カテゴリー「猫」の記事

2022年3月24日 (木)

公衆電話がカラフルだった時代

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▲公衆電話機が緑色になったのは、1982(昭和57)年にテレホンカードが使える「カード式公衆電話機」が登場してからだった・・・・・・。

私が子供の頃、公衆電話はとてもカラフルだった。


今では想像もつかないと思うが、赤、青、黄、ピンクなど、じつに様々な色の公衆電話を、町で見かけることが出来たのだ。


当時は全く気にもしていなかったが、じつはこれは公衆電話を用途ごとに色分けしていた結果、そうなっていたということらしい・・・・・・。


まず、電話ボックスに入っている公衆電話は今と違って青い色をしていた。


「え、公衆電話って緑色じゃないの?」と思われるかたも少なくないだろうが、1982(昭和57)年にテレホンカードが利用出来る、「カード式公衆電話機」が登場するまでは、電話ボックス用の公衆電話機は青い色をしていたのだ。


青い色の公衆電話機は10円硬貨専用で、一度に硬貨を10枚まで投入することが出来たという。


そうは言っても、子供の頃は公衆電話なんて使わなかったので、残念ながら私にはそこまでの記憶はない。


しかし、10円硬貨しか使えないと、遠距離通話の際にとても不便だったため、100円硬貨も使用出来る公衆電話機も別に設置されていた。


この「100円公衆電話機」は、青い公衆電話機と一目で区別出来るように黄色い色をしていた。


これは今考えると、青い公衆電話機以上に違和感があるのだが、当時はそれが当たり前の光景だったのだ。


また、黄色の公衆電話機は、100円硬貨と10円硬貨を両方使うことが出来たが、100円硬貨を使用した際に、料金が100円に満たなくても、100円はそのまま収納されてしまい、お釣りは出て来なかった。


これについては、納得出来ないという人が多かったようだ・・・・・・。


また、1970年代に見られた公衆電話機は、まだほとんどのものがダイヤル式で、黒電話に付いていたダイヤルが、公衆電話機にもそのまま付けられているような印象だった。


これも若い人たちには、ちょっと想像し難い光景なのかもしれない・・・・・・。


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▲公衆電話ボックスにはこんな簡易タイプもある。電話機の入っているボックスの下には箱があって、ここに電話帳が収納されている・・・・・・。

これまでお話して来たのは、電話ボックスの公衆電話機についてだが、じつは昭和の頃、公衆電話機は個人商店の店先にも置かれていた。


このような公衆電話機は真っ赤なボディをしていて、通称「赤電話」とか「赤だるま」と呼ばれていた。


電話ボックスに入っている公衆電話機は、のっぺりとした長方形の薄い箱型だったが、「赤電話」は店先に置かれることが前提になっていたため、ずっしりとした「だるま」のような肉厚のボディをしていた。


これが「赤だるま」と呼ばれた由縁である。


「赤電話」は正式には「委託公衆電話機」といい、電気通信事業者が商店の店先などに設置させてもらい、店主にその管理を委託している公衆電話機だった。


当時「赤電話」は、商店街や町のあちこちで見られたタバコ屋さんの店先に必ず置かれていた。


タバコ屋さんというのは、言うまでもなく、タバコの専門店のことで、せまい店先で対面でタバコの販売を行っていた。


店主とはガラスの引き戸越しにやり取りをするのだが、その引き戸の横に赤電話は必ず置かれていて、道行く人が自由に使えるようになっていたのだ。


余談だがどういう訳か、当時タバコ屋にはネコが必ずいて、別にタバコには用のない人も、ネコ目当てにタバコ屋さんにやって来ては、世間話をしながらネコを撫でさせてもらっていた。


小学生が学校帰りや、お父さんのお使いでタバコを買いに来た時に、ネコを撫でさせてもらっている光景も、当時はよく見かけたものである。


ちなみに当時は子供でもタバコは普通に買えたので、父親に頼まれてタバコを買いに来る子供がよくいたのだ。


そんなタバコ屋さんの店先に置かれていた赤電話だが、商店の営業時間終了後は店の中にしまわれてしまい、使うことは出来なかった。


電話ボックスの公衆電話機とは違って、赤電話には「営業時間」があったのである・・・・・・。


喫茶店や食堂、病院などには、ピンク色の公衆電話機が置かれていて、通称「ピンク電話」と呼ばれていた。


「ピンク電話」と言ってもHな電話のことではない。


ピンク電話も形は赤電話といっしょで、台の上に置いて使用するため、大きなだるまのような形をしていた。


喫茶店や食堂ではレジ横に置かれていることが多かった。


ピンク電話は正式には、「特殊簡易公衆電話」といい、厳密な意味では公衆電話ではなかったようだ。


ピンク電話は家庭用の一般電話と同様に、加入契約を結んで設置された加入電話で、これを公衆電話と同じように、客が硬貨を使用して利用出来るようにしたものだった。


われわれ客の側からすれば、「公衆電話と何が違うの?」という感じなのだが、店の人が利用する時は、専用の鍵を差し込んで、切り替えることで、普通の加入電話として利用することが出来たらしい。


とは言うものの、客の側からしてみれば、そんなことは知る由もなく、当時は普通に公衆電話だと思って利用していたのだが、ピンク電話にそんな秘密があったなんて、今更ながらちょっと驚きである・・・・・・。


電話ボックスの青電話や黄色電話は、プッシュ式のものも見られたと思うのだが、赤電話やピンク電話は、結局最後までダイヤル式だったイメージが、私にはどうも強く残っている。


公衆電話機が完全にプッシュ式に切り替わったのは、1982(昭和57)年にテレホンカードが使えるようになった、「カード式公衆電話機」が出て来てからで、この時から公衆電話機の色のイメージは緑色に変化して行ったのである。


そしてそれと同時に、公衆電話機がカラフルだった時代は幕を閉じ、人々の記憶からじょじょに忘れ去られて行くことになるのだった・・・・・・。

2020年9月18日 (金)

ネコの瞳に映る幽霊

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本当かどうかは定かではないが、ペットを飼っている家には、幽霊が現れないという話を聞いたことがある。


特にネコには不思議な力があって、不浄なものを寄せ付けないと言われているらしい。


そういえば、うちには私が物心ついた頃から、ネコを始めとする、何かしらのペットが必ずいて、そのおかげなのかどうかは分からないが、私は今の今まで幽霊なんて一度も見たことがない・・・・・・。


ところが話はそう単純なことではないらしく、私はネコを飼っている複数の友人、知人から、こんな話を聞かされたことがある・・・・・・。


ある日、A子さんは部屋で本を読んでいた。


すると飼っているネコがトコトコとやって来て、自分の前にちょこりとお座りをした。


「相手をして欲しいのかな?」とも思ったが、ネコは「遊んで~」とアピールして来る訳でもなく、大人しくその場に座ってこちらをじっと見ている。


最初は自分のことを見ているのかと思って、「なぁに~?」などと話しかけていたのだが、どうやらネコの視線は自分を見ているのではなく、自分の背後をじっと見つめていたらしいということに気付いたという。


「虫でも入って来たのかな?」と思い、後ろを振り返って見たのだが、特に何も飛んでいる気配はない。


「何もいないよ?」とネコの顔を見ると、まだじっと一点を見つめていて視線を外す気配はなかった。


A子さんは「いったいどうしたのだろう?」と心配になって、「どうしたの?」とネコの顔をじっと覗き込むと、ネコの瞳の中に映る、見慣れた部屋の景色に、いつもと違う何かが映り込んでいることにふと気付いたという。


それは青白い顔をした、髪の長い見たこともない女で、A子さんの背後にあるドアの前に立ち尽くしたまま、うつむき加減にこちらをじっと見ていたのだという。


A子さんは思わず、「ヒイッ!」と声にならない悲鳴を上げて、振り返ることも出来ずに、腰が抜けたようになってしまい、その場から全く動けなくなってしまったという。


ふと我に返ると、自分の前でじっとお座りをしていたネコが、いつの間にか姿勢を低くして、臨戦態勢になっていたそうだ。


これはネコが縄張り争いをする時に、敵対するネコに攻撃を仕掛ける時の体制だ。


A子さんはネコを抱き上げて、一刻も早くこの場から逃げ出したかったが、腰が抜けているため思うように動けない・・・・・・。


「どうしよう、どうしよう・・・」と、どのくらいうろたえていたのか、頭が混乱していてよく覚えていないが、ふと気付いたらネコは平静を取り戻していたという。


そしてネコの「ニャア」という、いつもの優しい声に安心したのか、A子さんも少しずつ体の感覚が戻って来たという。


そして2、3回深呼吸をして気持ちを落ち着けてから、もう一度ネコの瞳を恐る恐る覗き込むと、もうあの髪の長い女は映っていなかったという。


そして、「もう大丈夫、もう大丈夫・・・」と自分に言い聞かせながら、恐る恐るゆっくりと後ろを振り返ると、やはりもうそこには誰もおらず、A子さんは「よかった~~」と思わず胸を撫でおろしたそうだ・・・・・・。


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しかし、閉まっていたはずの部屋のドアがなぜか開いていて、思わず息を呑んだという。


「虫でも入って来たのかな?」と思って振り返った時には、確かにドアは閉まっていた。


なぜそう断言できるのかと言うと、部屋の窓は閉まっていたので、虫が入って来るとしたら、自分がドアを閉め忘れて、廊下から入って来たとしか思えなかったから、そのことをちゃんと確認したのだという。


