カテゴリー「ガッチャマンの替え歌」の記事

2021年7月15日 (木)

「謎フレーズ探偵」ガッチャマンの替え歌③

Photo_20210713085801

前々回から、私が子供の頃に流行っていた、「ガッチャマンの替え歌」の調査を始めた。


そして前回の調査では、ガッチャマンの替え歌は、東日本と西日本で主人公が違っていたことが判明した。
今回はその続きである。


という訳で、内容を忘れてしまっているといけないので、まずは「ガッチャマンの元歌」、「東日本の替え歌」、「西日本の替え歌」を先におさらいしておこうと思う。


「ガッチャマンの元歌」

誰だ誰だ誰だ、空のかなたに踊る影
白い翼のガッチャマン
命をかけて飛び出せば
科学忍法火の鳥だ
飛べ飛べ飛べガッチャマン
行け行け行けガッチャマン
地球は一つ、地球は一つ
おお、ガッチャマン、ガッチャマン


「東日本の替え歌(オーソドックスなもの)」

誰だ誰だ誰だ、僕のおやつを盗むやつ
黒いお目々のパンダちゃん
命をかけて飛び出せば
電信柱にぶつかって
飛べ飛べないパンダちゃん
行け行けないパンダちゃん
地球は一つ、割れれば二つ
おお、パンダちゃん、パンダちゃん


「西日本の替え歌(オーソドックスなもの)」

誰だ誰だ誰だ、僕のおやつを盗むやつ
白い翼のニワトリ
命をかけて飛び出せば
科学忍法焼き鳥だ
飛べ飛べないニワトリ
行け行けないニワトリ
地球は一つ、割れたら二つ
おお、ニワトリ、ニワトリ


ざっと目を通してもらえば分かる通り、東日本の替え歌も、西日本の替え歌も、歌詞の内容そのものは、ほとんどいっしょと言っていいと思う。


それなのになぜか、東日本の替え歌の主人公は「パンダちゃん」、西日本の替え歌の主人公は「ニワトリ」になっている。


これはいったいどういうことなのだろう・・・・・・。


Photo_20210713085901

ガッチャマンのテレビアニメは、フジテレビ系列で1972年10月1日より、毎週日曜日午後6時から午後6時30分の放送枠で放映が始まった。


そして、1974年9月29日の放映終了までに、全105話が放送されている。


じつはガッチャマンのテレビアニメの放映が始まった1972年は、日中国交正常化を記念して、中国から日本にパンダが初めて贈られた年でもある。


昭和生まれの人なら、カンカンとランランと言えば、思い出していただけるかと思う。


カンカンとランランは、1972年10月28日に、中国から専用機に乗せられて、羽田空港へ到着している。


そして驚いてしまうのは、この時、当時の内閣官房長官の二階堂進さんが、わざわざ羽田空港まで出向いて、カンカンとランランを出迎えているのだ。


当時、パンダは正にVIP級の待遇だったと言えるだろう。


そしてこのことは、当日のニュースや翌日の新聞でも大きく報じられたそうだ。


その後、カンカンとランランは東京の上野動物園で、同年の11月5日から一般公開された。


当時のパンダフィーバーは凄まじく、パンダを見るためだけに2時間待ちの行列に並び、ようやく順番が回って来たと思ったら、立ち止まることも許されず、観覧時間はたったの30秒という有り様だった。


しかも、その30秒の間、パンダが起きて動き回っているという保証は何もなく、せっかく見に行ったのに、パンダは2頭とも寝ていて、全く動かなかったなんて話も当時はよく聞かされたものである。


ちなみに私も幼い頃に、上野動物園にパンダを見に行った記憶がある。


私が見に行った時は、すでにパンダ来日から5~6年が経過していたと思うのだが、それでもパンダ舎の前は大行列で、やはり立ち止まることは許されず、ゆっくり見ている暇はなかったと記憶している。


そして前評判通り、パンダは2頭とも寝ていて、しかもこちらに尻を向けていたため、寝顔すら見られなかったのを、なんとな~く覚えている。


帰宅後、どっと疲れが出たことは言うまでもない・・・・・・。


ガッチャマンの放映が始まったのが1972年10月1日。


日本にパンダが初めてやって来たのが1972年10月28日。


そして、カンカンとランランを飼育展示していたのが、東京都恩賜上野動物園。


もう、お気付きだろう。


そう、この3つのキーワードを合わせると、当時東日本の小学生の間で流行っていた、ガッチャマンの替え歌の背景が見えて来るのだ。


どうやら、東日本の替え歌の主人公が「パンダちゃん」だったのは、当時のパンダフィーバーが関係していたようである。


そして、その当時は、西日本の動物園には、パンダはいなかったので、「どーせ、西日本の動物園にはパンダはいませんよ~だ!」と、自虐的な意味合いを込めて、西日本の各地域では、主人公をどこにでもいる、身近なニワトリに置き換えて歌っていたのではないだろうか。


