魔法瓶
▲昭和の頃に主流だった水筒型の魔法瓶。当時のものはマイボトルではなくファミリーサイズで運動会の定番だった・・・・・・。
魔法瓶をご存知だろうか。
最近ではその呼称をあまり使わなくなってしまったので、ピンと来ない人も少なくないかもしれない・・・・・・。
魔法瓶は保温(保冷)性を高めるために、内ビンと外ビンの二重構造になっており、その間を真空状態にすることで、熱の移動を防ぎ、長時間の保温や保冷が出来るようになっている。
しかし、当初のものは、内ビンがガラス製だったので、落とすと割れてしまうという欠点があった。
そこで開発されたのが、ステンレス製の魔法瓶で、これが後のサーモスとなる・・・・・・。
魔法瓶には持ち運べる水筒型と、据え置いて使うポット型があった。
水筒型のものは、時代と共に衝撃性能が向上し、アウトドア用品の定番に。
そして据え置き型のものは、湯沸かし機能が付加されて、電気魔法瓶と呼ばれるようになった・・・・・・。
魔法瓶で私が一番印象に残っているのは、ファミリーサイズの水筒型のもので、昭和の頃は運動会の定番だった。
当時は運動会のお昼は、校庭にレジャーシートを敷いて、家族で食べるスタイルだったので、水筒も現在のようなマイボトルではなくて、ファミリーサイズ仕様だった・・・・・・。
▲水筒型の魔法瓶はフタがコップになっていて、外蓋の内側にもう一つ小さめのフタが隠れていた。中のお茶を飲みたいときはこのフタに注いで飲むようになっていた・・・・・・。
また、当時の水筒型魔法瓶の特徴として、フタがコップになっていたことがあげられる。
フタは大小2つのものが被せられていて、外側の大きなフタは、本体と同色になっていて、文字通り、水筒の外蓋にもなっていた。
そして、その内側にもうひとつ小ぶりなフタが隠れていて、こちらは分かりやすくいうと、炊飯器に付いている、米の計量カップのようなものだった。
水筒に入っているお茶や麦茶を飲みたい時には、この2つのフタに注いで飲むのが、当時の定番のスタイルだったのである・・・・・・。
ところで、この水筒型の魔法瓶、うちにあったものは緑色で、友達の家にあったものも緑色だった。
このため、当時の私は、この魔法瓶は緑色のものしかないと、信じて疑わなかったのだが、どうやら青色や赤色、黄色など、色のバリエーションもあったようである。
しかし、私の周りでは、なぜか緑色のものを使っている家族しか見たことがなくて、これはいったいどうしてなのかと、今更ながら不思議でならない・・・・・・。
ところで現在の水筒は、マグボトルという直飲みタイプが主流になった。
直飲みなので、もちろんマイボトルということになる・・・・・・。
そしてこのことに大きく関わっている出来事が、1996(平成8)年に登場した、500mlのペットボトルなのである。
500mlのペットボトルが登場するまでは、2リットルペットボトルを直飲みしたりすると、「ラッパ飲み」などといわれ、行儀が悪いとされていた。
それが500mlのペットボトルの登場により、その概念そのものが、いつの間にか消えてなくなり、魔法瓶(水筒)も直飲みスタイルがポピュラーになっていったのである・・・・・・。




















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