と言うことは、いったい誰がこの部屋のドアを音もなく開けたというのか・・・・・・。


A子さんはネコの瞳に映る幽霊を見た時、一瞬、実体のある本物の人間がそこに立っていると思ったそうだ。


なぜかと言うと、それは薄ぼんやりしたものではなく、普通にそこに人が立っているようにしか見えなかったからだという。


それによくテレビでやっている幽霊映像は、幽霊は白いワンピースなど、「死に装束」を連想させるような服装をしているが、A子さんの見た幽霊は、「普通に派手な色柄をしたワンピースを着ていた」という。


では、なぜA子さんはネコの瞳に映る人物を「幽霊」だと思い直したのだろう。


それは「生気がまるで感じられなかったから」だという。


表情にまるで気力が感じられず、「手足はだらりとぶら下がっている」ような印象だったという・・・・・・。


A子さんは家族にこのことを話すべきかとても迷ったが、結局は話さなかったという。


なぜかというと、別に自分に危害を加えられたという訳ではないし、その後なにかおかしなことが起こったりもしていない。


変に騒ぎ立てて、「幽霊が出る家に住んでいるなんて耐えられないから引っ越そう!」なんてことになったら、A子さん的には何かと困るからだという・・・・・・。


で、私はA子さんからこの話を聞かされた時は、いわゆる「怖い話の一つ」ぐらいにしか思っていなかったのだが、じつはその数年後に数人の人から、同じような体験談を聞かされた。


いずれの人も直接幽霊の姿を見た訳ではなくて、A子さんのようにたまたま自分の前に座っていた飼い猫の瞳を見たら、幽霊らしき姿が映っていたというものだった。


そしてA子さんの体験談と同様に、パッと見た感じでは、どう見てもそれは実体のある人間にしか見えなかったが、表情や身体に生気がまるで感じられず、異様な感じだったというのだ・・・・・・。


ちなみにA子さんを始め、「猫の瞳に映った幽霊」の話をしてくれた人たちは、別に「霊感が強い人」とか、「霊が見える人」という訳ではなくて、普段は幽霊とは全く無縁のごく普通の人たちである・・・・・・。


うちにもネコがいる。


この話を聞かされてから、私は出来るだけうちのネコたちの瞳を、じっと覗き込むようなことは避けている。


うちに幽霊がいるとはとても思えないが、もし万が一、見えたりしたら嫌だからだ。


それからというもの、そんな私の気持ちを知ってか知らずか、ネコたちの方から、「ニャーニャー」言いながら、私の顔を覗き込んで来るようになった。


それはまるで、「僕たちがいるから安心しなよ」と言っているようでもあるのだが、普段からうちのネコたちのへなちょこ具合を見ていると、飼い主としてはどうも信用出来ないのである・・・・・・。


(画像上、チョウも暑いのか、ちょっと木陰で一休みするアカボシゴマダラ。花だけ見ればムクゲとそっくり、フヨウの花)


2019年11月11日 (月)

かゆみとの戦い

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私はどうも皮膚が弱くていけない。


子供の頃は夏になるといつもあせもに悩まされていた。


普段見えている場所では、首と肘の内側、膝の内側の三か所は常にあせもで真っ赤になっていたものだ。


当時、薬局のおばさんに、「あせもにはシッカロールがいい」と勧められて、首と肘の内側と膝の内側に、いつもパフパフしていたのを覚えている。


ところがシッカロールは付けた直後はいいのだが、ある程度時間が経つと、汗でねちょねちょして来て、最終的にはそれが首や関節のしわというしわに入り込み、皮膚に白いしましまがある謎の少年と化し、周囲の人を不気味がらせていた・・・・・・。


当時、私は蚊にもよく刺されていた。


みんなと同じように生活しているのに、なんで自分ばかり蚊に刺されまくるのか不思議でならなかった。


そんな訳で私は夏になると、すねや腕にいつも蚊に刺された跡が複数あり、あせもと相まって体中にブツブツがあるように見え、傍から見たらなんだか嫌な病気にかかっている人のような印象だったに違いない・・・・・・。


大人になってからは、あせもは子供の時ほどひどくはならなくなったが、蚊には相変わらずよく刺される。


私は里山で自然観察をすることを趣味にしているので、雑木林や藪の中に率先して入って行くため、今ではある程度蚊に刺されるのは、まあ仕方がないこととあきらめている・・・・・・。


前述の通り、大人になってからは、あせもの症状はだいぶ落ち着いて来たのだが、その代わりに、子供の頃には全く感じなかった日焼けの症状が、なぜか目立つようになって来た。


「日に焼けるぐらい別にいいじゃないか」と思われるかもしれないが、皮膚が弱い私の場合、日焼けをすると焼けた部分が真っ赤になって、かゆくなって来るのだ。


一番日焼けしやすいのは腕なので、私は夏でも半そでを着ることが出来ず、長そでを着ている。


人一倍、暑がりなのに、長そでを着ていなくてはならないのは、少々つらいものがある・・・・・・。


腕の次に日焼けしやすいのは顔で、目の下の頬骨のあたりがいつも赤くなる。
焼けた直後はなんだか昼間から酔っぱらっている人のような印象になってしまい困っている。


ひどい時はまぶたまで赤くなり、街を歩いていると、酒も飲んでいないのに、本物の酔っ払いに、「ごきげんだねぇ!」と声を掛けられることもあったぐらいだ。


葬式などに出席する場合は注意が必要で、化粧をして行った方がいいんじゃないかと真剣に悩むこともある。


しかし、下手くそな化粧などして行って、ふざけているのかと思われてもなんなので、実行したことは一度もない・・・・・・。


私は時計やアクセサリーを着けることが出来ない。
「買う金がないから」とも言えるが、実際は着けた部分がかゆくなるからだ。


最初は金属アレルギーかと思って、時計をGショックのようなタイプに変えてみたのだが、全く改善されず、皮膚との接地面がどうしてもかゆくなってしまうのだ。


アクセサリーは時計に比べて、皮膚との接地面が極端に少ないので、一見、大丈夫そうに思えるのだが、これもやはり同様で、かゆくなって結局は外してしまうことになる。


そんな訳で、私は時計やアクセサリーの類は、もう10年以上着けていない。


着けられないので当然買うこともなく、そういう意味では私は、非常に金のかからない安上がりな人間と言えよう・・・・・・。


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うちにはネコが複数いるのだが、ネコの毛もかゆくなる要因の一つだ。


別にネコアレルギーとかそういう話ではなくて、ネコの細かい毛というのは、衣服の中に入り込みやすく、これが原因でかゆくなることがよくあるのだ。


これといって皮膚が敏感ではない人なら、別に気にもならないのかもしれないが、私のように皮膚が敏感だと、シャツの内側に入り込んだ毛がチクチクして来て、年中、背中に手をつっこんでボリボリかいている。


あんまりかゆいのでシャツを脱いで内側を見てみると、けっこうな本数が入り込んでいて、いったいいつの間にどうやって進入して来たのかを考えながら、半裸のまま、ひたすらコロコロを転がし続けるのである・・・・・・。


不思議なことにネコの毛は、体の前側に入り込んでいることは少なく、かゆい所に手が届きにくい背中側に集中して入っていて、ちょっとした悪意を感じる。


これはいったいどうしてなのかと、いつも考えているのだが、未だにその答えは出ていない。


もしかして、ネコの毛には意思があって、みんなで相談して、「背中側にみんなであつまろうぜ!」などと、密かに言い合っているとしか思えない・・・・・・。


毛でかゆくなると言えば、床屋で髪の毛を切って来た時もそうだ。


背中がチクチクすると思ってシャツを脱ぐと、1センチほどの髪の毛がシャツの繊維にいっぱい突き刺さっている。


髪を切る時はカットした毛が入らないように、てるてる坊主のような格好にさせられる。


どう頑張っても、毛が侵入して来る余地などなさそうなのに、この細かい毛はいったいどこからどうやって入って来たというのか・・・・・・。


仕方がないので、ネコの毛の時と同様に、コロコロを使ってシャツの内側についた細かい毛を丁寧に取り除いて行くのだが、上半身はだかでコロコロをしている最中も、なぜか背中がかゆくてしょうがない。


「ヘンだな~」と思って、自分の背中を鏡に映して見てみると、背中にも細かい毛がたくさんへばりついているではないか。


こういう時はやむを得ず、家族に頼んで背中に直接コロコロをしてもらうことになる。


どうでもよいが、コロコロをこんな風に使っている人は、私以外にもいるのだろうか。


きっと、コロコロの発売元の会社も、コロコロをこんな用途に使用するやつがいるなんて、きっと考えてもみなかったことだろう・・・・・・。


髪の毛と言えば、私はカットされた毛だけではなく、自分の頭から生えている髪の毛でも、皮膚が刺激されてかゆくなることがよくある。


詳しく説明すると、首やまぶたなど、毛先が当たる場所がチクチクして来てかゆくなるのだ。


もういっそのこと、丸坊主にしてしまおうかと思うこともあるくらいだ。


しかし、自分が丸坊主にした時の顔を想像すると、思わず「プッ!」と吹き出してしまい、とても坊主にする勇気はない・・・・・・。


私は皮膚が弱いせいでカミソリ負けをするので、カミソリを使ってヒゲを剃ることは出来ない。


カミソリでヒゲを剃ったりしたら、剃った部分が真っ赤になり、まるでポケモンのモンスターボールのような顔になってしまう。


その顔で大きな口をカパッと開け、ピカチュウのソフビフィギュアでも取り出したら、子供に受けること間違いないだろう・・・・・・。


毛でかゆくなると言えば、自分の陰毛で股周辺の皮膚がチクチク刺激されてかゆくなることもある。
場所が場所だけに、大っぴらにボリボリかくことも出来ず、歯がゆくてしょうがない。