また、ガッチャマンの主人公、「大鷲の健」の白いコスチュームは、どうひいき目に見てもオオワシには見えない。


オオワシは白というよりも、全体に黒っぽい鳥なのだ。


小学生はオオワシなんて言われてもピンと来ないし、校庭の鳥小屋にいるニワトリの方が身近で、イメージしやすかったのだろう。


そして、昭和の当時、小学校の校庭で飼われていたニワトリは、白いボディで大型の、「白色レグホン種」が多かったのも、その一因になっていたと思われる。


ガッチャマンの放映スタートと、パンダ来日の時期が一致していることからも、これでほぼ間違いないと思われる・・・・・・。


(画像上、日陰のアジサイはまだまだ元気。画像下、まとまった雨の日が続いて、テングタケが次々と顔を出す)

2021年7月 9日 (金)

「謎フレーズ探偵」ガッチャマンの替え歌②

Photo_20210708085001

前回から私が小学生の頃に流行っていた、「ガッチャマンの替え歌」の調査を始めた。


今回はその続きである。


そこでまずは、ガッチャマンの主題歌(元歌)について、ちょっとおさらいをしておこうと思う。


「ガッチャマンの歌」

誰だ誰だ誰だ、空のかなたに踊る影
白い翼のガッチャマン
命をかけて飛び出せば
科学忍法火の鳥だ
飛べ飛べ飛べガッチャマン
行け行け行けガッチャマン
地球は一つ、地球は一つ
おお、ガッチャマン、ガッチャマン


どうだろうか。
昭和生まれの人なら、頭の片隅に眠っていた記憶が、これで呼び覚まされたのではないだろうか。


そして、前回の記事の内容についても、思い出していただけたろうか・・・・・・。


という訳で、ここからは前回の続き、「ガッチャマンの替え歌」に話を戻したいと思う。


前回は「食べ物編」と「便所編」の2つのジャンルをご紹介した。


そして今回1発目にご紹介するのは「パンツ編」である。
それではどうぞ(↓)。


「替え歌 D」

誰だ誰だ誰だ、僕のパンツを盗むやつ
黒いお目々のパンダちゃん
命をかけて飛び出せば
電信柱にぶつかって
飛べ飛べないパンダちゃん
行け行けないパンダちゃん
地球は一つ、割れたら二つ
おお、パンダちゃん、パンダちゃん


「パンツ編」の替え歌はもう一つあるので、続けてご紹介することにする。


「替え歌 E」

誰だ誰だ誰だ、僕のパンツを脱がすやつ
白いお手々のパンダちゃん
命をかけて飛び出せば
電信柱に激突だ
飛べ飛べないパンダちゃん
行け行けないパンダちゃん
地球は一つ、割れたらおけつ
おお、パンダちゃん、パンダちゃん


「パンツ編」の替え歌を2本続けてご紹介してみたのだがいかがだったろうか。


歌詞を見れば分かる通り、前回ご紹介した「便所編」にも増して、パンダちゃんがより一層、「やべえやつ」になっていることが分かる。


注目すべきは「替え歌D」では「僕のパンツを盗むやつ」、「替え歌E」では「僕のパンツを脱がすやつ」とあるように、パンダちゃんのターゲットはいずれも「僕」なのである。


これが「私」ならばまだ分からなくもないが、なぜに「僕」なのか。


私たちは「ガッチャマン」という先入観から、パンダちゃんはてっきりオスだと思い込んでいたが、これはもしかしたらパンダちゃんは、メスなのではないだろうか。


(いや、そういう問題ではないと思う・・・・・・。)


