カテゴリー「聞き間違え」の記事

2026年6月17日 (水)

妙に疲れた1日・・・

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私は10時、12時、15時に、きっちり休憩を取れる仕事をしているわけではないので、長時間休憩を取らずに仕事をすることも少なくない。


だから休めるときにしっかり休まないといけないので、時間に余裕がある時は仮眠を取ることにしている・・・・・・。


その日、私は仕事のパートナーの里帆さんに、「〇時頃に起こしてね」と告げて眠りについた。


起こしてもらうので文句は言えないが、じつは以前、里帆さんに起こしてもらうようお願いをして、眠りについていたところ、里帆さんも机に突っ伏して眠ってしまっていたらしく、30~40分仮眠を取る予定だったのが、なんと1時間半も眠ってしまっていたことがあった・・・・・・。


だから私はちょっと心配だったのだが、その日の里帆さんはきっちりと、定刻に起こしに来た。


そして私は里帆さんに声を掛けられることになるのだが、その言葉にギョッとして目覚めることになる・・・・・・。


里帆さんは仮眠室に入って来るなりこう言ったのだ。


「ねぇ、うんこしていい?」


私は眠気が一気に吹き飛び、里帆さんに、「早く行って来なよ!」と血相を変えて言っていた・・・・・・。


すると里帆さんは、その言葉とは裏腹に、妙に落ち着いた様子で、「はい?どこへですか?」と聞いてきた。


「どこへってトイレに決まってるだろ」と言ったところ、「私べつにトイレなんて行きたくないですよ?」という。


じゃあ、何でさっき、「うんこしていい?」なんて聞いたのさと聞いたところ、「私そんなこと言ってないですよ。もう、起こしていい?って聞いたんです」というではないか。


私は里帆さんが便意に耐えながら、起こしに来たんじゃなくて本当によかったと、「ホッ」と胸を撫で下ろしていた・・・・・・。


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里帆さんは、「少し早めに起こしに来たので、時間まで休憩室に行きましょ」というので、着いて行くことにする。


里帆さんはずっとテレビを見ていたらしく、テレビが点けっぱなしになっていた。


すると里帆さん、テレビの画面を指さして、「ああ、そうそう、この娘たちすごいんですよ」という。


インタビューを受けている少女たちは、ごく普通の女の子にしか見えず、高校生と中学生といったところか・・・・・・。


そこで何がすごいのか里帆さんに尋ねると、「なんと!助平姉妹なんです~」と、信じられない答えが返って来た。


「真面目そうに見えるのに、じつはむっつりスケベなのか・・・・・・」と、ひとり言をつぶやいていたら、「何いってるんですか。助平姉妹じゃないですよ!スケボー姉妹ですよ、スケボー!」というではないか。


冷静に考えてみれば、全国放送のテレビ番組で、真っ昼間から、ただの助平な姉妹を紹介するわけがない。


そして間髪を入れずに里帆さんが、「なに残念がってるんですか」と突っ込みを入れて来たところを見ると、どうもその時の心情が顔に出ていたらしい・・・・・・。


私は自分では喜怒哀楽が顔に出る方ではないと思っていたので、少々ショックを受けていた。


私は里帆さんの、「何だか曇って来たけど雨降らないですよね?」という問いに、「う~ん」などと、生返事を返しつつ、どうやったら、その時の気分を顔に出さずに、その場をやり過ごせるかを、自分の顔を撫で回しながら考えていた・・・・・・。


すると突然里帆さんが、「あ、ヨードチンキだ!」と声を張り上げた。


私は何のことか分からず、「ヨードチンキ?」と里帆さんの顔を見た。


里帆さんは私のその様子を見て、「へ?」という顔をしていたので、「いま、ヨードチンキだって言ったよね?」と聞くと、里帆さんは笑いながら、「ちょうど天気だって言ったんです」と言いながら、テレビの天気予報を指さした。