こういう時は下半身のストレッチをすると見せかけて、ズボンと皮膚を擦り合わせて、かゆみを少しでも軽減させている。


カフェや電車の車内で突然立ち上がり、下半身のストレッチを始めると、周囲の人の困惑が手に取るように分かるのだが、人目をはばからず、股間をボリボリかくよりはいいだろう・・・・・・。


思春期のちょうど陰毛が生えそろった頃に、毛先が皮膚に当たって炎症を起こし、あまりにもかゆいので、思い切って父の電気カミソリで陰毛を全部剃ってしまったことがあった。


ちなみに自分の電気カミソリも持ってはいたのだが、陰部に使うのはどうも気が引けたのだ。


陰毛を剃ってしまったことで、毛先が皮膚に当たることもなくなり、これでかゆみから解放されると喜んでいたところ、三日も経たないうちに、まるであごひげのように、陰部にニョキニョキと短い陰毛が生えて来た。


そしてそれが下着やズボンの圧で皮膚に押し付けられ、余計にかゆく感じるということを、私はこのとき、身を持って思い知らされることになった。


あのとき私は、もう二度と陰毛は剃るまいと心に強く誓ったのだった・・・・・・。


(画像上は里山の畑の縁で咲くコスモスの花、画像下は日向で体温が上がるのを待つコノシメトンボ)

2019年10月12日 (土)

ネコの隠れたすごい能力

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うちのネコのキャッツは、就寝時間の30~40分前になると、突然居間からいなくなる。


いったいどこに行ってしまったのかというと、私が寝室にしている部屋で、もうすぐ私がこの部屋に移動してくることを分かっていて待っているのだ。


寝室にはベッドの横に収納ケースを2つ重ねて置いてあり、衣類やちょっとした小物を入れるのに使っている。
キャッツはこの収納ケースの上で、半分居眠りをしながら、私のことを待っている。


時間になって私が部屋に入って来ると、キャッツは「ニャー、ニャー」言いながら、収納ケースの上から飛び降りて来て、ベッドの真ん中にデンと座り込んで、私にひたすら声をかけて来る。


何と言っているのか分からないので、「あ~、そうかそうか」と相槌を打ちながら、頭と身体をグリグリ撫でまわしてやると、喉を「ゴロゴロ」鳴らしながら「コテン!」と横になる。


これでようやく落ち着いたかなと思いきや、今度はその体勢のまま、私の顔を覗き込み、「ニャー、ニャー」声をかけて来るのだ。


そして、初めのうちは、ちゃんと「ニャー、ニャー」言っているのだが、そのうち声をほとんど出さずに、かすかな声で「ニャー、ニャー」言い始める。


こういう時は、鼻っ柱の部分をシワシワにしながら、表情でも何かを訴えかけて来る。


その後も更に話を聞いてやっていると、ついには声を全く発することなく、口の形だけで「ニャー」を表現し始める。


昼間も偶然目が合ったりすると、声を出さないで、口の形だけ「ニャー」をすることはあるのだが、就寝前のようにそれを連発するようなことはない・・・・・・。


ちなみにこの声を出さない「ニャー」にどんな意味があるのか、ちょっと調べて見たところ、飼い主に対して「声を出さなくても分かってもらえる相手である」とか、「長い付き合いだから声を出すまでもないだろう」という信頼感の現れなのだという。


もともとは声を出さない「ニャー」は、あいさつやアピールをその目的としているらしい。


しかし、本来ネコは単独行動をする生き物なので、これは野生ではあまり必要としない仕草だという。
だからこれは、人と暮らしている飼い猫ならではの行動と言えるのかもしれない。


ところで、人にはネコが声を出していないように感じられても、実際にはちゃんと声が出ている可能性もあるらしい。


これはネコの声域と人の可聴域に差があるためで、ネコの声があまりにも高すぎて、人がその声を聴き取れていないのかもしれないからだ。


ちなみに人の可聴域は年齢によって変化して行くことが知られている。


だから大人にはネコが声を発していないように感じられても、子供にはちゃんと聴こえているなんてことだってあり得るのだ。


人の可聴域は高いとされている子供でも2万3000Hzまで。
一方、ネコは最高で8万Hzほどの高音を発することが出来るのだそう。


と言うことは、私たち人間は、ネコの鳴き声の大部分を聴き取ることが出来ていないということになる。


それにしてもネコはなぜそんな不必要とも思えるほどの高音を発することが出来るのだろう。
意味もなくネコがそんな機能を備えているとは思えないのだが・・・・・・。


ところで「超音波」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
恐らく「知らない」という人はいないと思う。


では、超音波の意味を答えられるだろうか。
そう言われると、「う~ん・・・」と言うかたが多いと思う。


じつは「超音波」とは2万Hzを超える音のことを言う。
別の言い方をするなら、人の可聴域を超える周波数の音のことを超音波と呼んでいる。


と言うことは、ネコは超音波を発することが出来るということになる。


人の耳には聴き取れないが、ネコは超音波で「ニャー」と言っている時だってあるかもしれないのだ。
そう考えると、ネコって超生命体みたいで、なんだかかっこいい。


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ところで超音波に似た言葉に、「高周波音」というのがある。


テレビ番組などで使われる機会の多い言葉で、これも「知らない」という人はいないと思う。


しかし、超音波の時と同様に、高周波音の意味を聞かれると、「う~ん・・・」と言うかたが多いのではないだろうか。


じつは高周波音にはあまり明確な定義はないのだそう。


人の可聴域の中で周波数の高い、1万5000Hzから2万Hzぐらいの音のことを高周波音と呼んでいるようだ。


高周波音は年齢によって聴こえ方が変化して行く特徴があり、30代ぐらいまでは周波数が上がっても、聴こえにくくなることはほとんどないが、年齢を追うごとに次第に聴こえにくくなって行く。


一般的には40代で1万5000Hz、50代で1万2000Hz以上の高周波音はほとんど聴こえないと言われているそうだ。


これを利用したのがモスキート音で、機械的に1万5000Hzの高周波音を発生させて、公園やコンビニの前などが若者の「たまり場」になることを防いでいる。


じつはネコは人とは比べ物にならないくらい耳もいい。


前述の通り、人の可聴域は高いとされている子供でも2万3000Hz。
それに対して、ネコは6万4000Hzと人の3倍もの広い音域が聴き取れるという。


じつは先程のモスキート音は「ネズミ除け」にも効果があるそうで、そう考えるとネコにも絶対聴こえているはずの音域なので、やっぱりネコもモスキート音を不快に感じているのだろうか。


それともネコにはその程度の高さの音域なんて、まだまだ、「ほんの序の口」でしかなく、なんとも思っていないのだろうか・・・・・・。


日常生活においても、「ネコはとっても耳がいいんだな~」と思うことがよくある。


ネコが家具の前に居座って、じっと隙間を凝視していることがたまにあるのだが、こういう時はたいていそこにゴキブリが潜んでいる。


ネコのただならぬ様子を見て、人も最初のうちは「何かいるのか?」と気になるものの、いくら待ってみても一向に何も現れないので、テレビを見たりしているうちに、そんなことはすっかり忘れてしまう。


そしてその頃を見計らったかのようにゴキブリはその姿を現すことになるのだ。
ネコはその間、30分でも1時間でも、耳をそばだてて、粘り強くその場でじっとしている。


ネコにはゴキブリが家具の間を移動するかすかな音がちゃんと聴こえているのだ。
「ネコ、すげえ!」と思わずつぶやかずにはいられない・・・・・・。


また、ネコは何もない壁の方に視線をやって、何かを目で追っていることもよくある。
何かいるのかと思って、ネコの見つめている方に目を凝らすのだが、結局は何も見つからない。


ネコはこういう時、耳が先に動き、それを追うようにして視線が付いて来る。
このような時は、人が気付かないくらいの小さな虫が、部屋の中を飛び回っていることが多い。


人は目の前を虫に飛ばれて、初めて「あれ、何かいるのかな?」とようやくその存在になんとなく気付くのだ。
それくらい極小の虫なので、人にはその羽音など聴こえようはずもない。


「ネコ、すげえ!」と思わずつぶやかずにはいられない・・・・・・(2回目)。


また、ネコが何もない空間をじっと眺めていることもよくある。


世間ではこういう時、「ネコには霊が見えているのだ」みたいなことを言う人が必ずいるのだが、じつはこれも人には聴こえないような小さな音を、ネコの耳がキャッチしているからだという。


それは外から聴こえて来るかすかな音なのかも知れないし、隣人が発しているごく小さな音かもしれないし、配管を水や空気が通り抜ける音なのかもしれない。


どちらにしても、人には聴きとれないような小さな音なので、どう頑張っても確かめようがないのだが、「ネコ、すげえ!」と思わずつぶやかずにはいられない・・・・・・(3回目)。


このようにネコがじっとして一点を見つめている時と言うのは、じつは密かに耳をそばだてていることが多いのだ。


しかし、人はネコが「何かを見つめている」と思っているので、「なんだ何もいないじゃないか」と、ネコのことをちょっと小馬鹿にしたように言うのだが、そこが人の浅はかなところである。


ネコは人よりも3倍以上耳がいいのだ。


こういう時ネコは人を横目に見ながら、「なんだ、君たち人間は、この程度の音も聴き取ることが出来ないのかい?」と、逆に人を馬鹿にしているに違いない・・・・・・。


(画像上は里山の風景で稲刈り中の田んぼ。画像下はうちのネコで、右がキャッツ、左はどらちゃん)

2019年8月19日 (月)

