「謎フレーズ探偵」天の神様の言う通り ③
これまでは、前回、前々回と、2回に渡り、「天の神様の言う通り」の5つの系統についてご紹介して来た。
ところが調査を進めて行くと、この歌には5つの基本の系統だけに留まらない、「複合型」のようなものが存在していることが分かって来た。
そしてこの複合型の歌詞には、複合型にしか登場しない「ワード」が出て来ることが分かったのだ。
そこでまずはその代表的なワードをいくつかご紹介してみようと思う。
そしてそれは次のようなものになる(↓)。
「複合型の歌詞にしばしば付けられるワード」
① 柿の種
② 玉手箱
③ ごはん粒
④ あぶらむし
⑤ 赤トンボ(白トンボ)
⑥ チョコレート
そして今回調査したものに関しては、この中でも「柿の種」の使用率が、なぜか他のワードに比べてずば抜けて高かった。
で、これらのワードが「天の神様の言う通り」の歌詞に、どのように関わって来るのかという話を、今からして行こうと思っている・・・・・・。
まず、複合型の歌詞は、「シンプル系」と「ミックス系」の2つに分けられる。
というか、分かりやすくするために、私が勝手にそのように分けてみた。
「シンプル系」というのは、前回までご紹介して来た5つの系統の歌詞の最後に、先程のワードが1つだけプラスして付けられるもののことをいう。
もう一つの「ミックス系」というのは、「A系統」+「ワード」+「B系統」というように、2つの系統の「つなぎ」の役割として、「ワード」が使われているもののことをいう。
文章で説明されてもイメージしにくいと思うので、実際の歌詞を例に上げて解説してみたいと思う。
「複合型・シンプル系」
どちらにしようかな
天の神様の言う通り
赤豆、白豆、さんど豆(系統)
柿の種(ワード)
上の歌詞のものは、「お豆系統」の歌詞の最後に、「柿の種」というワードがプラスされた、「シンプル系」の歌詞の例の1つになる。
ちなみに()内は分かりやすくするために付記したもので、歌詞とは全く関係がない。
「複合型・ミックス系」
どちらにしようかな
天の神様の言う通り
鉄砲撃ってバンバンバン(A系統)
柿の種(ワード)
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10(B系統)
こちらの歌詞は、「鉄砲系統」+「ワード(柿の種)」+「数字系統」の構成になっている、ミックス系の1つの例である。
こちらも()内は分かりやすくするために付記したもので、歌詞とは全く関係がない。
ちなみに「ワード」は必ずしも、「A系統」と「B系統」の間に入る訳ではなく、最初に来る場合や、最後に付けられる場合もあるようだ。
ただ、今回調査したものに関しては、間に入るものがほとんどだった・・・・・・。
そしてこのワードの使い方には例外もある。
通常は「ワード」は1つだけ使われることが多いのだが、「呪文系統」のフレーズのようにシンプルで短い系統の後には、「ワード」が2つ3つ使われることもあるのだ。
その1つの例がこちらになる(↓)。
「呪文系統+ワード+ワード」
どちらにしようかな
天の神様の言う通り
なのなのな(系統)
赤トンボ、白トンボ(ワード)
柿の種(ワード)
また、「呪文系統」のフレーズはシンプルで短いため、「ワードの代用」のようにして使われることもある。
この場合、今回調査したものに関しては、通常のワードは使われず、「系統」+「系統」の構成になっていることが多かった。
そしてその1つの例がこちらになる(↓)。
「鉄砲系統+呪文系統」
どちらにしようかな
天の神様の言う通り
鉄砲撃ってバンバンバン
もひとつおまけにバンバンバン(系統)
なのなのな(系統)
この場合の「なのなのな」は、「柿の種」のような、ワードの代わりに使われていることが分かる。
なのでこの後に、「ミックス系」のように別の系統が続くこともある・・・・・・。
では、「天の神様の言う通り」の歌詞の構成は、なんでこうも複雑になっているのだろうか。
じつはこの疑問について、色々な人に話を聞いてみると、みんな口をそろえて、「数合わせだと思う」と言うのだ。
そもそも、「天の神様の言う通り」という歌は、今すぐにどちらにするのかを決めなくてはならない状況で、自分では即決出来ないので、「神様」にどちらにするのかを決めてもらおうという趣旨の歌である。
だから2択の場合もあれば、3択、4択など、状況によって、数は様々だと思う。
で、「どちらにしようかな」と、指を順番に指して行きながら、最終的に指が止まった所に決定されるということになる訳だ。
ところがフレーズも終わり近くになって来ると、どこで止まるかがだいたい予想出来るようになって来る。
そこで自分の望まない所で止まりそうになった時、急遽ワードを1つ足して、それを回避するのだ。
そしてそれでも足りない時には、「ええい、別系統のフレーズをもう1つくっ付けてしまえ!」ということで、歌詞の構成がどんどん複雑になって行ったというのが真相らしい。
ちなみに鉄砲系統の歌詞に追加で付けられる、「もひとつおまけにバンバンバン」や、放屁系統の歌詞に追加で付けられる、「もひとつおまけにぷっぷっぷ」なども同様の目的がある。
一応は歌詞の終わったところで、「決定」されることになってはいるのだが、これで本当に「天の神様の言う通り」になっているのか、一度「神様」にちゃんと聞いてみたいところだ・・・・・・。
(画像上、園芸品種の赤いマンサクが見ごろになった。画像下、春を待つシナサワグルミの冬芽葉痕)






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