その後、私たちは、「じゃあ、ヨードチンキって何だっけ?」という話になり、ネット検索までする羽目になったのだった。


仮眠を取ったのに、なんだかいつもより疲れた気がする・・・・・・。


(画像上、ワインレッドの印象的なアジサイの花・・・・・・。画像下、高木なので、花が咲いていることに気付きにくいが、タイサンボクも梅雨時に咲く花だ・・・・・・)



2026年1月 7日 (水)

レポーターとかみ合わない話

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私はテレビを見ている時は、平行して何かをしていることが多い。


例えば本や雑誌を読んでいたり、スマホを見ていたり、ネコと遊んでいたり、その時によって様々だ。


「それではテレビを見ているとはいえないんじゃないか?」と思われるかもしれないが、テレビの音声はちゃんと耳で追っているので、見たい場面になったら、テレビの方へ視線を向ける。


逆に自分にとって、どうでもいい場面では、なんとな~く聞いているので、出演者が何といっているのか、聞き取れなかったり、聞き間違えることが多い・・・・・・。


その日、私は仕事の休憩時間にテレビの音声に耳を傾けつつ、雑誌をペラペラとめくっていた。


どうやらテレビでは観光地のレポートをしている様子だった。


私にとっては特別興味のある話題ではなかったので、視線は雑誌のページに落としたまま、テレビの音声をなんとなく聞いていた・・・・・・。


するとテレビのレポーターは、「まず、私が驚いたのは、このあたり、意外なくらい、ハイハイのかたが多いんですね」といった。


「ハイハイのかた」とはいったいどんな人のことを指しているのだろうか。


一瞬、おかしな表現を使うレポーターだなと思ったのだが、「ハイハイをする人」といえば、赤ちゃんしかいないではないか・・・・・・。


私は視線を雑誌に落としたまま、いっしょにテレビを見ている里帆さんに、何気なく、「そんなに赤ちゃんが多いんだ?」とボソッと聞いた。


里帆さんは弁当を食べていたので、たまご焼きを口に頬張りながら、「はい?」と聞き返してきた。


そこで私は、さっきレポーターが、「ハイハイのかたが多い」って、いってたじゃんと説明をした。


すると里帆さんは、「ハイハイのかたじゃなくて、海外のかたっていってたんですよ」と、手で口元を隠しながらいった。


なんだそういうことかと、一人納得していると、テレビのレポーターは、ここぞとばかりに、さらにたたみかけて来た・・・・・・。


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「それではこちらの、普段はドンペリのパイプをされているというかたに、お話を伺いたいと思います」


ドンペリのパイプとはいったい何のことだろう。


合法なものならいいが、言葉の響き的には、かなりやばそうな感じがする。


そこで私はすぐに里帆さんに、「ドンペリのパイプなんて、テレビでいっちゃっていいのかね?」と聞いた。


「はい?」


だから普段はドンペリのパイプをされているって、いってたじゃん。


里帆さんはミートボールを口に頬張りながら、「ドンペリのパイプってなんですか?レポーターの人は、コンビニのバイトをされているっていったんですよ」といった・・・・・・。


レポーターはそのバイトくんに、さらにインタビューを続けていて、「もしかして、学生さんですか?」と聞いた。


するとバイトくん、「坊さんです」と衝撃のひと言をいい放つ。


私は反射的にテレビの画面を見たのだが、彼は髪の毛を剃っていないし、どう見ても普通の学生という印象だ。


私は思わず里帆さんに、「あいつ、坊さんだってよ!」といっていた・・・・・・。


すると里帆さん、口に入れていたミニトマトを、「スポン!」と発射。


ゲラゲラ笑いながら、「坊さんじゃなくて、高3ですっ!」と、私に何とか告げると、飛び出したミニトマトを、笑いながら探し始めた・・・・・・。


ところでこのバイトくん、流暢な日本語を話してはいたが、日本人でないことは明らかだった。


そして恐らく多くの視聴者が気になっていたであろうそのことを、レポーターがついにバイトくんに聞いてくれた。


「どちらのご出身ですか?」という問いに、バイトくんはこう答えた。


「完全ちんちんです」


私は慌てて里帆さんにそのことを尋ねた。


すると里帆さんは、飲みかけていたお茶を見事な霧状にして吹き出し、私にバイトくんは「アルゼンチン人」であると教えてくれたのだった。

 