ネコの警備隊

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夏になると我が家のネコたちは、各部屋のパトロールに余念がない。
特に窓辺の警備にはかなりの時間を使い、何も異常がなくても外の景色をじっと眺めている。


その様子はまるでオフィスビルなどで、エントランスの入り口付近に立って、目を光らせている警備員のごとくである・・・・・・。


じつはうちのネコたちが各部屋をパトロールして回っている理由は、夏になると急増する「虫の侵入」に備えてのことなのだ。
夏はちょっと窓を開けただけで、外から蚊やハエが室内に侵入して来る。


ちょっと洗濯物を干しに出た時や、ちょっと植物に水をやりに出た時に、それこそ窓をガラリと開けて、ピシャリと閉めるわずかな瞬間に、蚊やハエは「待ってました!」とばかりに部屋に侵入して来る・・・・・・。


うちのネコたちは家の中に侵入して来た蚊やハエを発見すると、ただちに追跡を開始する。


蚊の場合は比較的ゆっくりと飛ぶので、低空飛行をしている時には、ネコはまるで人間がするように、両手を「パシッ!」と合わせるようにして蚊をキャッチしようとする。


二本足で立ちあがって両手で「パシパシ!」している様子は、まるで人が神社で柏手を打っている姿のようにも見える。


ネコたちは真面目に虫を捕まえようとしているのだが、その姿を見ていると、なんだかネコの着ぐるみを着て、中にちっちゃい人が入っているんじゃないかと思えて来て、思わず「プッ!」と吹き出しそうになってしまう・・・・・・。


蚊の場合は捕獲率はそこそこあるのだが、これがハエになると難易度がグッと高くなる。


ハエは高速で飛行するので、ハエ叩きを持って追いかける人間をもってしても、退治するのは容易なことではない。


ネコたちはハエ叩きを持って、ハエを追いかけている人間と一緒になって、ドタドタとハエを追って来るので、正直じゃまでしょうがない。


ハエが止まったので慎重にハエ叩きを振りかぶり、いざ叩こうとした瞬間、ネコがジャンプして視界の前に突然現れ、ハエにネコパンチを繰り出し逃げられてしまうということがしばしば起こる。


もちろん、ネコパンチがヒットすることもあるのだが、ネコはハエを捕らえると、本能からそれを口にしようとするやつがいるので、最近はネコたちにハエを窓辺に追い込んでもらい、窓を開けてハエを外へ追い出すという方法を取っている。


我ながらナイスアイディアと言えよう・・・・・・。


夜になると窓辺の灯りに、カナブンやコガネムシ、ハナムグリの仲間が飛んで来ることがある。


彼らが飛来すると、「ブーン!」という大きな羽音がするので、その姿を確認しなくても、「あ、来たな!」ということはすぐに分かる。


ネコたちは寝そべってくつろいでいても、「ブーン!」という羽音が聞こえて来た途端に「バッ!」と飛び起きて、羽音のする窓辺へ一目散にすっ飛んで行く。


網戸が閉まっているので、室内に虫が進入して来ることはないのだが、ネコたちは本能でその姿を追いかけずにはいられないのだ。


カナブンやコガネムシ、ハナムグリの仲間は、「ちょっと飛んでは再び網戸に貼り付き歩き回る」という行動を何度も繰り返す。


ネコたちは網戸や窓ガラス越しにひょいと立ち上がって、虫の動きに合わせて、手を「スッ、スッ、スッ」と素早く移動させて行き、なんとか虫を捕らえようと必死になっている。


きっと、外から見たら、ネコが立ち上がって横並びになり、不思議なダンスを踊っているように見えることだろう・・・・・・。


カナブンやコガネムシ、ハナムグリ程度の大きさならいいが、これがもしカブトムシだったら、うちのネコたちはきっとかなりビビると思う。


カブトムシを飼ったことがあるかたは分かると思うが、カブトムシは体が大きいので、その羽音はかなりの大迫力である。
数匹も飼育していたら、もはや騒音の域と言っていいだろう。


「こんな時間に道路工事でも始めたのか?」と思うような羽音を立てながら、網戸にカブトムシの巨体が突撃して来たら、人間だって「何ごとか!」と驚くはずだ。


幸いなことに、現在都市部ではカブトムシが家の灯りに飛んで来るなんてことはめったにないのだが・・・・・・。


父の話によると、昔は東京にもまだ雑木林や畑があちこちに広がっていて、夜に窓を開けていると、カブトムシがものすごい羽音を立てて、家の中に飛び込んで来て、部屋の電灯にぶち当たり、蛍光灯や電球を割ってしまうことがしばしばあったそうだ。


さすが昆虫界の王様カブトムシ、登場の仕方からして豪快である。


このため、当時はカブトムシはわざわざ雑木林に捕まえに行かなくても、夜に家の窓を開けてじっと待っていれば、一晩に何匹も自分から部屋に飛び込んで来てくれたそうだ。


今では信じられないような話だが、東京にもそんな時代があったのだ・・・・・・。


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厳密には昆虫ではないが、室内でよく見かける生き物にクモがいる。


クモと言っても、大きな網を張って、獲物がかかるのをじっと待っているタイプのクモではなくて、網を張らずに自分から獲物を探し回る、徘徊型のクモのことだ。


なかでもアシダカグモは大型のクモなので、家の中の壁を歩き回っていたりしたら誰でもすぐに気付くと思う。


アシダカグモの体長はメスで20~30mm、オスで10~25mmで、体長だけ見たらそれほど大きく感じないかもしれない。


ところが足の長さまで入れた全長は、なんと100~130mmにもなり、CDの直径にピッタリ収まるほどの大きさになる・・・・・・。


室内にこんなに大きなクモが現れたら、誰でもちょっとしたパニックになるだろう。


そしてあまりの大きさに、ペットとして飼われていたタランチュラなどの毒蜘蛛が逃げ出して、家の中に進入して来たんじゃないかと思うかもしれない。


もしかしたら恐怖を感じて、逃げ出す人だっているかもしれない。


しかし、アシダカグモに毒はないので、その点は安心して欲しい。


また、アシダカグモは人に危害を加えるような攻撃的なクモでもない。


アシダカグモを見つけると、あまりの大きさとその不気味な姿から、殺虫剤などで退治しようとする人がいる。
しかし、これは大きな間違いだ。


じつはアシダカグモは「益虫」で、室内に生息するゴキブリなどの害虫を食べてくれるのだ。


逆に言えば、その家にゴキブリがたくさんいるから、アシダカグモが出現するという構図になる・・・・・・。


台湾で行われた実験では、一晩に1匹のアシダカグモが25匹のゴキブリを捕獲したという。
つまりアシダカグモが家にいれば、その家に住むゴキブリはいずれ全滅することになる。


逆にアシダカグモを殺してしまったら、ゴキブリは増え放題で間違っても数が減ることはない。
自然の生き物が数のバランスを保つには、やはり天敵の存在は必要なのである。


そして獲物がいなくなれば、アシダカグモは新たな狩りの場を求めて、家から出て行くことになるだろう。


だからアシダカグモが部屋に現れても、決して殺したりしてはいけない。
逆に「いつもありがとう」と感謝の言葉をかけてあげるべきなのだ・・・・・・。


我が家のネコたちはそんなこととはつゆ知らず、アシダカグモも「侵入者」の一種と認識して、その姿を確認すると、「確保」を試みようとすぐに動き出す。


人が気付けばすぐに止めるのだが、気付かないうちに退治してしまっていることもある。


しかし、それはアシダカグモがまだ小さいうちで、成体になった巨大なアシダカグモには、ネコたちもさすがにネコパンチを繰り出すのを躊躇(ちゅうちょ)している。


ある日、巨大なアシダカグモが壁を歩いていて、それを見つけたうちのネコが、ビビリながらも片手を差し出してクモに触れようとしていた。


ところがその途端、アシダカグモは「ビヨ~ン」と飛んで、ネコたちの目の前に落下して来た。


手を差し出したネコは仰天して、50センチぐらい垂直にジャンプした後、バタバタと大きな足音を立てながら、ダッシュでどこかへ逃げて行ってしまった・・・・・・。


それに驚いた他のネコたちも、あっという間にどこかへ姿を消し、アシダカグモはゆっくりと元いた壁へ戻って行き、今日もゴキブリ退治の任務を遂行している。


私はこの時、「へっぽこ警備隊のうちのネコたちよりも、アシダカグモの方がよっぽど頼りになるな~」と思っていたのだった・・・・・・。


(画像上はうちの警備隊長、画像下は窓の明かりに飛んで来ることもあるカナブン)

2019年7月 2日 (火)

ネコがいつもと違う鳴き声で鳴く時

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ニュースで見たというかたも多いかと思うが、ロシアのとあるアパートの地下室で、置き去りにされていた赤ん坊を、1匹の野良猫が救い話題になったことがある。


野良猫の名前は「マーシャ」。


飼い主のいない野良猫だが、ロシアのオビナス市にあるアパートに住み着いていて、アパートの住人達に可愛がられて世話をしてもらっていた。


このためマーシャはお腹を空かせることもなく、特に寒い日は部屋に入れてくれる住人の人もいて、何不自由なく暮らしていたという・・・・・・。


ある日、ゴミ捨てに外へ出た住人が聞きなれない動物の鳴き声を耳にする。


しかし、よくよく聞いてみると、その鳴き声はいつもとは明らかに違う鳴き方だったが、どうやらマーシャの鳴き声のようだった。


その鳴き声があまりに尋常でないと感じた住人は、マーシャが怪我でもしているのではないかと、大慌てで地下への階段を駆け下りて行ったという。


そして、冷え切った地下室で住人が目にしたのは衝撃の光景だった・・・・・・。


まず、目に飛び込んで来たのは、段ボール箱に入れられて床に放置されている、人間の赤ん坊の姿だったという。
そして、肝心のマーシャはと言うと、その赤ん坊の横にピタリと寄り添って、体を温めてやっているようだった。