Photo_20210708085101

さて、パンダちゃんがオスかメスかはさておき、ここまでの「替え歌A~E」では、「パンダちゃんが主人公である」ということは、もはや言うまでもないだろう。


そしてこれまでご紹介して来た替え歌は、全て関東地方で流行っていたものである。


ところがこのガッチャマンの替え歌、関西地方では、なんと主人公はパンダちゃんではないのである。


では、「いったい主人公は何者なのか?」の答えがこちらになる(↓)。


「替え歌 F」

誰だ誰だ誰だ、ぼくのおやつを盗むやつ
白い翼のニワトリ
命をかけて飛び出せば
科学忍法焼き鳥だ
飛べ飛べないニワトリ
行け行けないニワトリ
地球は一つ、割れたら二つ
おお、ニワトリ、ニワトリ


なんとガッチャマンの替え歌、関西地方では主人公はパンダちゃんではなく、ニワトリだったのだ。


「なぜ、ニワトリ?」という気がしないでもないが、それを言うならパンダちゃんだって、「なぜ、パンダちゃんなのか?」ということになるだろう。


それによくよく考えてみたら、科学忍者隊ガッチャマンは、鳥のコスチュームを身に着けており、イメージとしてはパンダちゃんより、ニワトリの方がしっくり来るのだ。


特にリーダーの「大鷲の健」は白いコスチュームで、イメージとしては大鷲というよりは、むしろニワトリの方が近いかもしれない。


更にニワトリの種類まで言及するならば、個人的には「白色レグホン」を押したいと思う。


間違っても「チャボ」のような小さな可愛らしい種類をイメージしてはいけない。


大型でガッチリとした「白色レグホン」こそが、ガッチャマンのイメージにピッタリのニワトリなのだ。


それに全体の歌詞を見ても、パンダちゃんよりも、ニワトリの方がしっくり来るのが分かると思う。


ただ、「科学忍法焼き鳥だ」の部分だけは、ちょっと気になるところではある。


いったいどんな「科学忍法」なのかと、つっこまずにはいられない。


で、この西日本バージョンのニワトリの歌詞のものも、先にご紹介している東日本のパンダちゃんと同様に、歌詞には様々なバリエーションがあるようである・・・・・・。


私は小学生の頃、ガッチャマンの替え歌は、自分の周りで流行っているだけで、きっと同級生の誰かが作った替え歌なのだろうと、勝手にそう思い込んでいた。


ところが、大人になってから、こうしていろんな人に話を聞いてみると、どうやらこの替え歌は、全国的に流行っていた替え歌だったらしいという、衝撃的事実が判明した。


こんなバカバカしい替え歌が、全国区だったということも驚きだが、東と西で歌詞(主人公)が違っていたということもどうも気になる。


という訳で、次回はいよいよ大詰め、ガッチャマンの替え歌の裏に隠れる、背景について迫って行きたいと思っている。


どうでもいいが、こんなバカバカしい内容の替え歌について、3回も書くことになろうとは思っても見なかった・・・・・・。


(画像上、アジサイにはやっぱり雨がよく似合う。画像下、頭に泥をくっつけてツルタケが地上に姿を現した)




2021年7月 3日 (土)

「謎フレーズ探偵」ガッチャマンの替え歌 ①

Photo_20210702082901

「科学忍者隊ガッチャマン」をご存じだろうか。


このアニメを知っているという人は、きっと私と同じ昭和生まれの世代に違いない。

調べてみると、ガッチャマンの本放送は、1972年10月1日から1974年9月29日まで、フジテレビ系列で放映されていたようである。


ちなみに私がガッチャマンの放送を見ていたのは、恐らく年齢的にもその数年後のことだと思う。


ということは、どうやら私が見ていたガッチャマンは再放送だったようである。


本放送の頃のガッチャマンは、毎週日曜日の午後6時から6時30分の放送枠で放映されていたそうで、全105話の平均視聴率は、なんと約21%だったという。


これはアニメ作品としては、驚異的な数字だったと言っても過言ではないだろう。
当時、ガッチャマンがいかに人気だったのかがよく分かる・・・・・・。



ところで私が小学生の頃、ガッチャマンの主題歌の替え歌が流行っていたことがあった。


前述の通り、ガッチャマンは当時大人気のアニメ作品だったので、当時の子供はガッチャマンの主題歌を知らない者なんていなかったと思う。


だからこそ、替え歌の方も流行っていたのだと思う。


ところが流行っていたのはいいとして、ガッチャマンの替え歌には、歌詞に複数のバリエーションがあって、いったいどれが元になった替え歌だったのか、当時からすでによく分からない状態になっていた。