その後、休憩所を掃除するのを手伝わされたのは、もはやいうまでもない・・・・・・。


(画像上、ハルサザンカが見ごろになった・・・・・・。画像下、寒に入り、連日霜柱が立っている・・・・・・)



2025年11月19日 (水)

聞き間違えが多い一日

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ある日、里帆さんといっしょに、仕事でちょっと出掛けることになった。


私は持ち物といっても、カバン1つだけなので、先に準備を済ませて、里帆さんを待っていた。


里帆さんは持って行く書類をプリントアウトして、ファイルに入れたりと、せわしなく動き回っていた。


そして、自分のデスクでボーッとしている私に向かってこういった。


「わたし、まだ毛が生えてないんで、もう少し待ってて下さい」


一瞬、「は?」と思ったものの、とりあえず、「ああ、そんなに慌てなくていいよ」と答えておいた。


それにしても、「毛が生えていない」とは、いったいどういう意味なのか。


そして、額面通りの意味だとして、いったいどこの毛が、「まだ生えていない」というのか。


それに30代半ばにもなって、「まだ生えていない」毛があるとも思えない。


もっというなら、少し待っていれば生えて来る毛ってなんだよという話である。


そんなことをあれこれ考えていたら、里帆さんが、「お待たせしました!」とやって来たので、思わず「もう、生えたの⁉」と聞いてしまった。


里帆さんは「はい?」と面食らったような顔をしているので、「まだ毛が生えていないから、もう少し待っててくれっていってたじゃん」と聞き返した。


すると、里帆さんは爆笑しながら、「毛が生えていないじゃなくて、着替えてないっていったんですよ」といった。


だから正しくは、「わたし、まだ着替えてないんで、もう少し待ってて下さい」だったのだ。


反射的に、「どっ、どこの毛?」などと聞き返さなくて、本当によかったと思う・・・・・・。


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で、自分でもびっくりなのだが、じつはこの日のエピソードは、これで終わりではなかったのだ。


仕事を終えて、帰り道を2人並んで歩いていると、突然里帆さんがスーパーの前で立ち止まり、「わたしちょっとパンティーを買って帰りたいから、ちょっとつき合って下さい」といいだした。


「えぇ~~~っ?」と思うと同時に、「まさかこの私に選ばそうとしているんじゃないだろうな?」という疑惑がふつふつと沸き始めていた。


そうでなければ、わざわざ自分の下着を買うのに、この私をつき合わせようとするわけがない。


「ちょっと買いたいものがあるんで、先に帰ってて下さい」といえば済むことだ。


と、そんなことを考えている間にも、里帆さんはズンズン店の奥へ入って行く。


「ちょっと待ってよ、心の準備というものが・・・・・・」と思っていると、里帆さんは突然立ち止まり、なぜかシャンプーのボトルを手に取って、「どっちにしようかな・・・・・・」などと、のんきなことをいっている。


そこで私は、「シャンプーも買うの?」と里帆さんに聞いた。


すると、里帆さんは、「シャンプーも・・・って、シャンプーを買いに来たんだから、当然じゃないですか」というではないか。


え?だってさっき、パンティーを買って帰るっていってたじゃん。


「やだぁ、くろねこさん。わたしパンティーなんて、ひと言もいってないですよ。シャンプーっていったんですよ、シャンプー」


両手にシャンプーをわしづかみにしたまま大笑いしている女を、「何事か?」という表情で見つめている客のおばさんが、なんだかとても印象的だった・・・・・・。


(画像上、里山ではノコンギクがあちこちで咲いている・・・・・・。画像下、里山の紅葉の見ごろは12月上旬頃か・・・・・・)