住人はすぐに救急車を呼び、間もなくして救急隊が駆け付けた。


そして、赤ん坊を保護して病院へ運ぼうとした時だった。


マーシャは救急隊が赤ん坊をどこかへ連れ去ろうとしているように思ったのか、救急隊員に一人果敢に立ち向かっていったという。


住人は必死にマーシャをなだめ、赤ん坊は無事に病院へ搬送された。


そして、赤ん坊は生後3か月にも満たなかったというが、マーシャが体を温めてやっていたおかげで、命に別状はなかったという・・・・・・。


マーシャのように、「いつもとは違う鳴き声で、人に異常を知らせる」というネコの行動は、じつは世界各国から報告がある。


最も多くの報告があるのは、火事の兆候を家族に知らせたというものだろう。


これについては世界中から報告があって、日本でも同様の事例がニュースになったりしているので、ご存知のかたも多いかと思う。


しかし、本来ネコは単独行動をする生き物で、仲間意識というものがほとんどない。
このため、何か異常を発見しても、自分だけさっさと逃げてしまうようなところがあるのだという。


ところが家ネコとして人と一緒に生活していると、飼い主との信頼関係が出来て、仲間意識のようなものが芽生えて来るのだそう。


また、小さいうちから飼い主と一緒にいれば、飼い主をいつまでも親のように思っているネコもいるのだそうだ・・・・・・。


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「いつもと違う鳴き声で人に知らせる」と言えば、うちのネコのキャッツにも思い当たる節がある。


キャッツが「いつもと違う鳴き声で人に知らせる」のはズバリ自らの便意である。


「そんなの異常事態でもなんでもないじゃん」と思われるかもしれないが、飼い主にとっては一大事で、けたたましく鳴る非常ベルと同じことなのである。


以前にもちょっと書いたが、うちのキャッツはおしっこはトイレでするのに、うんちはなぜか洗面台の上でする。


「洗面台の上でする」と言っても、洗面台にボットンとする訳ではなく、洗面台の上で「うんちをするから早く来てくれ!」と、飼い主を大きな声で呼ぶのである。


この時の鳴き声が普段聞いたことのないような低い声で、「ヌア~~オ、ヌア~~オ!」という、とてもネコの鳴き声とは思えないような鳴き声なのだ・・・・・・。


飼い主はキャッツのその声を聞き付けると、TVを見ていようが、食事をしていようが、電話をかけていようが、便所に入っていようが、風呂に入っていようが、大慌てで洗面所にすぐさまダッシュして行かなくてはならない。


飼い主が到着したのを確認すると、キャッツはすかさず洗面の蛇口の横に素早く飛び移り、ウンチングスタイル(うんちをする格好)になる。


飼い主は洗面所にあらかじめ準備してある小さなビニール袋を一枚取り出し、ビニール袋の口を広げてキャッツの尻にサッと当てがう。


すると間もなくして、キャッツの肛門からロケットのようにうんちが飛び出して来るのだ。


キャッツは7キロもある大きなネコなので、うんちもびっくりするくらい大きくて、ビニール袋には人のうんちかと思うような大きなバナナうんちがずっしりと入っている。


そして飼い主はキャッツのうんちの入っているビニール袋の重みを感じながら、ようやく「ホッ」と一息つくことが出来るのである・・・・・・。


キャッツの声を聞き付けて、風呂場から慌てて飛び出して来た時などは、体を拭いている暇もなく洗面所へ直行することになる。


このため自分の体はビチャビチャなので、洗面所の床も当然ビチャビチャになっており、うんちを無事にキャッチして、「ホッ」としている暇もなく、タオルで自分の体と洗面所の床を素っ裸で拭き上げなくてはならないのだ・・・・・・。


また、直前に電話をかけていた時などは、「かけなおすから!」と言って電話を切ったはいいものの、キャッツのうんちをキャッチして部屋に帰って来たころには、そのことをすっかり忘れてしまっていて、3日ぐらい経ってから、「あっ!そう言えば・・・」と思い出すこともしばしばである・・・・・・。


便所に入って自分が大便をしていた時などは、踏ん張るのを途中で断念し、慌てて尻を拭き、「後で流せばいいか・・・」と、ドアを開けたまま便所から飛び出し、洗面所まで猛ダッシュで行かなければ間に合わない。


キャッツのうんちを無事にキャッチして「ホッ」と一息つくころには、自分の便意はすでに消失してしまっていて、さっきまで便所で踏ん張っていたことすら忘れてしまっている。


便所のドアが開けっぱなしになっているのを不審に思った家族が便所の中を覗き込んだところ、私の大便と「こんにちは」をしてしまったという話を家族から聞かされ、「そういえば自分の腹の中にはまださっきの大便が半分残っているんだ」ということにようやく気付く始末・・・・・・。


普段と違う鳴き声で非常事態を知らせるキャッツのおかげで、洗面台にキャッツのうんちが暴発してしまったことはまだ一度もない。


しかし、キャッツは体が大きいせいか、一日にうんちを2~3回はする。


しかも、そのうちの1回は午前2時半(夜中)ごろと決まっている。
これについては、以前「午前2時半の男」に書いた通りだ・・・・・・。


キャッツのおかげで、うちの家族は自宅にいながらにして、常に緊張感のある日常を送ることが出来ている。


夜中にちょっとした物音で「ハッ!」と目覚めることもしばしばで、思わず自分で自分を「戦国時代か!」とつっこみたくなる。


そんな訳で我が家ではいつネコたちから「緊急事態発生!」の号令がかかっても、まるで消防隊員のようにすぐに出動出来る準備が整っているのである。


しかし、出来ることなら、「非番の日を週に2日は作って欲しいな~」と思う今日この頃だ・・・・・・。


(画像上は鮮やかな赤色に発色したヤマアジサイ、画像下はリラックスしていると仰向けに寝るキャッツ)

2019年6月 9日 (日)

ネコの嗅覚は超能力級

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うちのネコたちは柑橘類の匂いが苦手だ。


ミカンをむき始めると、最初は漂って来るミカンの匂いをクンクンして嗅いでいるのだが、ミカンの匂いが鼻の穴にある程度進入して来ると、途端に目をショボショボさせ始め、顔をスーッと引いて行き、イヤそ~な表情になる。


ちなみにミカンと一口に言っても、温州ミカン、甘夏、デコポン、日向夏、清美など、様々な種類があるのだが、うちのネコはどれも同じような反応で、柑橘類全般が苦手という印象である。


ただ、ネコが苦手なのは、ミカンの中身(果肉)と言うよりも、どちらかと言うと果皮の方らしく、どうやら皮をむいている時に漂って来る匂いが苦手のようなのだ。


皮の厚いミカンはむくのが大変なので、台所で皮をむいて、果肉だけを取り出して、器に盛って持って来ることがあるのだが、このようにして持って来ると、ネコは鼻をクンクンさせて気にしてはいるものの、そこまで嫌そうな反応は示さない・・・・・・。


一方、人間は柑橘類の匂いが苦手だという人はほとんどいない。
むしろ「爽やかな良い香りである」と感じる人の方が多いだろう。


その証拠に柑橘類は食べるためだけではなく、消臭剤や芳香剤、香水や洗剤にも、その香りが利用されているのは皆さんもご存知の通りだ。


どうやら人とネコでは匂いの感じ方が違うらしい・・・・・・。


うちのネコたちはミカンをむき始めると一斉にいなくなる。


そのくらいミカンの匂いが嫌いらしいのだが、いったいネコたちはミカンの香りをどのような匂いだと感じているのだろうか。


目をショボショボさせているところを見ると、刺激性の強い香りという認識なのか。


人に置き換えて考えてみると、消毒用のアルコールとか酢とかだろうか。
そう考えると、ネコが柑橘類が苦手というのも、まあ分からなくもない・・・・・・。


うちのネコたちはメントールの香りも苦手だ。


私は花粉症なので毎年花粉の時期はメントールの効いた飴が手放せない。


鼻詰まりの症状が出ている時は、ミント系の軽い「スースー」では全く効果がないので、かなり強烈なメントールの効いた飴を選んで買ってくる。


ミカンと違って飴は口に放り込んでしまうと、飴を舐めているなんて見た目では全く分からない。
だからネコたちはそうとも知らずに、いつものようにスタスタと寄って来ることになる。


ネコは頭を撫でてもらおうと思って、脚の上にヒョイと飛び乗って来た途端、メントールのシャワーを浴びることになる。


うちのネコは「軽くミントが効いているかな~」程度のガムでさえ苦手なので、こんなに強烈なメントールでは気絶しかねない。


そう思って、ネコに直接鼻息がかからないように顔を背けて呼吸するのだが、すでに私はメントールの香りの見えない羽衣をまとっているようなものなので、そんな小細工をしたところでなんの効果もないのだ。


ネコは「ねえ、ねえ」と言いながら、ご機嫌に脚の上に乗って来たのに、メントールの匂いに気付いた途端、急に顔をスーッと引いて、「なんで~」という表情で、私に訴えかけているのがありありと分かる。


