中国のビックリ人間
最近ではほとんど見ることがなくなってしまったが、昭和のテレビ番組では、「ビックリ人間」がしばしば特集されていた。
そんな「ビックリ人間」の常連だったのが中国人だった。
「ビックリ武術」と銘打たれた彼らは、中国河南省の嵩山(すうざん)、あの有名な少林寺の周辺に伝わる、武術少林拳の使い手だという・・・・・・。
まず、挨拶代わりに紹介されたのは指逆立ち。
手の平ではなくて指を立てて逆立ちをするという。
見ているだけで、思わず「痛ててててて・・・!」と声が出て、指が「ボキッ!」と折れそうなパフォーマンスである。
念のため、自分の指が折れていないかさすってみるが、指逆立ちをしている人を見ているだけなのだから折れるわけがない・・・・・・。
次に紹介されたのは、「石頭突き割り」。
これは読みようによっては、「いし、ずつきわり」とも、「いしあたま、つきわり」とも読むことが出来る。
さて、いったいどちらが正しいか・・・、と答えを知りたいと思うが、これについては、はっきり申し上げて、どちらでもいいと思う・・・・・・。
パフォーマンスとしては、大きな石を頭突きで割ってみせるだけである。
石を頭突きで割るということは、当然のことながら、演者の頭も石頭に違いない。
ということは、どちらも正解ということになるだろう・・・・・・。
続けてご紹介するのは、彼らのメインイベントともいえるほどの大技である。
まず、上半身裸の1人の男性が台の上に横になる。
そして、彼の上半身の上に大きな剣山を複数セットする。
さらにその上にもう1人、上半身裸の男性が横になる。
続けて、その上(腹)に平らな石をセットする。
そして仕上げとして、もう1人の男性が巨大なハンマーで、平らな石を思いっ切りぶっ叩くのだ。
「名付けて、剣山サンドイッチ石叩き」などと、ふざけたナレーションが入っていたが、もしこれが本当ならば、笑い事ではないのは、誰が見ても明らかだった。
あまりの衝撃映像に、「血が吹き出すんじゃないかと思って、チャンネルを変えちゃったよ」という人も少なくなかったようだ・・・・・・。
最後にご紹介するのは、見るからに苦しそうなパフォーマンスだ。
まず、1人のおっさんがフレームイン。
そして台の上に準備されていたおがくずを口いっぱいに詰め込み始める。
もう、入らないだろうというくらい、おがくずを口に含んだおっさんの頬は、まるで怒ったハリセンボンのごとく、パンパンにふくらんでいてる。
何が楽しくてそんなことをしているのか、全く理解出来ない・・・・・・。
そして、おっさんが何やら自分の口を指し示していたと思ったら、驚くべきことに、おっさんの口から、モクモクと煙が立ちのぼり始める。
思わず、口いっぱいに煙草を咥えたおやじが、もうもうと煙を上げながら、煙草をふかすパフォーマンスを思い出してしまった・・・・・・。
で、おがくずのおっさんだが、クライマックスが迫っているらしく、「こっちを見ろ、こっちを見ろ」と、身振り手振りでアピールして来る。
そしてついにこのおっさん、何と口から火を吹くのである。
その様子を見ていると、口の中のおがくずは、真っ黒な燃えかすになっていく・・・・・・。
おっさんは全てのプログラムを終えたらしく、ドヤ顔で拍手を求めていたが、視聴者が感じていたのは、驚きや感動ではなく、咳き込みそうな息苦しさと、何とも後味の悪い、いや~な気分だけだった。
私は何だか無性にサイダーが飲みたくなった・・・・・・。
(画像上、斜面への、転倒、転落防止用に植えられているアジサイ・・・・・・。画像下、林縁で偶然出会ったテングタケの親子・・・・・・)




















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