2025年9月17日 (水)

人の名前を聞き間違えた話

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▲道端で彼岸花が咲き始めていた。彼岸花は毎年、お彼岸が近くなるときっちりと咲き始める自然の暦だ・・・・・・。

仕事で移動中、のどが渇いたので、ちょっとコンビニに寄って行こうということになった。


自動ドアが文字通り自動で開いたので、私たちは何も考えずに店内へと足を運んだ・・・・・・。


すると間髪を入れずに、「ウクライナさ~ん、ちょっとこっち手伝って~!」という声が聞こえて来た。


どうやら品出しをしている店員が、カウンターの中にいた「ウクライナさん」に声をかけているようだ。


私はウクライナさんというから、てっきり外国人なのだろうと思っていたのだが、カウンターから走って出て来たのは、どう見ても純粋な日本人だった。


私はそれを見て思わず、「え~~~⁉」といってしまいそうになるのを、必死にこらえながら、同僚の里帆さんに、「ウクライナさんなんて変わった名前だよな?」と話しかけた。


すると里帆さんは、「え?」という顔をした後に、「何のことです?」と、逆に私に聞いて来た。


だからさっき、「ウクライナさん、手伝って~」と声をかけられて、あの店員がカウンターから出て来たじゃんと、身振り手振りで里帆さんに説明する。


里帆さんはたいして距離もないのに、私が「ウクライナさん」に指をさしていることを気にして、「ちょっとやめてくださいよ、聞こえますよ!」と小声で言って、私の人差し指を下げさせた・・・・・・。


じゃあ、里帆さんは、ウクライナさんなどという日本人が目の前にいる現実を、不思議に思わないのだろうか?


さらにいうなら、「ウクライナ」なるみよじは、漢字でどう書くのか、疑問に感じないのか?


すると里帆さんは、「くろねこさん、あの人、ウクライナさんじゃなくて、奥平(おくだいら)さんですよ」とボソリといった・・・・・・。


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▲目を凝らして探さないと、どこにいるのかさっぱりわからないショウリョウバッタモドキ。動きも機敏で葉裏にサッと隠れてしまう・・・・・・。

え~、だってさっきは、確かに「ウクライナさん」っていってたじゃん。


「いいえ、最初から奥平さんっていってましたよ」


そりゃ、里帆さんの聞き間違いだ。


「この期に及んで、まだいいます?」


私は里帆さんに引っ張られながら、何も買わずに店を出ることになった・・・・・・。


途中で品出し中の店員2人の前を通過して来たのだが、「ウクライナさん」の名札には、確かに「奥平」と書かれていて、私はひとり驚いていた。


そして店員2人は、私たちの様子を横目で確認しながら、少し半笑いだったような気がする・・・・・・。


そしてこの他にも私は過去に人の名前をよく聞き間違えていて、橋岡さんや竹園さんのことを「タピオカさん」。


りゅうじくんのことを「ミュージック」。


沢村さんのことを「303(さんまるさん)」だと思っていたことがあった。


そしてその都度、仕事でいっしょに行動することの多い里帆さんの手を煩わせることになるのである・・・・・・。


沢村さんのことを、「303(さんまるさん)」と聞き間違えたときは、「もはやそれって、一昔前の囚人じゃないですか」と里帆さんに呆れられた。


沢村さんにたいへん失礼なのは、もはやいうまでもない・・・・・・。


さらに極めつけは、ヘミングウェイのことを「セミ男」と聞き間違えた時だ。


これについては、べつに仕事で会う人物とかではないので、どうでもいいのだが、「いったいどこをどう間違えたら、そんなワードが出て来るんですか?」と、里帆さんに大笑いされたものである・・・・・・。



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