ネコはしばらくそのまま頑張っているのだが、だんだん目がショボショボして来て、「こりゃあ、ダメだ」とあきらめて脚から降りて行ってしまう。


このようにメントールはミカンよりもネコの気持ちを察しやすい。


何しろこんなに強烈なメントールの飴は、私だって花粉症の症状が出ている時以外はあまり舐めない。
この小さな1粒の飴は、花粉症で鼻詰まりになっている鼻の穴を、無理やりこじ開けるくらいのパワーを持っているのだ。


花粉症とは無縁のネコにとっては、さぞかし強烈な「スースー」に感じているに違いない。
何しろ人間だってメントールが苦手な者は私の周りから去って行くぐらいだ。


人より体の小さなネコにとっては、豪雨に近い状態の雨を体全体で浴びているくらいの衝撃かもしれない。


ネコにしてみたら、メントールの飴を舐める時は、「事前に避難準備情報でも出してくれ」と思っているかもしれない・・・・・・。


「スースー」したものが苦手なうちのネコは、当然のことながら歯磨き粉やマウスウォッシュも苦手だ。


夜、寝る前に歯を磨いていると、洗面所まで付いて来ていたネコが私を見上げながら、「な、なにをしているの・・・?」と固まっていて、「信じらんな~い!」的な表情をして、じっとこちらを見ている。


棒のような物を口に突っ込んで、口の周りを泡だらけにして、「スースー」した謎の香りを漂わせてるのだ。
ネコにとっては、「全くもって理解不能な人間の行動」に違いない・・・・・・。


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うちのネコは線香の匂いも苦手だ。


最近の線香は様々な花の香りがするものが増えて、お香のように香りを楽しめるものになった。
そんな訳でいろいろな香りを試してみたのだが、ネコの反応はなぜかどれもいっしょだった。


線香に火を点けた直後は、ゆらゆらと立ち昇る煙に興味を持って、煙の行方をじっと見守っているのだが、匂いが漂って来ると急に目をショボショボさせ始め、「う~ん、ダメだ」とどこかへ行ってしまう。


線香はミカンのような刺激はないし、メントールのように「スースー」もしない。
線香の匂いはネコにとっていったい何が嫌な要素になっているのか私にはよく分からない。


しかし、線香はミカンやメントールの飴と違って、火を使って匂いを発生させているので、出来ればネコには安全のためにも近付いて欲しくはない。


そういう意味では、「線香の匂いが嫌い」というのは、むしろ有難いことと言えよう・・・・・・。


うちのネコが嫌いな匂いにコーラもある。


人がコーラをうまそうに飲んでいると、ネコは「何それ?」と寄って来て、「ちょっと僕にも匂いを嗅がせてよ」と、手でコーラのペットボトルを手繰り寄せようとする。


仕方なく、「ほら」とペットボトルの口をネコの鼻先に持って行ってやると、すぐに顔をスーッと引いて行き、あからさまに嫌な顔をして、「うへぇ~、何これ~・・・」という表情をする。


じつはコーラの匂いについては、私はネコの気持ちが少し分かる。
と言うのも、私は子供の頃、コーラの薬品臭のような匂いがどうも苦手で、コーラを全く飲むことが出来なかったのだ。


今では薬臭いなんて全く思わないが、当時はその匂いが嫌いで、「こんなの飲み物じゃない」とさえ思っていた。


きっと、ネコもコーラの匂いをそんな風に感じているに違いない・・・・・・。


嗅覚が優れている動物と言うと、すぐに犬が思い浮かぶと思う。
しかし、じつはネコも嗅覚がとても優れているのだそう。


ネコの鼻の奥にある嗅上皮には、吸い込んだ匂いの分子をとらえる嗅細胞があるのだが、ネコはこの嗅細胞の数がとても多くて、人よりもはるかに嗅覚が優れているのだという。


嗅細胞が密集している嗅上皮の表面積は、なんと人の10倍以上あるといい、嗅覚については人の20万倍も敏感である可能性が高いそうだ。


それを踏まえて考えると、ネコは人には感じることの出来ない奥深い匂いまで、感じることが出来ているのかもしれない・・・・・・。


ミカンやメントールの匂いにしても、じつはミルフィーユのように幾重にも階層になっていて、人は表面の方の匂いしか感じられないが、ネコは最下層の奥深い香りまで感じることが出来ているのではないか。


そう考えると、私たちがいい匂いとか、嫌な匂いと感じていることは、じつは本当の匂いの真相ではないのかもしれない。


時々、ネコは鼻が悪いんじゃないかと思うくらい、鼻先を物にペッタリとくっつけて匂いを嗅いでいることがある。


それを見ると、思わず笑ってしまうのだが、あれはもしかしたら、ネコが匂いの階層を一つ一つたどっているところなのかもしれない。


間抜けなように見せかけて、じつはネコは「超」が付くほどの能力を持っているのかもしれないな~・・・・・・。


(画像上はユリノキの花、画像下はうちのまるちゃん)

2019年5月22日 (水)

ネコが気になる物

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うちのネコはコンビニやスーパーのレジ袋を見つけるとなぜかペロペロと舐め始める。
袋の中に入っているものは食品とは限らず、美味そうな匂いがするから舐めているという訳ではない。
いったいうちのネコはなんでそんな行動をするのだろうか・・・・・・。


うちのネコがなぜコンビニやスーパーのレジ袋を舐めるのか、色々と考えてはみたものの、はっきり言って理由はよく分からない。
ただ、一つ言えることは、たった今買い物をして、持って帰って来たばかりの新しい袋を舐めることが多いということだ。


何日かうちに置いてある袋にはなぜかあまり興味を示さない。
全く同じ袋なのに、いったい何が違うと言うのだろう・・・・・・。


買って来たものをとりあえずテーブルの上に置いておくと、ネコはいつの間にかテーブルの上に上がって来ていて、目を細めてただひたすらレジ袋の一点をペロペロと舐め続けている。


一応、新しい袋ではあるのだが、何が付いているか分からないので、いつも途中で「はい、おしまい」と取り上げてしまう。
ネコはおもちゃを取り上げられた時のような執着はまるでなく、なくなれば別にどうでもいいようでスタスタと行ってしまう。
人にはよく分からない行動ではあるが、ネコにとってはきっと何か意味のある行動なのだろうな~と思っている・・・・・・。


うちのネコはポリ袋の結び目を気にするやつもいる。
ポリ袋の口を広げて置いてあるだけなら、ネコは別に気にもしていないのだが、中身が出ないようにキュッと縛ってあると、その結び目が気になって仕方がない。


結んであることに納得がいかないのか、匂いを嗅いだり、手でツンツンしたあとに、結び目の部分に噛みついてくちゃくちゃと噛み始める。
放っておくと結び目がボロボロになるまでやり続けるので、結び目を解いてしまうか、ネコの目が届かない場所に移動させるしかない。


最近は飼い主も学習したので、ネコがいる所にポリ袋を置いておく時は、結ばないで口を開けたまま置いておくことにしている。
結び目のないポリ袋にはネコは全く興味を示さない。


ネコにとってポリ袋の結び目とはいったい何なのだろうか。
何か他の物に見えているとでも言うのか。
だとしたら、いったい何に見えているのだろう・・・・・・。


うちのネコは緩衝材のプチプチも気になる。
品物を包んでいるプチプチをペリペリはがしていると、なぜか「プチプチだ!」と音で分かるらしく、どこにいてもすっ飛んで来る。


プチプチも一応素材はビニールなのだが、先にご紹介した2つとは違って、「気になる物」というよりは、どちらかというと「おもちゃ感覚」のようだ。


楽しみ方は人間と全く一緒で、プチプチの部分を潰した時の、「プチッ」という感触がクセになるらしい。
人と違うのはネコはプチプチを噛んで、「プチッ、プチッ!」と潰して行くということだ。


最初は普通に噛み噛みして、「プチッ、プチッ!」とやっているのだが、次第に楽しくて興奮して来るらしく、プチプチを潰すだけでなく、口で引きちぎったり、手で引っ掛けて宙に放り上げたりし始める。


あんまり細かくちぎると口に入って飲み込んでしまうとまずいので、テンションが上がって来たら途中で取り上げてしまう。
プチプチを取り上げられても、ネコの気分はすでにハイになっているので、突然猛ダッシュを始めたりして、しばらくは楽しい気分に浸っている。
こうなると、もうプチプチの存在はすっかり忘れて、兄弟で鬼ごっこになるので、気付かれないうちにプチプチをササっと片付けてしまう・・・・・・。


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うちのネコは「毛の生えたもの」がやたらと気になるようだ。
ネコが気に入るかと思って、毛足の長い絨毯のような見た目の座布団を買って来たのだが、新しいうちは噛んでしまってダメだった。


毛が気になって座布団に噛みついてクチャクチャするか、興奮している時は引きちぎろうとまでしていた。
しかし、上に乗るとフカフカして気持ちいいので、気分が落ち着いている時は、寝そべって「ゴロゴロ」言っている。


買って来たばかりで破壊されるのも悔しいので、しばらくは人用として、誰かしら上に座っていることにした。
そしてネコが乗りたいと言って来た時にだけ、乗せてやるようにしていた。


そんな毛の生えた座布団も今では人の尻の重みで毛が寝てしまって、モサモサした感じはなくなった。
そのせいかネコも気にしなくなったので、今では人もネコも含めて早い者勝ちで使っている。
たいていはネコの方が勝つのだが・・・・・・。


うちのネコはこの座布団のように、「毛の生えたもの」を見つけると、噛みついてクチャクチャしたり、引きちぎろうとしたりするので、襟首の所にフワフワした毛の付いたボア付きのダウンなどは、どんなに「デザインがいいな~」と思っても買うことが出来ない。
間違って買って来てしまったりしたら、外に出しては置けないので、永遠に衣装ケースの中で眠っていることになるだろう・・・・・・。