そんな訳で、今回は当時流行っていた、ガッチャマンの替え歌について、ちょっと振り返って見たいと思っている・・・・・・。


で、替え歌について語るには、まずはオリジナルであるガッチャマンの元歌(主題歌)を知っておかなくてはならないだろう。


そうしないと、どこがどう替え歌になっているのか分からないからだ。


そんな訳で、まずはガッチャマンの元歌(主題歌)がこちら(↓)。


「ガッチャマンの歌」

誰だ誰だ誰だ、空のかなたに踊る影
白い翼のガッチャマン
命をかけて飛び出せば
科学忍法火の鳥だ
飛べ飛べ飛べガッチャマン
行け行け行けガッチャマン
地球は一つ、地球は一つ
おお、ガッチャマン、ガッチャマン


どうだろうか、昭和生まれの人なら、頭の片隅に眠っていた記憶が、これで呼び覚まされたのではないだろうか・・・・・・。


そして、いよいよ本題の替え歌なのだが、前述の通り、当時ガッチャマンの替え歌には、複数のバリエーションがあった。


そこでまずは、私が今でも一番はっきりと覚えている歌詞のものを、最初にご紹介してみたいと思う。
これを仮に「替え歌A」とする。


「替え歌 A」

誰だ誰だ誰だ、僕のおやつを盗むやつ
黒いお目々のパンダちゃん
命をかけて飛び出せば
電信柱にぶつかって
飛べ飛べないパンダちゃん
行け行けないパンダちゃん
地球は一つ、割れれば二つ
おお、パンダちゃん、パンダちゃん


歌詞に目を通していただければ分かると思うが、ストーリーとしては、おやつを盗んだ「パンダちゃん」が、おやつの持ち主に見つかって、慌てて外に逃走し、電信柱に激突して、その衝撃で地球が割れた夢(?)を見ているという、なんともろくでもない歌である。


で、この「食べ物を盗むバージョン」の歌詞には、冒頭の「おやつ」の部分が、「弁当」になったり、「ラーメン」になったりするバリエーションがあった・・・・・・。


Photo_20210702083001

さて、どんどん行こう。
ここからは私の友人知人、その関係者にも情報提供してもらった歌詞になる。


「替え歌 B」

誰だ誰だ誰だ、うちの便所をのぞくやつ
白と黒のパンダちゃん
命をかけて飛び出せば
車にひかれてぺっちゃんこ
飛べ飛べないパンダちゃん
行け行けないパンダちゃん
地球は一つ、割れれば二つ
おお、パンダちゃん、パンダちゃん


歌詞に目を通していただければ分かると思うが、「替え歌A」よりも、パンダちゃんが「やべえやつ」になっていることが分かる。


なにしろ今回のパンダちゃんは、便所をのぞくという変態行為に及んでいるのだ。


「替え歌A」ではパンダちゃんは慌てて外へ飛び出して行き、電信柱に激突したぐらいで済んでいるが、今回は相当あせっていたのか、「車にひかれてぺっちゃんこ」になってしまっている。


そしてこの便所がらみの歌詞のものには、もう一歩、踏み込んだものがあったので、ご紹介してみたい。
それがこちら(↓)。


「替え歌 C」

誰だ誰だ誰だ、うちの便所にクソしたの
黒いお目々のパンダちゃん
命をかけて飛び出せば
電信柱にぶつかって
飛べ飛べないパンダちゃん
行け行けないパンダちゃん
地球は一つ、亀裂が入ればおけつ
おお、パンダちゃん、パンダちゃん


なんと今回のパンダちゃんは、勝手に人の家に上がり込み、便所でクソをしていたというのだ。


そしてその後、家の人に見つかって、慌てて外に飛び出して行き、電信柱にぶつかっている所を見ると、どうやらクソは流す暇がなかったらしい。


もっとも、そうでなければ、「うちの便所でクソしたの」が分かるはずがない。


そして、「地球は一つ、亀裂が入ればおけつ」などと、冗談を言っているところを見ると、今回のパンダちゃんは、電信柱にぶつかったものの、肉体的ダメージは少なかったようである。


さて、次回以降は、今回の続きと、ガッチャマンの替え歌の裏にある背景、そしてそもそもなぜ、主人公がパンダちゃんなのかについて、考察してみたいと思っている・・・・・・。


(画像上、里山の梅雨の花の1つ、ネムノキの花。画像下、里山では斜面への転落防止用にアジサイが植えられている場所が多い・・・・・・)



2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

にほんブログ村