたのは、1983(昭和58)年の「ポテトチップスルイジアナ」からで、この頃から透明フィルムのパッケージは、じょじょに見られなくなっていった・・・・・・。


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▲サッポロポテトの復刻版パッケージ。こちらも復刻版なので透明窓ではないが、当時のものは中身が見える仕様になっていた。当時は「中身が見えない商品は売れない」と思われていた・・・・・・。

では、どうして透明フィルムはなくなってしまったのだろう。


じつは透明フィルムには欠点があって、バリア性が低く、外気を通してしまうのだ。


このため油が酸化しやすく、匂いも移りやすいという問題があったのだそう・・・・・・。


そして、町にコンビニエンスストアが出現し始めたのもちょうどこの頃だった。


コンビニは24時間営業が売りだったので、商品は一日中、蛍光灯の光に当たり続けることになる。


その結果、ポテトチップスの油は酸化が進み、品質に支障を来し始める。


現実に当時は客から、「油が酸化した匂いがする」とか、「ポテトチップスと同じ袋に入れていたものに匂いが移ってしまう」といった声が寄せられていたという・・・・・・。


そこで登場したのが、アルミ蒸着フィルムだったのだ。


しかし、アルミ蒸着フィルムを使用すると、光を遮ることは出来るのだが、パッケージの中身が見えなくなってしまう。


中身は見えなくなってしまうものの、アルミ蒸着フィルムは、光や酸素、水分の侵入を、大幅にカットすることが出来た。


その結果、ポテトチップスの品質は改善されていくことになり、現在に至るというわけだ・・・・・・。


いまでは、「昭和の頃はポテトチップスのパッケージは、中身が見えたんだよ」なんて言っても、ピンと来ない人の方が多いのかもしれない。


しかし、いまこうして振り返ってみると、「あの、透明窓が付いていたパッケージは、なかなか味があってよかったよな~」と思う。


出来ることなら、復刻してもらいたいのだが、ポテトチップスのパッケージに関しては、もはやあの時代に戻ることは、もう二度とないのだろう・・・・・・。



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