自分では絶対に買わないのでいいのだが、たまに客がボア付きの服を着て来たりすると、玄関で挨拶もそこそこに、「さあ、どうするか!」とパニックになる。


普通の家なら客の上着はハンガーにかけて、部屋のどこかにぶら下げておくのだろうが、そんなことをしたらうちのネコは「ダーッ!」とダッシュして来て、爪を立てながら迷うことなくそれに飛びついて行くことだろう。
客の服にそんなことは間違ってもさせられない・・・・・・。


一番安全なのは衣装ケースやクローゼットに放り込んでおくことなのだが、あずかった客の服をそんな所にコソコソ入れようとしている所を見られたりしたら、「手土産で貰ったものをすぐにしまい込んでいる変わった男」的な印象を与えかねない。
そもそも客の服を客の目の届かない他の部屋に持って行くこと自体、すでに怪しい行動と言えるだろう・・・・・・。


しかし、上着のように脱げる物はまだいいのだ。
問題なのは客の手元に置いておかなければいけないものだ。


具体的に言うなら、毛皮に覆われているような外観のカバンや、スマホやカバンにホルダーでぶら下がっている、フワフワした大きな「まりも」のような丸い小物(ポンポン)などだ。


うちのネコは普通は知らない人が来ると、警戒してしばらくは寄って来ないのだが、そんな物を見つけたら客の姿などもう目に入らず、隠れるために避難したはずの隣の部屋から、低い姿勢でお尻をフリフリしながら目標を定め、一直線にダッシュして来て獲物を捕らえようとするだろう。
客のカバンやポンポンはネコにクチャクチャされてよだれまみれになるか、毛を噛みちぎられて丸坊主になること間違いなしである・・・・・・。


そんな悲劇を避けるため、毛皮に覆われたカバンやポンポン付きのスマホなどはうちでは即没収だ。
客に事情を話して、あらかじめ準備しておいた小さなクリアボックスに入れて、フタをして置いておくことになる。
まさか客も学生生活を終え、社会人になって何年も経ってから、私物を没収されることがあるなど、夢にも思わなかっただろう・・・・・・。


今までで一番困ったのは、客が小さなポンポンの付いたイヤリングをしていた時だ。
最初は髪の毛で隠れていて見えなかったのだが、うちのネコが今日は嫌に馴れ馴れしく、客の周りをウロウロして、膝の上に乗って行こうとしているので、「おかしいな~」と思っていたら、客の耳元でポンポン付きのイヤリングが揺れていることに気付いたのだ。


さすがにイヤリングは外せとは言えない。
来てすぐならまだしも、もうかなりの時間が経過していて、今さらそんなことを言い出すのもおかしい。
「もう頼むからそんな物をうちに付けて来ないでくれよ~」と思いながら、私は客に「早く帰ってくれオーラ」を送り続けずにはいられなかったのだった・・・・・・。

(画像上は白、桃、赤と色が変化して行くハコネウツギの花。画像下はうちのネコのキャッツとまるちゃん)

2019年5月 4日 (土)

匂いを気にするネコ

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「ネコは吸うものだ」という名言がある。
いったい誰が言い出したのかは定かではないが、ネコを飼っている人なら、誰しも経験のある行為のことを指している。


「ネコを吸う」とは愛猫を仰向けにして、胸やお腹に顔を埋めて、「スーッ」と匂いを嗅ぐことを言う。


それは匂いを嗅ぐことだけに止まらず、顔をネコに埋めることで伝わって来るネコの体温や、モフモフ感に幸せを感じることという意味も含まれている。


しかし、「ネコを吸う」ことは、人間側の一方的な欲求を満たすための行為であって、ネコの方は決してそのことを歓迎してくれているようには思えない。


ネコに言わせれば、「飼い主が喜んでいるようだから、ちょっとだけガマンしてやっている」のである。


ネコはとてもきれい好きで、自分以外の匂いが体に付くのを極端に嫌う。


だからネコの胸やお腹に顔を埋めてネコを吸ったりしたら、飼い主の顔の匂いが胸やお腹にべったりと付いてしまう訳で、ネコにしてみたら、「おいおい、なにしちゃってくれてんのよ~」と思っているに違いないのだ。


ちなみにうちのネコは、ちょっと顔をくっつけただけでいや~な顔をして、その部分を少しの間、じっと凝視していたかと思うと、すぐに舌でペロペロと毛づくろいを始め、体をきれいにしている。


真剣な表情でひたすら舐め続けるネコの姿を見ていると、そんなに「きたね~顔」だと思われているのかと、少々へこむこともある・・・・・・。


そんな一見潔癖症とも思えるネコなのであるが、なぜか頭部に顔をくっつけるのは、不思議なことに全然気にしない。


鼻と鼻をくっ付け合うのは、猫同士の挨拶でもあるので、これはまあいいとして、脳天に顔をくっ付けて、「スーッ」と吸ったりするのも、ネコ的には「OK」らしく、ゴロゴロと咽喉をならしてさえいる。


頭だって体の一部だと思うのだが、ネコ的には頭と体では何かが違うらしい。


もしかしたら、頭は自分で直接舐めてきれいに出来ない部分でもあるので、初めから諦めているのだろうか・・・・・・。


匂いと言えば、うちのネコは牛乳やヨーグルトなどの乳製品の香りに敏感だ。
バニラアイスやパンなどにも反応するので、どうやらミルクっぽい匂いが好きなようだ。


テーブルに牛乳やヨーグルトが置いてあるとすぐに寄って来て、鼻をクンクンさせながら、どこから匂いが漂って来ているのか、キョロキョロと探し始める。


コップに顔を突っ込んで、牛乳をゴクゴク飲み始めたら困るので一応どかすのだが、あんまり鼻をクンクンして探し回るので、いつも匂いだけ嗅がせてやることにしている。


すると「これだ!」という表情になって、口の周りをペロペロ舐め回して、「あ~、美味かった」と満足してテーブルから下りて行く。
一口も飲んでいないのに、牛乳を飲んだつもりになっているのだろうか。


ヨーグルトやバニラアイスも同様で、うちでは匂いだけで「美味かった!」と満足して去って行くネコが多い。


たまにほんのちょっぴり、スプーンに乗せてやるのだが、うちではなぜか全く口にしないネコの方が多い。
匂いは「美味い!」のに、なぜ舐めて行かないのか不思議でならない・・・・・・。


焼き魚の匂いもネコは好きだ。
まだ、焼いているうちから、鼻をクンクンさせて反応している。


「やっぱりネコは魚が好きなんだな~」とつくづく思う。


魚が焼き上がり食卓に上がると、「待ってました」と鼻をクンクンさせながらネコたちが寄って来る。
素焼きではないので、万が一食べてしまったらまずいので、一応皿を手にしっかりと持っておく。


それでも匂いのもとを鼻をクンクンさせながら探しているので、「匂いだけだよ」と皿を差し出して匂いを嗅がせてやる。


焼き魚の場合は牛乳やヨーグルトよりも反応が大きくて、魚に鼻をくっつけそうなくらい顔を近付けて来て、匂いに夢中になっている。


それでも魚を食べようとは思わないらしく、匂いを満足するまで嗅ぐと、口の周りをペロペロと舐め回し、「美味かった!」とテーブルから下りてそそくさと去って行く・・・・・・。


「美味そうな匂い」なのに、なんで食べようとはしないのか考えてみると、そもそもうちのネコは小さいころから、魚なんて食べたことがないからではないかと思うのだ。


キャットフードのカリカリや、缶詰やパウチのウエットフードしか食べたことがないので、焼き魚は「美味そうな匂いはするが食べ物ではない」という認識なのかもしれない。


もしかしたら、細かくほぐしてウエットフードっぽい見た目にして出したら食べるのかもしれない・・・・・・。


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このようにネコは匂いに敏感なので、お客さんが来た時も、普段嗅いだことがない匂いがするらしく、鼻をクンクンさせながら、一定の距離を取って警戒している。


それでもしばらくすると慣れて来て、「近付いても平気かな」と、そろりそろりと恐る恐る歩いて来る。


そして、まず一番最初にすることは、客のバックの匂いを嗅ぎまくることだ。


「おいおい、鼻汁が付くからやめてくれよ」と内心ヒヤヒヤしながら見ているのだが、だんだん図々しくなって来て、バックの中に頭を突っ込んで中を物色し始める。


中身があまり入っていないと、ひょいとまたいで中に入ろうと試みるので、こうなると他の部屋に強制送還になる・・・・・・。


また、知らないうちに玄関に行って、客の靴の匂いを嗅ぎまくっていることもある。


匂いを嗅ぐだけならまだいいのだが、ひとしきり匂いを嗅ぐと、客の靴に頭を突っ込んだり、両手を突っ込んで靴を動かしたりし始めるので、客と話をしていても落ち着かず、「ちょっとごめんなさい」と10分おきぐらいに、ネコが何かやっていないか、玄関まで確認に行かなくてはならない。


客からは「嫌に小便の近い男だな」と思われているかもしれない・・・・・・。


客と言えばいつだったか、生命保険会社のお姉さんが着ている時、うちのネコがおもむろにお姉さんの方に近付いて行ったので、「バックを狙っているな」と思ったのだが、なぜかネコはバックの横を通り過ぎ、お姉さんの後ろに回り込んで行った。


何をするのかと気にしていたら、なんとネコは大胆にもお姉さんの足の匂いを嗅ぎ始めたのだ。


お姉さんも後ろでネコが何かしていることに気付いたらしく、手を後ろに回してネコの背中を撫でながら保険のプランの説明をしていた。


ネコは鼻をお姉さんの足にくっつけんばかりにして足の匂いを嗅いでいる。


私はストッキングに鼻汁でも付けないかと、ヒヤヒヤしながらそれを見ていたのだが、突然ネコがスッと顔を上げたかと思うと、ポカンと半口を開けて恍惚とした表情をして宙を見つめている。


その表情がなんともバカっぽくて、私は思わず吹き出しそうになるのを必死でこらえていた。


いわゆる匂いに反応して起こる「フレーメン反応」なのであるが、人から見るとなんだか「くっせ~!」と言っているみたいで、笑わずにはいられない・・・・・・。


もうこれ以上、あの顔を見ていたら笑ってしまうと思い、私は目を逸らして保険のプランの書類に集中した。


そしてだいぶ笑いも収まって、気持ちも落ち着いて来たので、ネコの方もいくらなんでも、もう元に戻っているだろうと思い、チラリと見てみたところ、なんとネコはその匂いがクセになったらしく、お姉さんの足に再び鼻をくっ付けていた。


「たのむからもうやめてくれ」と思いながら、私は再び書類に集中する。


しかし、どうにもお姉さんの後ろにたたずんでいるネコが気になって、よせばいいのに一瞬だけチラッと見てしまった。
ネコはやっぱりポカンと半口を開けて、恍惚とした表情をして宙を見つめていた・・・・・・。


「もうダメだ、吹き出してしまう!」と思った時、お姉さんが「うちもネコを飼っていて、私の足、とっても人気なんですよ」と笑いながら言った。


お姉さんはうちのネコが足の匂いを嗅いでいることに気付いていたのだ。


私は爆笑する前に救いの手を差し伸べられ、感謝の気持ちでいっぱいだった。
正に女神様降臨の瞬間である。


そして「ネコに人気」という女神様の足の匂いは、いったいどんな匂いなのか、気になって仕方がなくなり、「ちょっと僕にも嗅がせて下さい」と言いそうになり、慌てて口をつぐんだのだった・・・・・・。


(画像上は里山の草地で咲き始めたコバノタツナミの花、画像下はお気に入りのタオルケットの上でくつろぐうちのネコたち)

2019年4月10日 (水)

とりあえず入ってみたくなるネコ

Photo_6  

ネコは自分が入れそうなものを見つけると、とりあえず入ってみようとする。
例えばトートバックやエコバック。


出かけようと思って、トートバックやエコバックを準備して床に置いておく。


そして財布など持って行くものを取りに他の部屋へ行って戻って来ると、その隙にいつの間にかネコがバックの中にすっぽりと納まっているのだ。


「出かける準備をしたいから、早く出てくれよ」と言っても、なかなか出てくれず、中で爪を立てて踏ん張っている。


そこで、持ち手を持ってブランコのように振り回していたら、それが楽しかったらしくて、クセになってしまい、毎回ブランコをしてやらないと出て来なくなった。


ちょっと近所へ出かけるくらいならいいのだが、急いで家を出なければならない状況にも関わらず、とりあえずネコを振り回している時ほどむなしいことはない・・・・・・。

買い物から帰って来て、紙袋から品物を取り出している時も、ネコたちは物陰から密かにそれを見ている。


空になった紙袋を床に置いて、テーブルの上で買って来た品物のパッケージを開けて中身を取り出していたりすると、足元でガサガサ音がすることに気付く。


そういう時はたいていネコが紙袋に入って、中でモゾモゾ動いている。


よくテレビの動物番組では、ダッシュして来たネコが紙袋の中に、「サーッ」と滑り込んで入って行くみたいな動画をやっているが、うちのネコたちはそれはしない。


うちのネコたちは、そっと紙袋に近付いて来て、恐る恐る中に誰か入っていないかをまず確認する。
そして誰も入っていないのを確認してから、そろ~っと紙袋の中に入って行く。


「どこまで臆病なんだよ」と突っ込みたくなるが、先客がいた時に喧嘩にならないように、彼らなりに考えての行動らしい。


紙袋は中に入った時のガサガサと言う音は楽しいが、ブランコをしてもらえないこともあって、基本的にはすぐに飽きてしまう。


ブランコをすると底が抜けたり、取っ手が破けて取れたりして、宙に放り出されてしまうことをネコたちはちゃんと知っているのだ・・・・・・。


宅配便が届いた時もネコたちは物陰からじっと見つめている。


開封前の荷物に興味を持って近付いては来るが、トートバックや紙袋の時と違って、宅配便の荷物には様々な匂いが付いているらしく、最初は警戒して段ボール箱に乗ったりはせず、鼻をヒクヒクさせてしきりに匂いを嗅いでいる。


カッターを取りに行って荷物を開封し、中身を取り出し始めると、ようやくネコたちは安心して段ボール箱の中をのぞき込んだりし始める。


そして物を全部取り出して、それを片付けていると、その間にいつの間にか段ボール箱の中に入ってくつろいでいる。


ネコたちにとって段ボール箱はお気に入りのアイテムの一つで、中に入ってくつろいだり、爪研ぎをするのにも好都合で、そのまま置いておけば入れ代わり立ち代わりネコがやって来る・・・・・・。


段ボール箱には様々な大きさのものがあるが、どう考えてもネコが入るには小さすぎるサイズの箱にも興味があるようですぐに寄って来る。


中身を取り出すと、とりあえず頭を突っ込んで中を確認。


「こりゃあ、ちょっと無理だな~」と立ち去るかと思いきや、ネコは一応入ってみることを選択する。


入ってもお尻が収まるぎりぎりのサイズなので、中で丸まってくつろぐことは出来ない。
まるで一人用の小さな湯舟に体育座りの状態で浸かっている人間のようだ。


ネコはただ、ただ、正面を見つめてじっと座っているだけなのだが、なかなか出ようとはしない。
「そんなんで楽しいのか?」と声をかけても、ネコはただ正面を見つめてじっと座っている・・・・・・。


掃除をしようと思ってポリバケツを準備して、他の部屋に雑巾を探しに行って帰って来たら、バケツの中にネコが納まっていたこともあった。


しかも、丸くなってすっぽりと納まっていて、少しうっとりしたような表情をしていて、なんともすごいくつろぎようである。
雑巾片手に「お~い!」とツッコミを入れたのは言うまでもない。


バケツを準備していた時には近くにネコはいなかったのに、いったいどこから見ていたのだろうか。
ネコは注意力や観察力が鋭く、人の行動を必ずどこかで見ているようだ。


そして、人がちょっと目を離した隙にすぐに行動に移り、人が知らぬ間にそれを自分の物にしてしまう。
この日、バケツに入ったネコは、半日近くバケツの中で寝ていて、結局掃除は出来なかった・・・・・・。


Photo_7
 
うちでは宅配便を送ったり、書類や小物を整理するとき用に、手ごろな大きさの段ボール箱があるとストックしておく。
そしてそれらは、寝室の棚の一番上の天井近くに重ねて置いてある。


なぜ、そんなに高い所に置いておくのかと言うと、ネコに爪研ぎをされてボロボロにされるのを防止するためだ。


一応、ネコの爪研ぎ用には、ちゃんと別に段ボール箱を準備してやっているのだが、うちのネコは新しいもの好きなので、下に置いておいたら、あっという間にボロボロにされかねない・・・・・・。


ある日、ネコが一匹見当たらなくて、家中探し回っていたことがあった。


しかし、いくら探しても、どこにも見当たらず、「もしかしたら、外に出てしまったのでは」と心配になったのだが、どう考えてもそれは考えにくい状況だった。


各部屋をしらみつぶしに探して行き、最後に寝室に入り、掛布団や毛布を全部剥いで見たのだがどこにもいない。
「おかしいな~」と首をかしげながら、あちこち見回してネコが入れそうな隙間がないか考える。


すると唯一見ていない、棚の上の段ボール箱が目に付いた。
しかし、段ボール箱はしっかりとフタが閉じていて、とてもネコが入っているようには見えなかった。


「ここはないな~」とスルーしようかと思ったが、念のため、思いっきり背伸びをして、段ボール箱の底の部分を、指先でヒョイと持ち上げてみた。


空の段ボール箱を置いてあるので、何も入っていなければ、指一本だって持ち上がるはずだ。


ところが段ボール箱はズシリと重たかった。


私が指で少し持ち上げようとしたので、中のネコは気付いたらしく、ゴソゴソと動いているのが分かった。


「なんだそこにいたのか」と「ホッ」と胸をなでおろし、「いるなら別にいいや」とそのままにしておいてやった・・・・・・。


しかし、段ボール箱はそこに置いた時から、ホコリが入らないように、綺麗にフタは閉めておいたはずで、いったいどうやってフタを開けて中に入って行ったのかとても気になる。


きっと、前足を器用に使って爪を引っ掛けて、フタを開けて中に入って行ったのだろうが、その後こんなに綺麗にフタが閉まるものだろうか。


強引に入って行ったのなら、フタは半開きになって持ち上がっていた方が自然だと思うのだが・・・・・・。


ネコが中に入ってから、綺麗にフタを閉じたとしか思えない。


私はその日から、ネコがこの段ボール箱のフタを開けて中に入って行き、中からパタンとフタを閉じるところを、いつか必ず見てやろうと思っているのだが、不思議なことに今まで一度もその瞬間を見たことはない・・・・・・。


(画像上は桜咲く、春の里山の光景、画像下は昼寝中のうちのネコたち。寝ているのに部屋の中の変化には敏感。なにか興味深い物が出現したらすぐに起き出します)

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